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2010年6月

2010年6月27日 (日)

ITクルーズ ~AIS~ 

先日、レーダーを導入しました。現在免許申請待ちなので、まだレーダー機能は使用することが出来ないのですが、一足先に「AIS」を使用してみました。

私を「IT航海計器の魔の道」に誘い込んでくれたのは友人のO船長。その彼が本日出航するので遊び行こうと誘ってくれたのですが、生憎、本日午前中は仕事で断念・・・。 そこで、午後よりヨットに行き、港に係留中の自分の船の中で彼の動向を探ってみようと思いました。笑。

何故動向が探れるかというと、なんと彼の船はプレジャーボートでありながら「AIS送信機」を装着してるんです。ヲタクだねぇ~~~~(目くそ鼻くそ???笑)

そして・・・彼の船を発見。

Aisp1000881

赤い矢印の付いたアイコンが彼の船です。このアイコンを選択し、プロパティを見てみると

Aisp1000883

このような感じで詳細情報が出てきます。

さてさて、AISの話題に戻りますが・・・・

現在、本船と呼ばれる船にはAIS送信機の装着が義務ずけられています。実際に海に出てみると「こっちが保持船だろうがなんだろうが、向こうに回避行動をさせるには気の毒すぎる」と感じるサイズの船は必ずこの電波を送信しています。上の写真を見ていただくと判りますが、「行き先」データも送信されていて、その本船が何処に向かっているのかも判るようになっています。

但し、この行き先データはちょっと不確定要素多すぎなので信用出来ないです。出航時に船員がデータ入力しないと表示されないので・・・前のレグのデータのままだったり、何も入力しなかったり・・・という感じ。一方、「速度・針路」は絶対間違っていないようです。単純に船のジャイロコンパスのデータを外に流しているだけですので。とは言っても、この行き先データも不確定でありながらも凄く役に立ちますけどね。

さて、このAISの凄いと思うところですが・・・・・・双眼鏡でも視認出来ないような距離から本船の動向が判るのです。勿論、そんな距離から回避行動を起こす必要がある海域じゃなければ不要だと思いますけどね。でも東京湾では本当に役にたちます。

東京湾で遊んでいる方なら何度も経験あると思いますが、本船航路横断前には本船の姿が無かったのに、横断中に本船を発見して、航路ど真ん中でニアミスしてしまった・・・。これってヨットの速度・本船の速度・航路の幅の距離を考えると当たり前に起こる事なのですが、、、、、AISがあると運を天に任せなくても確信持って航路に入る事が出来るようになりました。大変使えるヤツという感じです。

もしご興味ある方は、今や海外個人輸入なら僅か数万円でAIS受信機買えちゃう時代になりましたので、1~2回呑みに行くのを抑えてゲットお勧めしちゃいます。

2010年6月24日 (木)

出港~~~~~!

梅雨の晴れ間に恵まれ、行き先無き不定期便Adagio号出港。

南の風8kt程度。波はゼロに近い。ちょっと穏やか過ぎるほど。

P1000831_001_2

久々にフルメイン・フルジブでの航行。

今日は余裕があるので、綿密なセイルトリムに挑戦してみたが・・・・

船長が鈍感なのか、船が鷹揚なのか・・・・ほとんど船速変わらず。余りに反応らしき反応が無いので途中で匙を投げる。

セイルトリムは適当な状態にし、舵はオーパイに任せ、しばしバウで風と波の音を楽しむ。

P1000836_2

こうやって自然の音だけを楽しみ、ボーッとする・・・ヨットをやってて良かったと思う瞬間。。。

しかし波の音の中に腹の虫の音が混ざる。現実に引き戻され食べ物を用意する。

久々の凪なので思う存分に船内で調理をすることが出来た。

P1000840_2

じゃーん、、、サッポロ一番みそラーメン。。。。って、、思う存分に調理してコレですかい???dash 

でも船で食べるインスタントラーメンがまた格別なので御座います。

そうこうしていると、進行方向に障害物を発見。梵天にしては形が変。大型の発泡スチロールの箱のようにも見えるが・・・・・いやいや、もっと硬そうな材質にも見える。なんだ・・・ありゃ???

ほんとに今まで見たことの無いタイプの漂流物である。船の横を通過するまで正体が判らなかった。

それがコレだ。

P1000839

何だかわかります????

ぬわぁんと、、、パソコンのCRTディスプレイでした。って、海にパソコンディスプレイが浮かんでるか、普通???????いったい何処からどうやって海の真ん中に?????

それにしても、こいつに高速プレジャーがぶつかるとちょっと洒落にならないぜよ。回収していこうかと思ったが、余りに大きくてとても引き上げるのが無理だったので・・・・立派な海の藻屑になるんだぞと言葉を添え別れました。。。wobbly

でも久々の晴れ間でリフレッシュできました。

2010年6月23日 (水)

無知とは怖い。(強い?) そして懺悔

まず、一人の船乗りとして、他の船長さんに懺悔します。

海上衝突予防法を

大誤解してました。

まったく不徳の致すところで、、、自分に近寄った船長さんの中には「このやろう!」と思われた方もきっと居たのだと推測すると・・・ああ、申し訳ない。。。。

何を誤解していたかというと、帆船の航行ルールについてです。

 ところで・・・・・ボートからヨットに転向した人が最近は少しづつ増えている気がします。私もその一人です。ボートの船長さん・・・・帆船の航行ルールって知ってますか・・・?

もし・・・・自分が普通に走っていて・・

Hozi

こーんな状況で・・・・

あなたならどうします???

自分が保持船だと思っていませんでしょうか??????

私はここを誤解していました。帆船対帆船には別のルールが適応されるのです。

海上衝突予防法 第12条(帆船)の条項を見ると

  1. 二隻の帆船の風を受けるげんが異なる場合は、左げんに風を受ける帆船は、右げんに風を受ける帆船の進路を避けなければならない。
  2. 二隻の帆船の風を受けるげんが同じである場合は、風上の帆船は、風下の帆船の進路を避けなければならない。
  3. 左げんに風を受ける帆船は、風上に他の帆船を見る場合において、当該他の帆船の風を受けるげんが左げんであるか右げんであるかを確かめることができないときは、当該他の帆船の進路を避けなければならない。

というルールが存在しました。

あたりまえ????そうですよね、、、当たり前ですよね。知らないのが悪い。dash

だが、、、、あくまで想像ですが、長くボート(動力船)に乗っていた人は知らない人のほうが多いのではないかと思います。正直なところ瀬戸内で免許を買ってきた私ですが、、、、自分で言うのもなんですが合宿中は優等生でした。というのも、本船乗りの教官の話が面白く、一生の中で一番真面目に授業を聞いた気がします。。。 だけど、その中でも動力船としての立ち振る舞いは口が酸っぱくなるほど講義されていましたが、帆船同士は何も言っていなかったと思います。。。 実際、免許取得の為の参考書や過去問題を見ても、帆船同志の第12条に関しては殆ど出題されていなかった気が・・・・。(そうじゃなかったら更にゴメンナサイ。船舶免許とった時はヨットは眼中に無かったのでそのせいかも。)

さて、上記を新たに認識した後、ヨットレースのルールを調べていると・・・何のことは無い、、第12条を元にしたものだったのですね。ヨットレースの解説を読んでいると、専門用語が多く難解でしたが、日本語で言うと大方は第12条そのものでした。 でも、マーク周りの優先権とか、、、、図解説明見ていても頭ショートしそうです。。。大方理解したような・・・・していないような・・・・・sweat01

ところで最初の問題ですが、相手が普通の船なら自分は直進です。だが、自分も相手も帆走中の場合、、、もしもこんな風に風が吹いていたら・・・・・

Hozi2

自分は左から風を受け、相手は右から風を受けています。 よって第12条1項の「二隻の帆船の風を受けるげんが異なる場合は、左げんに風を受ける帆船は、右げんに風を受ける帆船の進路を避けなければならない。」の通り、自分が避けなくてはいけません。 

その他、第2項の通りに風上・風下によって優先順位が変わります。。。

「レースやらないからルールブックを読まなくてもいいや」と思っていた自分が恥ずかしい限りです・・・・・。海上衝突予防法を網羅した上で、もっと細かなルールが載っているので、レースをやらなくても覚える必要あると感じました。 そうしないと帆船の暗黙のルールも判らなくなってしまう恐れがありそうです。。。。

勉強しよっと。。。。。

2010年6月21日 (月)

本日の航海日誌 梅雨の合間の出航

昨日の土曜日、趣味のフルートの定期発表会が無事(?)に終わり心地よい放心状態です。本日の日曜は雨予報も手伝って一日自宅で寝てようと思っていたのですが・・・・天気予報が一転しているのを見て急遽ヨットへ向かいました。

Sl_p1000812

ただ、今日もかなりの強風の予想。ヤフー天気予報で午後から10mは吹くみたい。とすると海上では20~30kt予想されます。前回も似たような状況でした。あの時は25ktの風の中、メインセイルを上げるのが怖くなってジブだけで遊びましたっけ。

そこで今回は桟橋で1ポン2ポンをセットしてから出航!

さて、帆走海面に出てみると・・・・真南の風21ktぐらい。 荒川を下る最中は真正面の風になり見かけの風速27kt! 体感的には結構吹いています。時折スプレーを被りながら若洲沖まで機走でトコトコ進みます。

0620kouseki

前方では浦安かな、夢マリかな・・・?沢山のヨットたちが三枚洲沖でレースやってらっしゃいます。 そのレース海面と三枚洲の間では強風の中でディンキーたちがかっ飛んでいます。 正直、単独で自由に走るには海面が狭すぎます。。。

だが、折角出たので・・・まずは2ポンアップ!!!今回は気合入れて上げてみましたが、思ったよりも大したことなくすんなりと上がってくれました。そして2ポンだけでクローズホールド航すると2.5ktしか出ません。ヒールも10度程度。。。これだけ風が吹いていても2.5ktしか出ないんだ・・・。メインだけで走るならば1ポンで丁度良さそうな感じです。 そしてなによりセイルを上げるとローリングが一気に減ります。

やっぱりヨットは帆走なんだなぁ・・・と改めて実感。

次にジブを上げます。前回、ジブを2ポンリーフで上げていたら、突然全部開く事故が発生したので、今回はまず全部展開してみました。その上で風を受けた状態でウインチを使いファーリングシートを引き込んでいき、テンションを掛けて1ポンリーフ位置まで縮帆しました。 結果、これで勝手に展開されることはありませんでした。  なるほど・・・こうやるのか。。。メモメモ。

さて、ジブ1ポン、メイン2ポンでクローズホールド角度が45度程度、5.5~6kt、ヒール角度25度ぐらいで走り始めました。うーん、、、普段よりも登り角が悪いです。ジブはリーフしちゃうとダメですなぁ・・・・。これならばメイン1ポン、ジブ2ポンの方が登り角が良かったかもしれません。  試してみたかったけど・・・この後どんどん風が上がる予報になっていたので安全を考えてこのセイルプランで行く事に決定。

走り出して数分。「はぐれディンギー」が風に翻弄されて迷走しているのを目にしました。心配になった救助艇がそれを追っています。それが急にコースを変え(というか迷走して)、こちらに向かってきます。

危険を感じ、急遽タッキング。

タッキング後、今度は荒川から大型クルーザーが2隻、こちらに向かってきています。当然避けるだろうと思ったのですが、、、、追い抜いた直後、何を考えたのかこちらの針路延長上にて突然の停船。ヲイ!ふざけんなよ。。。!!!! 避けてくれるのを30秒程度待ちましたが一向に動く気配がありません。反対舷を見るとディンギーは救助艇に引っ張られて風下に曳航されて行ってます。

よし、、、タッキング!!

それにしても、この海域は日曜日は激混みです。

さて、3分も走ったところ、今度はヨットレース海面に近づいてきました。

レースしている連中に不安を与えた無い為に、少し速めにタッキング。。。

タッキング後、また3分ほど走っていると・・・東京港東航路から作業船が出てきました。航路に本船が居ると近寄るのは気が引けます。またまたタッキング。

その後はヨットレース海面と本船航路の間を3分ごとにタックタックの連続でした。いやーーー良い練習になりましたが・・・疲れます。

その後、段々と風が上がってきました。風速計は25ktぐらいを指す様になってきました。自由に走れる海面は相当沖まで出さないと無い感じなので・・・ここで港にUターンです。

 さて、、、本日のまとめ。。。。。

タックタックしてみて感じたことですが、ジブシートがメインマスト下端についているクリートに何度も引っかかるのです。風の息を見てタイミングよくシートを引かないと高い確率でマスト根元辺りに絡まります。こりゃなんとかしないとダメだなぁ・・・・クリートを外す訳にもいかないので(マストにウインチが付いているのです)、クリート周辺に保護ロープでも張ろうかしら・・・????

あと、ジブのウインチのリード角が悪すぎ・・・。ウインチがデッキに小高く盛り上がった場所についており、ジブシートが入る角度がドラムのかなり下方から入るのです。なので、ウインチを巻くと、どんどんドラムの下の方へシートが引っ張られ、最後にはウインチドラムのベースに絡みつく始末。また、ウインチサイズが小さく、最後の20センチぐらいが片手ではとても巻ききれません。セルフテイラーかシートを引っ張ってくれる人間を用意するか、ウインチサイズアップが必要そうです。かといってウインチって高いですからねぇ・・・・交換するのもどうも・・・・・・。 だが、毎度毎度シートがベースに絡みついたり、最後まで引ききるのに数分掛かってみたり・・・とても実用的とは思えない。。。根本から対策が必要そうです。今後のメニューですね。

2010年6月15日 (火)

NMEA2000 覚書

先日GPSやらレーダーを導入検討する際に、各種航海機器の通信プロトコルの勉強をしました。有名どころはNMEA0183なのですが、これはググるとかなり勉強になるサイトが沢山ありましたが、、、NMEA2000にはまいりました・・・。日本語解説は殆ど無く、、、ヤフー翻訳に頼りながら海外サイトの和訳の連続になりました・・・・・。

最近、覚えたことすぐに忘れるので、、基本的に備忘録です。素人が自分で調べた事なので間違っている部分もあるかもしれません。ブログアップはしましたが信憑性は”??”です。その点はご了承ください。

Nmea2000

NMEA2000はCAN-BUSという汎用通信規格を使ったものです。最近の車のメーターパネルやエンジンコントロール、オーディオなどもこのCANBUSを使っているようです。汎用規格ですのでコストが安く作れる上、各社の規格がほぼ統一できるのがメリットのようです。

尚、NMEAというのはナショナルマリンナンタラという団体の省略名で、船舶通信の業界規格団体のようです。アメリカに所在するようです。2000というのは、プロトコル(通信をする上でのお約束、決まりごと)の名前のようで、深い意味は無いようです。従来はNMEA0183が有名でしたが、若干時代遅れになってきたようで新規格としてNMEA2000を立ち上げたようです。

NMEA2000は航海計器に始まり、エンジンのコントロールやエンジンメーターパネルなどもカバーしているようです。これらのNMEA2000機器はそれぞれ決まったIDを持ち、専用ケーブルで繋いでいけばコンピューターの「プラグアンドプレイ」のように自動的にお互いを認識し通信開始する構造になっているようです。

その通信回線ですが、上記のピンク図に略図を載せました。幾つか決まりごとがあって

  1. バックボーン回路と称される主幹電線に、ドロップケーブルと称される接続ケーブルを使用して各機材をつなげる
  2. 電源は一箇所より入力し、各機材はバックボーン回路を経由して電源を貰える構造になっている
  3. バックボーン回路とドロップケーブルはNMEA2000では規格品となっている。それぞれ専用コネクタで繋がれ、プレジャー用回路の殆どは「マイクロバスコネクタ」によって接続される。これより大電流が流れる回路では「ミニバスコネクタ」というのも規格として存在する。
  4. 信号線はツイストペアシールドとする。(信号のプラス線・マイナス線よって、シールドケーブルで伝送するということ) 理論上、1200mまで引っ張れることになっている。
  5. バックボーン回路の信号線終端には必ずターミネーターを接続する。ターミネーターは120オーム、1/4wの抵抗器を用いる。(所謂一般的に「抵抗」と呼ばれるカーボン抵抗でよい)
  6. 配線の色も規格で決まっている(ようだ)
  7. 電源の供給場所は、供給点から見て左右とも同じ消費電力になる部分とする。

以上の決まりごとを確認したうえで、レイマリンのSeatalk ngというNMEA2000準拠のデータバスを、フルノCAN-BUS(こちらはNMEA2000そのもの)に繋いでみました。専用コネクタなどは使わずに、上記の配線図どおりに結合をしてみたところ、ちゃんと通信してくれました。

さてレイマリンのSeaTalkバスですが・・・・

日本においてオーパイなどはレイマリン社のものが圧倒的シェアを占めていると思います。だが、レイマリンの通信規格は「SeaTalk」という独自規格に始まり、「SeaTALK2」「SeaTalkHS(ハイスピード)」「「SeaTalk ng(=ニュージェネレーション)」と実に4種類あります。この中でngはNMEA2000準拠となっており、配線コネクタの形がレイマリン社独自になっていることを除けば共通性があるようです。ちなみにレイマリン社独自のケーブルをぶった切ると、中身の電線は色分け含めてNMEA2000と一緒でした。 但し、レイマリンが出している「SeaTalk ngハンドブック」を読んでみたところ、「ng経由で通信を行う場合、その機器にはSeatalk機器を接続させないこと。さもないとNMEA2000が脆弱になる恐れがある」と書いてありました。私が持っているオートパイロットは「SPX-5」という機材なのですが、これにはレイマリン社の風向風速計「ST-60 WIND」を結合させています。ですのでオーパイとフルノプロッタを2000経由で繋ぐと、この注意書きに抵触します。。。。実際は普通に動いてくれたのですが「脆弱になる恐れがある」というような表現があったので、命がけの海上で使うには不安がよぎる・・・・ということでオーパイのSeatalk ngとの接続は止める事にしました。

あと、レイマリンは長年「SeaTalk」というバスを使ってきました。この回路の上を流れる信号内容はNMEA0183とほぼ同一であります。しかしながら、物理的な通信方法が異なっているようでコードを繋いだだけでは接続は不可能のようです。 

それぞれのスペックは

NMEA0183

  • RS422準拠の通信方式
  • 基本は4800ボー。AISなどは38400ボーの高速転送。
  • この方式は送信プラス、マイナス、 受信プラス、マイナスの4本線で相互に通信を行っている。
  • 物理的な信号伝送は、データHiの時は通信線のプラスマイナスの間が+5v。データLoの時は-0.2V程度。
  • パソコンにNMEA0183信号を入力する場合には、シリアルポート(RS232C)を利用する。だが、物理的な方式が422と232cでは違う。422は”データ線のプラスとマイナス”の間が0vか5vかで判断している。一方、232Cは”回路のグラウンド”と信号線の間で何ボルトの差があるか?で判断している。232Cの基本は+15v。最低+5v。また、データLoの場合に+15Vとなる。
  • ということで、232Cを422に直付けしても通信できる可能性もある。基本はダメと思ったほうが良い。
  • 422はいわゆる「バランス伝送」でノイズに強い。但し信号線のプラスとマイナスをよじるツイストペア線である必要がある。(ことになっている)
  • 理論的には422だと1kmほど引っ張れるが、232Cは15m程度が限度。これは作動増幅器が入っているかどうかで、ノイズ耐性の違いによるもの。
  • 信号内容はどちらもアスキーコード(文字列)にて行う。

一方Seatalkは

  • 232Cに似ているがちょっと違う。232CはデータLoが15VだったがSeatalkではデータHiが15Vになる。反対になっている。
  • 反転増幅器を挿入すればSeaTalkと232Cの通信は可能のようである。

これについては

http://www.thomasknauf.de/rap/seatalk3.htm#Uni

こちらに素晴らしいデータが揃っています。サイト閉鎖になったら寂しいので、新たに手書きで回路図を掲載・・・

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2010年6月14日 (月)

夏だ。シャワーが気持ち良い!

夏っぽくなりましたね。暑いですね。シャワーが気持ち良い季節ですねーーー。

というのは負け惜しみ。今日は頭からガッツリと海水シャワーを浴びてしまいました。

ヤフー天気予報見ると、南の風7mとなっています。こういうときは海上では倍ほど吹いているときが多いですが・・・・やはり24kt平均吹いていました。時折30ktに届くほど・・・。

 

 午前11時、強風を予想しつつもマリーナを出港。暫くして荒川河口が見えてくると・・・・あらららら、ずっと先の先行するヨットのキールが見えるじゃないですか!チョッピーな波で物凄いピッチングを繰り返しています。まるでロデオのようです。。。

どうする?やめるか??それとも出るか・・・????

でも荒れた海面も練習しておきたいので取り敢えず河口に出てみると・・・

ザッブーーーン!!とバウに波が一発。

それと同時に盛大なるスプレーあげて頭からザッバーーン!!

それから暫くはザッブーーーン、ザッパーーンの繰り返し。もうここまで濡れたら何をためらう必要があるだろうか。。。。ということでそのまま出港してみました。

しかし・・・強風で大波の上に更に小波と風紋が出来ている感じで非常に不気味。もう5ktも吹けば海面が白く泡立ち始めそうな感じです。視覚から来る不気味さからメインセイルを上げる勇気がどうしても湧きません。周りにも夢の島マリーナから出港したヨットが数艇いるのですが、どの艇もマストにクルーが抱きついて必死でセイルを上げているのが見えます。こちとらまたしても一人身ですので、舵をオーパイに任せてマストに行く勇気が出ません・・・・・。でもこういう場面でこそセイリング練習したい・・・。

そこで、メインセイルは後回しにして、ジブだけ出してみることに。

ゆっくりとファーリングジブを2ポンリーフ用位置まで展開してみました。すると風を掴み、一気に6ktぐらいまで加速し始めました。だが・・・セイルシェイプが明らかにイビツ。実際、風上航アングルが60度程度で、すぐにバサバサとシバーしてしまいます。その上、ホイルに沢山のセイルが巻いてある状態なので、その重量が慣性力となってムチの様にヘッドステイを震わせます。これが続くと重大なダメージを与えてしまいそうです。元々ファーラーをリーフして使うのは良くないのは判ってますが、、、改めてその訳が判った気がしました。

どうしようか・・・ジブをしまおうか・・・・。

そう思った刹那・・・

「バフッ!!!ガガガッ!!」と音と共に突然ジブセイルが勝手にフル展開しました!風をはらんで一気に船が暴れます!!

しかしどうして?何もやってないのに??ファーリングシートもちゃんと固定されている。なんで??????そう思いつつ、ファーリングロープを引っ張り巻き取ろうとしたらピクリとも動かないではないですか。ゾゾゾッ、、、としました。かなりの恐怖です。

何が理由かはわからないが、こういう時はテンションを完全に抜いたほうがいいだろうと思い、一度ジブシートとファーリングシートをリリースしてみました。その上で再びファーリングシートを巻き取ると・・・すんなり巻けます! 急いで、かつ慎重にファーリングシート引き、ジブを全部巻き取りました。

もう心臓バックバク。。。。と思うと頭からザッブーン。

ぱんつの中までぐっしょぐしょ。。。。

しかし一体何で勝手に展開してしまったんだろう??????

おそらく・・・ドラムの中のファーリングシートがテンション掛からずに巻き取られた状態で2ポン固定されていたのではないかと思われます。そしてジブに強い風圧が掛かり、ゆるく巻き取られたシートを無理やり圧縮するように回転してジブが出てしまったのではないかと・・・・。(そうとしか考えられない)。

普段使い終わった時にはある程度ジブシートを引っ張りながらファーラーに巻き取っていたつもりですが甘かったのでしょう。

だが、そうだとしたら今後どうしたらいいのか。。。。。です。こういうときは一度全部ジブを出して、その上で風圧利用しつつ再ファーリングすればいいのかな・・・・。ファーラーをリーフすること自体がメーカーの使用想定を超えた使い方だから正しい方法などは無いと思いますが、、、ファーラー使っている方の多くはジブもリーフして使いますよねぇ?????

実のところ、私のファーラー歴は凄く短く、いまいちファーラーのコツが判ってません。なので、何となくトラブルが起きそうでファーラー使うのが結構不安だったりしてます。。。

その後、結局ジブだけで遊んで早々と退散しました。

ということで、また新たな勉強と宿題が出ました。毎回毎回新しいお勉強出来て楽しいです。(半分本心、半分負け惜しみ。笑)

その後は来週の定期発表会に向けて、キャビンの中で楽器練習猛特訓。久しぶりにイヤという程にフルートを吹きまくりました。

ps 今日は写真ありません。そんなもん撮ってる余裕は無かったです。はい。

2010年6月10日 (木)

初夏の陽気に誘われて

レーダーの取り付けは一段落したのですが、、、その模様はまた後日・・・

今日は初夏の陽気に誘われて、午前6時に出港。

午後3時に所用があるために、行けるところまで行ってみました。

ヨットでの湾奥生活は一年生みたいなもんで、行く場所行く場所が初めてのようなもので毎回感動があります。ボートでは何度も行ったんだが・・・今回はアクアライン横断橋の下をヨットでくぐれるのだろうか?と思い、そこに舵を向けました。(って、くぐれるのは判ってるけど・・・。橋というのはなんとなくぶつかりそうで。。。苦笑。。。)

私は現在のところウイークデーが自分のオフ日。その為に早朝のマリーナは閑散としていました。だが海の上は普通の平日。午前7~8時ごろは大混雑もいいところ。海ほたる~風の塔の中央水路を横断するのは決死の覚悟がいる程に大混雑していました。

何とか本船の合間を見計らい向こう側へ。

海ほたるを横眼で見る頃になると、海の色とにおいが変わりました。海藻混じりの独特の浜辺の匂いに包まれます。

P1000822

空は青空いい感じ。

横断橋の高さも十二分にあり、橋をくぐる場所の標識もしっかりと整備されており大変判り易い航路でした。いままではボートで20ktオーバーにてグワーーーと通過しちゃうだけだったので、こんなにマジマジと見るのは初めてです。それにしても海の上に凄い建造物を作ったものですね。

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フルセイルで10度ちょっとのヒールで5kt巡航。久々の平和快適安全極楽帆走でした。腹が減ったのでカップラーメンを作り朝ごはん。カップラーメンが大変おいしく感じるのはやはり海の上だからでしょうか。

あ、、このカップめん、アントニオ猪木の顔が載っていて「まずは食ってみろ。食えばわかる」とデカデカと書いてあり・・・ついつい買った新商品。。。(結構うまかった。笑)

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あと、これがつけたばかりのGPS&レーダー。レーダーはまだ開局申請中なので未接続ですが・・・・個人輸入したAISとGPSプロッタの組み合わせは新時代を感じるほどの強力な武器となりました。レーダーは別にしてもAISは手軽(かつ安価!)に本船の動向を探れる強力な武器です。ノートパソコンがあればプロッタ代わりになりますし、今後絶対流行ると思います。GPSプロッタ同等以上の安全備品と感じました。   

2010年6月 4日 (金)

プロジェクト2

悩みに悩んだ末、レーダー機種選択を決定。フルノ製MFD8というのにしました。

さて、大きな問題はレーダーアンテナを何処につけるかということ。

アンテナ取り付けで守らなければならないのは次の点のようです。

  • 体(特に目)に直接レーダービームが当たらないようにすること。ビームはレーダーの上下12度の範囲に於いて強く出ているので、出来れば30度以上の角度で見上げることが可能な位置に装着すべき。
  • 上下に12度にビームが出るので、30度もヒールさせると片方は空、片方は海しか写らなくなる。よって、アンテナを普通に固定すると帆走時に使うと性能が出なくなる。それを回避するためにはジンバルを使う。
  • さらに出来るならば、セイルやハリヤードの干渉の無い場所に設置する。

という感じです。

ベストの方法は、船尾の3m以上の場所にジンバルを取り付けアンテナを吊る方法ですが、これだと専用のレーダーアーチやレーダーマストを作らなければなりません。下手すると、この設置金具だけでレーダーが買えちゃうほどコストがかかります。

そこでAdagioではマストの中間にジンバルを吊る事にしました。が、、、その為にジンバルの情報を事前調査したんですが、全く出てきません。ネットで見ても日本語ページは皆無。唯一海外ページにジンバル使用時と未使用時の違いを動画で説明したものが見つかった程度です。ジンバルも国産品は作られていないようです。需要ないんだなぁ・・・・・とつくづく。。

Adagioにつけたジンバルはウエストマリンカタログに載っているものです。普通に注文して普通に到着しました。カタログでは写真写りが悪く、凄くチャチイ品に見えましたが、到着してみるとステンレス磨き加工をした立派な製品が届きました。ジンバル軸もオイルダンパーを内蔵して、ブランコのように常に揺れることが無いように工夫されていました。

ジンバルはこんな感じです。

P1000801

さて、これをマストの中ほどに装着する訳ですが・・・ボースンチェアを使い、一人でマストの上り下りをする為に、普段は登山用具の「ユマール」という金具を使ってやっています。ただし、スポーツその物の体力を使うし、こんなアンテナを持って上がるのは不可能に近い・・・・助手が居ればなんてことないんですが、それぐらいなら業者に発注した方が早いし安い。。。 という訳で色々考えに考え抜いた挙句、実に単純明快な方法を思いつきました。

P1000803

脚立で御座います。爆。 マスト中間ならばこれの最上段に立てば丁度居よい高さでした。とは言っても・・・・

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たかいよーーー、こわいよーーーーー、と泣きが入りそうな高さです。このままでは危険ですので、梯子の最上段に立った状態でメンハリをボースンチェアに繋ぎ、両手を自由にして工事をしました。また重量物はジブハリヤードで設置位置まで持ちあげておきました。

こんな感じでまずはジンバルの軸をマストにとりつけました。

P1000805

こいつがそうです。これを6.4mmリベットでバチンと固定。しかしながら6.4mmモネルリベットの硬いこと。この写真はボースンチェアに吊られながら撮っていますが、宙ぶらりんの状態でリベットを止めるのは至難の業でした。リベットを止める為に力を入れると自分の体がくるくる回る始末。。。まるでスペースシャトルの船外活動のようです。

次に配線を通しました。P1000807

こんな感じです。写真にしてしまえば一瞬ですが、これも通すの大変苦労しました・・・。まず上の穴から釣り糸に重りをつけたものを落とし込み、下の穴に針金をJ字型に曲げて入れ釣り糸を引っ掛けて外に出します。この際、マストの中で既存のハリヤードに跨ぐと後日必ず絡むそうなので、そうならないように慎重に行います。(といっても運を天に任せて出来るまで何度もやらないとダメでした)。 その後、釣り糸を少し太い紐につなげ、ようやくケーブルを通せました。尚、これを一人で工事するためにはちょっとした工夫が必要になりました。紐にせよケーブルにせよ、出口で引っ張っても入り口にて僅かでも引っかかると全く通らなくなりました。そこで、マスト上側の穴のすぐ上にブロック(滑車)をハリヤードで吊ってみました。このブロックに紐を通し180度ターンしてマスト根元まで落とします。そしてマストの根元で下の口からラインを送りながら、滑車に通じるヒモを引っ張ります。こうすると非常にスムーズに通るようになりました。

P1000810

そんなこんなで取り付け終了。

P1000809

これが全体像です。

それにしても、、、作業に丸一日費やしました。梯子も何度上り下りしたか判りません。正直なところ、業者に丸投げして工賃を払うだけの価値はあると思いました。高い場所で危険ですし、作業中に一つでも独自解決出来ないことが出たら終わりですし・・・。私の場合、こういう事が好きなので自分でやりましたが、、、、それでも「もう二度とやりたくない」という感想持ちました。とにかく高い場所というのが精神的に堪えます。  決してDIYお勧めできないなぁ・・・という感じです。(でも、将来的にレーダーが写らなくなった場合、多分何処何処が悪いんだろう・・・というのが想像できます。自分で全てわかってますので。その点が大きなメリットですね)      

とりあえずこれで時間切れ。次にディスプレイの設置と配線です。テスト航行まで先は長い・・・・。

2010年6月 1日 (火)

 「ほっとらいふシングルハンド」  プロジェクト発動。

なんじゃそりゃ?みたいなタイトルですが、、、

「シングルハンドで安全を」 を目標に、電子航海機器を最大限に活用して、ほっとらいふシングルハンドプロジェクトをスタートします。  って大げさー。gawk

ま、、一言で言うと、「レーダーが欲しい」って事でございます。

前に乗っていたソレイユルボンの頃から、レーダーが欲しかった。。。 今のフネに乗り換える際、レーダーを装備するための資金も艇購入予算に含めて計画していたんですが、、、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

だが、友人のO氏の愛艇を見せてもらい・・・・・んがぁ~~~。凄すぎる。。。最近のレーダーは物凄すぎる!!!と完全に火がつき、、、遂に清水ダイブすることを決心しました。

だけど付ける場所が問題なのです。Adagioは「センターコクピットタイプ」という日本じゃ珍しい(邪道ともいう)タイプのフネですので、キャビン入り口に航海機器を吊るとか、何かあったらすぐキャビンに入って・・・というのが実にやりにくい作りなのです。

そのため、ラットの前にある本来はエンジンメーターパネルを取り外し、この辺りに埋め込もうかと画策しました。

Ac_p1000758

この場所に埋め込むか・・・・。だが、かなり大きく改造が必要そう。まずは検討機種の取り付けテンプレートを作成し、それを張ってみました。

Acp1000763

うーむ、、、ギリギリ入るか入らないかというところ。っで入らないね、どうみても。 大改造すれば何とかなるかな・・・・。だが、、、GPSプロッタは何処にやるの???という問題も・・・・。(黒い足が現在のGPSの棲家)。

じゃあ、ここに一番小さなサイズのGPSを埋め込み、その横にオーパイ操作部を取り付けるとどうだろう・・・・

Acp1000762

こんな感じ。肝心のレーダーはこのメーターパネルの上に載せると・・・。だが・・・・

Acp1000764

このモザイクは別に公開できない画像が潜んでいるわけではありませんcatface

ここにレーダー置いたら前方視界はどうなるか・・・という感じ。

見事に邪魔ですねーー。頭の上20センチにはブームがあるので立ち上がることも出来ない・・・・。体を横にオフセットすればいいんだけど、ヒールしたりシート掴んだりしていると、体を移動出来ないことも多いから・・・前方視界が削がれるのはやはり嫌だなという感じです。

一番良いのはレーダーとGPSが一緒になっているタイプ。だが予算を少し(かなり)超える・・・・・。悩みどころです。

ところで今回レーダーを設置するのに、絶対に外せない機能があります。

  • 真航跡機能 と呼ばれる新技術対応のレーダーであること
  • AISの重畳が出来ること
  • 可能ならばGPS地図重畳が出来ること

上記に書いた友人のO氏は全部対応済み。アンテナも2m近いオープンスキャナを搭載しています。そのレーダーのたたき出す画像たるや・・・・想像を超えたもので背筋がゾッとするほどです。そうですね・・・・アメリカ映画で、戦艦の司令室で、レーダー画面に敵戦闘機の位置が詳細情報つきで表示されるような場面・・・まさにアレを上回る?世界です。

実のところ、私はレーダーは大大大大好きで、(殆ど型遅れの中古ばかりだが)過去に4台も使ってきました。でも、余程のスキモノじゃ無いと、レーダーなんて「いらないよ」と言い切って良いシロモノだと思っています。だって、レーダー画面をパッと見たところで、殆ど何が写っているんだか判りませんから。健康診断でCTを撮って、結果を聞きに行ったら「これが写真だから、ま、そういことで」と、お医者さんの説明無しにCT画像だけ貰ったみたいな感じですよ。 自分の経験からすると、従来のレーダーは画面をずっと凝視して、「解読」が必要です。余程慣れないと、パッと見た目ただけじゃ、写っているものが他船なのかブイなのか陸なのか、はたまた「ゴースト(虚像)」なのか判りません。実際、表示されたものの多くは波だったりゴーストだったりするのです。 だからこそ、本船でも「電探員」という専門クルーがいる訳で・・・・。 そんなレーダーを装着したところで無駄ってもんです。しかもシングルハンドで他にやること沢山ある・・・という状況だと、レーダーなんて設置してもタダの飾りと化すでしょう。一般的な通説としては「レーダーなんてイラネ」だと思いますが、、、まさにその通りだと思います。(((注:従来型レーダーを否定しているのではありません。それ相応の使い方をすれば素晴らしい武器です。職人の使う刺身包丁をそれ相当の使い方をしないならば、そんな高価な包丁は無駄だし不要。ステンの万能包丁で十分というような意味です。念の為)))

だが、今は21世紀。21世紀のレーダーは凄いことになっています。どう凄いのかは、こちらをご覧ください。

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