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2010年10月

2010年10月30日 (土)

台風仕舞い

台風、直撃コースに近そうですね。みなさま、対策は万全でしょうか。。各地で被害出ぬこと祈ります。

私も心配になって、夜にちょっくら行ってきました。

Taifuup1000070

法的にはもう既に自分のフネではなくなってしまっているので、こんな時期に何かあったら余計に寂しいという気分が働き、普段よりも細かなチェックになりました。元々非常に静穏なマリーナなので、増し舫いも不要な土地柄なのですが、、、普段の倍に舫いを増し、ファーリングジブも畳んで下ろしました。

これでオッケ。来るなら来い! (いや、来ないでいいや・・・)

しかしながら、、、これがこのフネにしてあげられる最後の世話となりそうです。ちょっとセンチな夜でした。

2010年10月18日 (月)

橋の高さを測定

新しい係留場所、、、入り口にヨットには少々辛い橋が架かっています。

その高さを計測してみようと考えました。

しかし、、、実際にやってみると・・・難しい。。。。

最初、三角定規+セミナーなどで使うレーザーポインタの組み合わせで、計測してみました。直角二等辺三角形の短辺を地上と水平にし、斜め45度の角度の延長線上に橋の底が来る場所を探し、、、あとは三角関数より・・・・。

しかし、この45度を正確に出すのがかなり難しく断念。ちょっとのズレで50センチぐらいの誤差がすぐに出てしまうのです。。。今回は10センチ単位で知りたかったのでこれではNG。

長い釣竿にメジャーを付けて測ろうかとも思ったけど、7m超えの釣竿は結構なお値段するので、、、ちょっと・・・。

そうこうしていると・・・文明の利器を見つけました!

03

これ、「デジタルレーザー距離計」という商品。ドイトで売っていたんですが、30mまでの距離を+-3mm!!という誤差で計測すると書いてあります。ホンマかいな???ちょっと信じられません。。。ですが、お値段1万円程度で売っていたので、「男のロマン」を感じで即購入。。。。多分、今回のような目的が無くて見つけても・・・衝動買いしていたと思います。笑。

さて、まず地上に巻尺を伸ばし、10mの距離を測ってみました。

しかし、巻尺も10mとなると伸びがあり、正確な距離が判りません。0.1%の伸びでも1センチの誤差が出ますからね・・・。しかし、このレーザー距離計で測ると、何度計測しても繰り返し誤差が1mm程度・・・。そして、巻尺との差は数ミリ・・・。多分、巻尺の方が伸びによって正しくないんでしょう。。。。それにしても凄い精度です。

余りに面白くて、色んなものを測定しちゃいました。レーザーポインタが照らしたところの距離を測るので、10m先でもピンポン玉程度の空中浮遊物でも測れちゃいました。

すっげおもしろーーーー。

ひさびさに感動~!

というわけで、いい買い物しました~~~

って、、、橋のこと忘れてました。ちゃんと測れましたよ。運河めぐりするときなど、クルーにバウパルピットからの高さを測ってもらうと、ギリギリ通過なども可能そうです。なお、防水機材なので、海にはピッタリ!

2010年10月15日 (金)

レーダーとAISとGPS

先日、新高丸さんとの会話の中で出てきたAIS重畳の話題です。

さて、その前に・・・・皆様、レーダーってお使いでしょうか?私の周りには殆ど使用されている方はいらっしゃいません。そして皆様同じ事を仰います

  • レーダーつけても見難くて実用性に乏しい
  • 日本一周でもするの?同じ海域で遊ぶのにレーダー必要???
  • そもそもレーダーなんて不要!!!

これらの意見が大半です。でも、判る気がします。私は子供の頃から無線に興味があり、中学生の頃は家の屋根に登ってハムのアンテナ立てて遊んでました・・・その原動力が今もレーダーに興味を持たせているのですが・・・こういうヲタクじゃなかったらば、、、皆様のご意見がなるほどごもっとも。と思います。

だが、メーカーの宣伝が悪いのか・・・・今のレーダーは凄いですよ。特にヨットだからこそ欲しくなる性能が満載です。

さて、AISをGPS画面に重畳の話題ですが・・・・うちの艇ではヘルムの前にレーダー画面を置いて、航行中は常にモニタリングしています。まずGPS画面にAISを重畳するとどうなるか・・・・

Radp1000887_2

小さくて見ずらいでしょうか・・・クリックすると大きな画面になります。さて、画面の赤い矢印がAISデータです。ある程度のサイズの本船は、マリンVHF・国際VHFに近い周波数の電波を使い、自分の進行方向等のデータを送信しています。その電波を専用受信機で受取り、AIS対応のプロッタに入力すると上の写真のように相手の位置と速度ベクトルが表示される仕組みです。

Radp1000877

このAISシンボル(三角形)を選択するると、このように相手の情報が出てきます。上の写真のシンボルは、プレジャーボートにAIS送信機を乗せた僚艇なので本船程のデータを送信していませんが、、、それでもこれだけのデータが判るようになっています。

このような感じでAISだけでも非常に便利ですが、AISとGPSとレーダーと船首船位センサーの4つを組み合わせると、次のようになります。

Radp1000818

ごちゃごちゃして判りにくいでしょうか・・・・。画面に解説を入れてみたのが次の写真です。

Rad1_002

左の画面がGPSプロッタにAIS情報とレーダー情報を重ね合わせたものです。レーダーからの反射波(エコー)は赤い色で示されます。これを見れば、エコーと海図が重なるので一目瞭然だと思います。だが、純粋にレーダーエコーだけを観察するにはゴチャゴチャしすぎです。その為に右の画面はレーダー画面にAIS情報だけを重畳しています。

右の画面の青い表示は、赤いエコーの過去の軌跡を表示させています。この機能は昔からあった「エコートレイル」という機能ですが、昨今のレーダーはこの点が大変化遂げて「真エコートレイル」という機能に進化しています。

今までのレーダーは自分を中心とした表示でした。だから、自分が陸地の上で完全静止していたら、このエコートレイルは「他の動いたものの航跡」が正確に表示出来るのですが、、、中心となる自分が動いてしまったら、その動きもエコートレイル航跡に加味されちゃうんですね。

ですが、デジタル技術が進化し、GPSによる位置情報と、外部船首方位信号を入力させると、「どのぐらい動いて、どのぐらい船首方位が変化したか」を常に計算しながら表示してくれるんです。そうすると、まるで「海図の上に動いた船の航跡がリアルタイムで表示」という革命的な事が可能になりました。

上の写真を見ると、ブイや橋などの止まっている物はブルーの軌跡はほぼ出ません。(電波反射のいたずら、船首方位データの誤差で僅かに出ますが・・・) 逆に動いている船は、今までどういう動きをしていたのかが一発で判ります。そして、AIS情報を重畳させると、ある程度の大型本船とエコーの関係が一発で判ります。AISを搭載していない漁船やプレジャーのエコーは、相手が動いていればAISが無くても一発で判ります。

AIS・真航跡トレイル付きレーダー・GPSプロッタの合わせ技でお互いの長所だけを取り入れた感じです。衝突に関しては飛躍的に安全性が高まったと思います。

この機能のお陰で、世界一?混んでいる朝の東京湾中央部を4kt程度で安全帆走出来るようになりました。ちなみに上の写真は平日の午前9時ごろの写真です。。。実際の海では水平線上には物凄い数の本船が見えますが、どちらに進んでいるのかはちょっと判らない感じでした。だが、レーダー画面を見ると、15分後ぐらいの他船の位置がほぼ予想できますので、肉眼で危ないと感じるよりずっと以前に進路変更をしています。

正直なところ、今では肉眼ワッチよりもレーダーワッチの方が遥かに正確・安全と感じています。肉眼ワッチは漂流物への衝突を避けるために、前方50m程度を見てるだけに変わりました。

これだけの安全支援機能なのですが、メーカーの広告見ても「いまいち」伝わってこないんですよね・・・・・。メーカーがYouTubeなどに動画アップしてくれればずいぶん違うと思うんですが・・・・。数が出れば安くなると思うので、メーカーには頑張ってもらいたいです。

2010年10月14日 (木)

久しぶりにオイルまみれ。

今日はボートの方の整備の一日・・・・。

CC30ではセイル関連の整備はいろいろやってましたが、エンジンは特に問題出てなかったので、オイルまみれの整備は久しぶりです。

今日の患者はこちら・・・

P1000987

ONAN MDKD 通称「オナン8k」と呼ばれる発電機です。。

こうやってみると、3GM並みの図体なんですね・・・いや、発電機部分の分、3GMより複雑かも・・・・。3GMを発電のみで使うんだから、、、最近のヨット的思考に染まった頭には何とも贅沢というか理不尽さを感じるというか・・・・ ま、いいか・・・。

さて、今日の整備は何処からともなく海水が漏れるのでそれの修理です。

しかし、「狭い・汚い・うるさい」の3拍子で、一体どこから漏れているのかが判りません。どうもジェネの裏側の方から水が出ている感じですが・・・それを見るには軟体動物のように機関室の最奥部に潜り込まないとダメなのです。。。

そこでまずはお掃除・・・・。余りに汚く、いったい何処が悪いのかさっぱり見えてこない・・。

P1010001_01

狭い機関室で小人のように小さくなりながら、ホースで水をかけジャバジャバと洗いました・・・すると見えてきた・・・・

P1010005

この2本の間を繋ぐゴムホースが御臨終でした・・・・。亀裂より水漏れしていたようです。

そして、清掃した結果、その他の病巣も次々と・・・・

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布メッシュで補強された耐圧ホースが劣化し、清水(LLC)が滴っています。。これは全く気が付きませんでした。清掃してよかった・・・

P1010011

更には、エンジンの清水オーバーヒートセンサーにクラック発見。スポンジで擦っていたらそのままポキリと折れちゃいました。。。LLCが漏ってオーバーヒートセンサーが死んでたら・・・・やばかったです。かなりやばかったです。。。。。

前前オーナー(2世代前のオーナー)を知ってるので聞いてみたところ、数年前に色々整備した部分の写真があるとのことで頂戴しました。今回はとりあえずそれ以外の部分を一通りチェック・・。ゴムホースや金属ジョイント部分も一応点検して取り敢えず問題なし。

ここで取り敢えず作業終了し、ヨットを置いてあるマリーナに向かい、パーツ発注をしてきました。月末ぐらいには復活しそうです。

ところで、久しぶりにボートの機関室に潜りました。1GMとかを見なれた私にとっては、発電機すら馬鹿でかいエンジンに見えました。メインエンジンはこれの10倍以上の排気量がある訳で・・・・・ジェネごときでこれだけ不安箇所が見つかるんだから・・・ボートはやはり手が掛かり過ぎますネ。。。 近いうちにヨットオンリーに戻りたい・・。    

2010年10月 2日 (土)

前向きな撤退・・・・

ここのところ何となく書いていますが・・・・

係留場所の変更が正式に決まりました。ただ、色々な理由があり、すぐにはヨットを置けない場所なのです。ただ、その係留場所は気に入っており10年も前から申し込んでいた・・・。実社会でいろいろお世話になっている方々も留めている係留場所でもあるので、10年も前からお願いしておいて、今さら要らないとも言えませんし・・・。

また経済状況等加味すると、そう長い間「マリーナ」と呼ばれる場所に留めることは無理だろうな・・・という危機感が常に心の底につきまとってます。

その為に引っ越しを決意しましたが、同時にCC30「Adagio」とサヨナラすることになりました。ああ、書いていて物凄い寂しさがこみ上げてきます・・・。

しかし、この艇は私にとって素晴らしい艇でした。一般的には嫌われるセンターコクピットタイプのヨットですが、シングルハンドで出港する自分にとっては、バウからスタンまで楽に動き回れるデッキデザインは本当に有り難かった。そして、30ftとは思えないキャビンの広さもお気に入りでした。

Dsc_0083

次のオーナーさんは現在ヤマハ24MSに乗られているそうです。今月半ばまで売却に出し、売れなかったら私が下取りすることになりました。下取りしたら、今のcc30と入れ替えでマリーナに置いておくことなるので、一時的にヤマハ24MSで帆走することになるかもしれません。ただ、これも至急売却を急がないとダブルの保管場所管理は辛いです。

新しい係留場所では久しぶりにボートマンに戻ります。

ただ、そのモーターボートが売却可能になったら、改めてCC30を探そうかなと考えてます。(そうなったら3回目のcc30だ。どんだけ好きよ。って感じ・・・)早ければ来年の夏に・・・遅くても数年以内には・・・。

CC30くん、新しいオーナーの元で幸せに暮らしてください。幸せにね。

(だが猛烈にさびしい・・・。CC30を2度買ったぐらいなので、今までの船人生の中で一番残念で未練一杯という感じ・・・・。売却決まると「ホッ」とするものですが、「あぁ、売れちゃったんだなぁ・・・・」という感じで凄くさびしい。経済力があれば、2年ぐらい2艇同時維持するんだけど、それは無理難題なので仕方ないですね。。)

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