ITクルーズ ~AIS~
先日、レーダーを導入しました。現在免許申請待ちなので、まだレーダー機能は使用することが出来ないのですが、一足先に「AIS」を使用してみました。
私を「IT航海計器の魔の道」に誘い込んでくれたのは友人のO船長。その彼が本日出航するので遊び行こうと誘ってくれたのですが、生憎、本日午前中は仕事で断念・・・。 そこで、午後よりヨットに行き、港に係留中の自分の船の中で彼の動向を探ってみようと思いました。笑。
何故動向が探れるかというと、なんと彼の船はプレジャーボートでありながら「AIS送信機」を装着してるんです。ヲタクだねぇ~~~~(目くそ鼻くそ???笑)
そして・・・彼の船を発見。
赤い矢印の付いたアイコンが彼の船です。このアイコンを選択し、プロパティを見てみると
このような感じで詳細情報が出てきます。
さてさて、AISの話題に戻りますが・・・・
現在、本船と呼ばれる船にはAIS送信機の装着が義務ずけられています。実際に海に出てみると「こっちが保持船だろうがなんだろうが、向こうに回避行動をさせるには気の毒すぎる」と感じるサイズの船は必ずこの電波を送信しています。上の写真を見ていただくと判りますが、「行き先」データも送信されていて、その本船が何処に向かっているのかも判るようになっています。
但し、この行き先データはちょっと不確定要素多すぎなので信用出来ないです。出航時に船員がデータ入力しないと表示されないので・・・前のレグのデータのままだったり、何も入力しなかったり・・・という感じ。一方、「速度・針路」は絶対間違っていないようです。単純に船のジャイロコンパスのデータを外に流しているだけですので。とは言っても、この行き先データも不確定でありながらも凄く役に立ちますけどね。
さて、このAISの凄いと思うところですが・・・・・・双眼鏡でも視認出来ないような距離から本船の動向が判るのです。勿論、そんな距離から回避行動を起こす必要がある海域じゃなければ不要だと思いますけどね。でも東京湾では本当に役にたちます。
東京湾で遊んでいる方なら何度も経験あると思いますが、本船航路横断前には本船の姿が無かったのに、横断中に本船を発見して、航路ど真ん中でニアミスしてしまった・・・。これってヨットの速度・本船の速度・航路の幅の距離を考えると当たり前に起こる事なのですが、、、、、AISがあると運を天に任せなくても確信持って航路に入る事が出来るようになりました。大変使えるヤツという感じです。
もしご興味ある方は、今や海外個人輸入なら僅か数万円でAIS受信機買えちゃう時代になりましたので、1~2回呑みに行くのを抑えてゲットお勧めしちゃいます。
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