エンジン取り外し
四半世紀お疲れ様・・・・。
ヤンマーYA8には引退して頂く事になりまして、エンジンを引っこ抜きました。
作業は専門業者さん(マリンエクセルさん)にお願いしていて、私は見学見学! そして換装は決定しているのですから壊したって構わない訳で。。。。現状ではクランクシャフトが全く回りませんので、その理由を確かめるべく船上分解してみました。壊していいんだから気楽なもんです。
クランクシャフトの回らない原因は大概「錆」だといいます。排気口は即海水環境に通じていますし錆びやすい環境ですので仕方ないですね。
そこで、まずヘッドをはぐってみました。カムカバーを外すと、この時点でバルブがサビサビ。あちゃ、ご臨終・・・・・。プラハンでコンコン叩くとようやく少し動きましたが・・・あらら、排気口から水が出てきます。シリンダ内に水回っちゃっていたみたい・・・。
これがヘッドを外した後の写真です。ピストンはシリンダにビッタリ張り付いていました。海水経路も心筋梗塞起こす直前って感じですねぇ・・・・。3年前までは元気に動いていたらしいのですが・・・。ヨットにとって3年の放置は死を意味するんだと改めて実感しました。
そしてこれがエンジンを引っこ抜いた直後の機関室です。エンジンマウントは錆の為に原型無くなっていました。反面、スタフィングボックスの金物は生きていましたが、樹脂系のチューブはどれも崩壊寸前でした。
それと、エンジンをどうやって外すんだろう??と興味がありました。YA8って横型エンジンで幅が凄く広く、機関室の入り口をすり抜けるのが非常に難しそうと感じていました。一体どうやるんだろう・・・・?そしたらやはり機関室内で一部をばらし、一度人力(!)でキャビン内に引っ張り出し、キャビンからユニック使って船外に出されていました。 人力でエンジン動いちゃうことにちょっと驚きました。。。。(その後、新エンジンの1GMを入れる際に私も手で抱えて移動できるのか試してみたら、短距離なら何とかなるのが判りました)
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