出航! だが・・・・!!!!
今年の夏休みは無し!はぁぁぁぁ~~~
夏だというのに長距離出航はおろか、デイセーリングもままなりません。
そこで夏が去らぬうちに、昨日お昼~夕方にかけて若洲沖に行って来ました。
桟橋を離れる時には南の風11kt。海上だとどうかなぁ?ジェノア使えるかな??と、一応期待をこめてジェノアをセットして海に向かいました。
だが海上は平均18kt。時折20kt超えてます。揺れるデッキでジェノア片付けてレギュラージブを取り出しセッティングしました。
セールチェンジの苦労の甲斐あり、レギュラー+フルメインで快走快走!!!やっぱいいですなぁ、海は!
そうしていると、後ろからボート時代からの仲間のA艇長率いるSD号が出現。数年前に大型クルーザーからヨットに転向され、このところ夢の島の定例レースで上位入賞をちょくちょくされている方です。つい最近ハルをパステルイエローに全塗装され、セールはケブラー(?)のバリバリレースセール。遠目で見ていても「SD号!」と一発で判るオリジナリティある艇になっています。
そのSD号、一人でモタモタと上っている私の周りを帆走にて自由自在に切り返ししながら回っています。その様子はさながらフネにたわむれるイルカのようです。
その後、一気に真横を追い抜いていかれました。。。。傍目から見ていてもクルーの動きが凄い・・・。いやー、かっちょええ。。。。
それにしても、こういう一幕が「やっぱ海はいいなぁ」ってな感じで快走快走!
そんな感じでレギュラー+フルメインで時折40度のヒールをする痛快クローズホールドを楽しみ帰路に着きました。
が!!!!!!!!!!!!!!事件発生!!!!!!
エンジンが始動しない!!!!!!!!!!
キーを入れるとピーという音はするものの、スタータースイッチを入れてもウンともスンとも言わない。。。あっりゃーーーー???
場所は荒川の首都高湾岸線のすぐ手前。結構通行するフネは多いし、今日は流れも強い。そのまま放置すると危険なので取敢えずオーパイをセットし、安全な水域に向けて帆走セットをし、エンジンルームに潜りました。
が!!!こういう時に限って工具が無い!!!
丁度車にカーナビを取り付けている最中で、車に工具箱一式を置いてきてしまったのです。残っているのは
ソケットレンチのコマはあるけどハンドルがない!
とか
インチスパナはあるのにミリスパナがない!
とか
テスタリード棒があるのにテスタ本体がない!
とか、、、まぁ、屁の役に立たぬものばかり。。。。
とりあえずドライバーはあったので、スイッチパネルを分解してみる。スタータースイッチの不良を考え、根元をドライバーの柄で短絡。だが掛からぬ。
スイッチパネルの警告音は鳴っているので、問題ないとは思うのだが念のためにエンジン本体についているヒューズを確認。。。切れていなくOK。
次にスターター内部の錆による電磁スイッチ動作不良を考え、スターターケースをドライバーの柄でひっぱたきながらスタータースイッチをオン。だが掛からぬ。
あとはスターターのソレノイドリレーかと思い、スターター大端子を短絡させてみようと思うのだが、ペンチ類などもなく、ケーブル等も無い。工具ないとどうにもならん!ここでお手上げ。
ってことで漂流決定!快走快走・・・
一度デッキに出て「さてどうするか」。。。しばし考えてみました。
セーリングは出来るのだから、このままマリーナまで帰っちゃおうか・・・?しかし、途中で「新砂水門」なる非常に狭い水路&水門があり、ここは今の時間は結構混んでいる筈・・・。場合によっては土砂運搬船が水路ギリギリをかすめて通る可能性もある・・・基本的に帆走禁止の場所だし・・・。まあ、とどのつまり怖いなと。
BAN呼ぼうか???だが、陸までは目と鼻の先だしなぁ・・・
結局マリーナに電話掛けて「すんません・・・引っ張ってください・・・・」とお願いしました。
そしてすぐに救助艇が駆けつけてくれて引っ張ってくださいました。感謝感謝。
引っ張られるとセールダウンしているのに無音でスピードが出る。おお快走快走!
マリーナにつくと、自分の桟橋にスタッフが何人もお出迎え。感謝感謝感謝。
それにしても、「ちょっと出るんだけだから○○はいいや」という甘えは許されないなと、改めて身をもって基本の大切さを感じた日になりました。最低限の工具積んでおかないと命に関わりますな・・・・。
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