スルハル金具が二つあるのは・・・
まる坊様よりコメント頂きました「スルハル金具が二つあるのは何故?」の理由ですが、一つはエアコンの冷却水出口です。そしてもう一つはビルジポンプの出口です。
まる坊様がご指摘の通り、エアコンドレン水はそんなに出るものではありません。が、、、気象条件によると凄い量が出るみたいです。家庭用除湿機などのカタログを見ると、「1日30リットルの除湿」と書いてあったり・・・。で、実際にドレン用に用意した1リットルバケツが1時間以内に満タンになる日もありました。結構出ることは出るみたいです。
ですが、ビルジポンプから見たら所詮結露水。すずめの涙の量ですよね。正直この量にビルジポンプは容量が大きすぎと感じます。だが、ビルジポンプのカタログを見ると、一番小さいものでもホースサイズが15~18mmなんですね。ハルに15mm用の穴を開けるぐらいならビルジポンプの汎用サイズの18mm用を開けてしまえ!そして万が一の多量のビルジが発生した時には本来のビルジポンプとしての役目をさせてしまえ!! そういう考えからエアコン海水ドレンと同じサイズの穴を開けることになりました。
尚、このビルジポンプの設置ですが、実はこのエアコンを搭載するに最後まで苦労した部分でした。それはまた追ってアップさせて頂きます。
あと、ビルジポンプホースの配管ですが、ボートと違いヨットはヒールしますので、舷側に出口をつけたらヒール中は水面下になります。よって逆流の可能性があります。そこでホースはガンネルよりも高く立ち上げました。更にチェックバルブを入れて一方通行にしました。
これがチェックバルブです。樹脂ボールとステンスプリングにて水の通りは一通となります。お値段3000円ぐらいでした。
尚、今回ビルジポンプを選ぶ際に次のことに留意しました。
- 動いている時でも無音に近い・・・インペラ式はNG。寝ている時に一定時間ごとに「ぐおーーーーーん」とやられた日には。。。笑。
- フロートスイッチが簡単確実な構造になってる・・・ゴミが絡んでONになりっぱなしなどを避けたい。結構ありがちなトラブル。
- 安く、しかも修理が簡単・・・ビルジポンプは所詮使い捨てと思っているので・・・。
最初、一番メジャーな「ルール」のポンプにしようかと思ったんですが、ウエストマリンカタログに新製品としてジョンソンの新型ポンプが載っていました。
これがそうです。オートビルジスイッチが電子式になっていてます。しかも待機時の消費電力は無視できる程度。フロートスイッチと違い可動部分が無いのでゴミなど絡む心配がなさそうです。そして、簡易式ではありますがチェックバルブも内蔵しています。そして一番の特徴としてモーター部分が工具なしで取替え可能な事です。
これが予備のモーターカートリッジです。ポンプ羽根・モーターがアッセンブリーになっていて、壊れた時はこれをそっくり交換する形になっています。しかもこれがお安く1500円程度なんです。ポンプ自体も5~6000円ぐらいでしたでしょうか。WMナンバーで10204147です。実際に使ってみて、安いし、静かだし、動作確実だし、フロートスイッチが一体式なので取り付けが非常に楽だし・・・・コイツは売れるぞ!という予感がしました。
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