本日の航海日誌 梅雨の合間の出航
昨日の土曜日、趣味のフルートの定期発表会が無事(?)に終わり心地よい放心状態です。本日の日曜は雨予報も手伝って一日自宅で寝てようと思っていたのですが・・・・天気予報が一転しているのを見て急遽ヨットへ向かいました。
ただ、今日もかなりの強風の予想。ヤフー天気予報で午後から10mは吹くみたい。とすると海上では20~30kt予想されます。前回も似たような状況でした。あの時は25ktの風の中、メインセイルを上げるのが怖くなってジブだけで遊びましたっけ。
そこで今回は桟橋で1ポン2ポンをセットしてから出航!
さて、帆走海面に出てみると・・・・真南の風21ktぐらい。 荒川を下る最中は真正面の風になり見かけの風速27kt! 体感的には結構吹いています。時折スプレーを被りながら若洲沖まで機走でトコトコ進みます。
前方では浦安かな、夢マリかな・・・?沢山のヨットたちが三枚洲沖でレースやってらっしゃいます。 そのレース海面と三枚洲の間では強風の中でディンキーたちがかっ飛んでいます。 正直、単独で自由に走るには海面が狭すぎます。。。
だが、折角出たので・・・まずは2ポンアップ!!!今回は気合入れて上げてみましたが、思ったよりも大したことなくすんなりと上がってくれました。そして2ポンだけでクローズホールド航すると2.5ktしか出ません。ヒールも10度程度。。。これだけ風が吹いていても2.5ktしか出ないんだ・・・。メインだけで走るならば1ポンで丁度良さそうな感じです。 そしてなによりセイルを上げるとローリングが一気に減ります。
やっぱりヨットは帆走なんだなぁ・・・と改めて実感。
次にジブを上げます。前回、ジブを2ポンリーフで上げていたら、突然全部開く事故が発生したので、今回はまず全部展開してみました。その上で風を受けた状態でウインチを使いファーリングシートを引き込んでいき、テンションを掛けて1ポンリーフ位置まで縮帆しました。 結果、これで勝手に展開されることはありませんでした。 なるほど・・・こうやるのか。。。メモメモ。
さて、ジブ1ポン、メイン2ポンでクローズホールド角度が45度程度、5.5~6kt、ヒール角度25度ぐらいで走り始めました。うーん、、、普段よりも登り角が悪いです。ジブはリーフしちゃうとダメですなぁ・・・・。これならばメイン1ポン、ジブ2ポンの方が登り角が良かったかもしれません。 試してみたかったけど・・・この後どんどん風が上がる予報になっていたので安全を考えてこのセイルプランで行く事に決定。
走り出して数分。「はぐれディンギー」が風に翻弄されて迷走しているのを目にしました。心配になった救助艇がそれを追っています。それが急にコースを変え(というか迷走して)、こちらに向かってきます。
危険を感じ、急遽タッキング。
タッキング後、今度は荒川から大型クルーザーが2隻、こちらに向かってきています。当然避けるだろうと思ったのですが、、、、追い抜いた直後、何を考えたのかこちらの針路延長上にて突然の停船。ヲイ!ふざけんなよ。。。!!!! 避けてくれるのを30秒程度待ちましたが一向に動く気配がありません。反対舷を見るとディンギーは救助艇に引っ張られて風下に曳航されて行ってます。
よし、、、タッキング!!
それにしても、この海域は日曜日は激混みです。
さて、3分も走ったところ、今度はヨットレース海面に近づいてきました。
レースしている連中に不安を与えた無い為に、少し速めにタッキング。。。
タッキング後、また3分ほど走っていると・・・東京港東航路から作業船が出てきました。航路に本船が居ると近寄るのは気が引けます。またまたタッキング。
その後はヨットレース海面と本船航路の間を3分ごとにタックタックの連続でした。いやーーー良い練習になりましたが・・・疲れます。
その後、段々と風が上がってきました。風速計は25ktぐらいを指す様になってきました。自由に走れる海面は相当沖まで出さないと無い感じなので・・・ここで港にUターンです。
さて、、、本日のまとめ。。。。。
タックタックしてみて感じたことですが、ジブシートがメインマスト下端についているクリートに何度も引っかかるのです。風の息を見てタイミングよくシートを引かないと高い確率でマスト根元辺りに絡まります。こりゃなんとかしないとダメだなぁ・・・・クリートを外す訳にもいかないので(マストにウインチが付いているのです)、クリート周辺に保護ロープでも張ろうかしら・・・????
あと、ジブのウインチのリード角が悪すぎ・・・。ウインチがデッキに小高く盛り上がった場所についており、ジブシートが入る角度がドラムのかなり下方から入るのです。なので、ウインチを巻くと、どんどんドラムの下の方へシートが引っ張られ、最後にはウインチドラムのベースに絡みつく始末。また、ウインチサイズが小さく、最後の20センチぐらいが片手ではとても巻ききれません。セルフテイラーかシートを引っ張ってくれる人間を用意するか、ウインチサイズアップが必要そうです。かといってウインチって高いですからねぇ・・・・交換するのもどうも・・・・・・。 だが、毎度毎度シートがベースに絡みついたり、最後まで引ききるのに数分掛かってみたり・・・とても実用的とは思えない。。。根本から対策が必要そうです。今後のメニューですね。
« NMEA2000 覚書 | トップページ | 無知とは怖い。(強い?) そして懺悔 »
「ヨット」カテゴリの記事
- ニュージェネレーションアンカーとアンカーロープ&チェーンのテスト(2016.11.18)
- ヨット教室(2016.04.25)
- ケンノスケデザイン・・なるほどねぇ(2016.04.04)
- 初期整備(2016.04.04)
- 突然ですが・・・・(2016.04.04)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
今晩は、レース海面だからといって入っていけないって事は無いハズです。
従って、そのまま、一緒に帆走してしまえば、好かったんですよ!ただし、スタボーの関係だけは
生きていますから、常に右を注意しなければなりませんがね。
尤も、レースしている中に、クルージング艇が入り込むと、動きが明らかに異なるので 解ります。
海は、みんなのものです。
投稿: ヨットマン磯谷 | 2010年6月21日 (月) 19時08分
こんにちは磯谷さん。
なるほど、、、言われて見るとその通りですね
だが、、、まったくその考えは頭になかったです・・・・・・。
というのも、タッキング時に必ずつまづくんですよ。たとえば
セイルがマストに絡まったり
ジブシートの舫い結びのコブがスプレッダーに引っかかったり
それを解こうと思っている間にジブがシバーして反対舷のジブシートが絡まったり
ウインチの角度が悪くてシートがドラムの根元に絡みついたり
ウインチも小さくて最後の締め込みに時間掛かりすぎたり
と、、、、すんなりタッキング出来るのは3~4回に1度ぐらいかも。。。
って殆ど自分が慣れなきゃいけない部分ばっかりなんですが・・・
だから迷惑掛けちゃいそうなので逃げることしか考えていませんでした。。。
あともう一つ・・・・・レースのルールを全く知らないのですよね。
これはレースやるやらない別にして覚えておかないとダメだなと最近感じるようになってきました。
オンシーズンの休日は若洲のディンギー・浦安・夢マリ・湾マリのいずれかのレースが
行われている気がするので、、、、相手の動向を知る為にはレースやらなくても
ルールは知っておくべきかなって・・・・。
だがルールブックをサラッと読んでも何言っているんだか理解不能な程難しくて読破したこと無くって。。。。苦笑
ちょっと気合いれて読んでみます。
投稿: 迷走船長 Lumy | 2010年6月22日 (火) 09時32分