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2010年11月

2010年11月22日 (月)

思いがけず、あっというまに・・・・

夕刻、電話が鳴りました。

「お世話になってます。SJBです。今、MS24売れました!」

お、、おお、、、、はや・・・・。

先日見に来られたお客さんに振られてしまい、こりゃ長引くかな?と不安半分、安堵半分の気持ちになっていた矢先だったのでビックリです。

もう、今週中には回航されてYBMに嫁ぐらしい・・・。

なんかセンチな気持ちの中、ボートの方のもやいをチェックしにいくと・・・フェンダーが薄くなっている。「最近、めっきりフェンダーが潰れてきましたねぇ」というのが、冬の時候の挨拶みたいなもんですが・・・いや、それにしては潰れすぎている・・・・。よくよく見ると、6個中の半数がパンクしている  そろそろ寿命かな?とは思っていたのだが、一気に半数パンクされると大変困ります。。。    こればかりは待った無しなので、即ウエストマリンに発注かけると・・・・泣きたくなるほど高い。いや、本当に高い。。今までの東京湾マリーナは波の心配はゼロだったので、比較的小型で良かったが・・・・ボートのほうは入手できるサイズでは最大限に近いサイズのものが必要だった。 6個買おうと思っていたが、半分しか買えなかった・・・・・。 ちなみに国内だと6個で10万超える。恐ろしすぎる。

2010年11月15日 (月)

ナントカの冷や水・・・?

週末、急にヨットを見に来るお客さんがいらっしゃると、仲介業者さんから連絡がありました。

先日、グランドパッキンより海水がダダ漏れし、それを急遽汲み上げるため、臨時で電動ポンプを仮設稼動し、ビルジをコクピットのデッキ上に排水させた為に、、、デッキ上が汚れてしまっております。このままだと見た目の印象が非常に悪いので・・・(商品は第一印象がとても大切ですよね・・)、前夜、急遽掃除に行ってきましたが・・・・

長靴忘れちゃったんですね・・・・・。普段用の靴を濡らしたくないので、仕方なく素足でデッキの上を清掃開始。清掃にはコレ!

Gekioti通称「メラミンスポンジ」という奴で、、、最近は100均でも売ってますよね。

まー、本当の所は、細かなサンドペーパーみたいなものなので、艶ありプラスチックなどは完全つや消しになっちゃうので、、、ハルには使用厳禁なのでしょうが・・・。ま、、ゲルコートが光り輝く船なんて事実上ほとんど存在しないんだからまあいいかと。 その事だけを了承して使うと、こんなに便利な洗浄道具は無いと感じてます。感動的な程に汚れ取れますからね~~~~~~。海水でもデッキ洗浄出来ちゃうのが嬉しいところです。

で、、、気温の下がった11月の夜間に素足でジャブジャブとデッキ洗い・・・。

お陰でホントに綺麗になりました 。

しかーし、、、ナントカの冷や水って奴でしょうか・・・・翌朝カゼひきました。

2010年11月 9日 (火)

いろいろあった週末 後半戦

さて、そんな感じでいろいろありましたが、翌日の日曜日の朝、早朝にボートへ行きました。

今日はボートを譲り受けてから数ヶ月経過しての「初出航」です。普通、受け取ったらすぐに試運転するでしょうが・・・・いろいろ出れない原因が重なり、数ヶ月経過してしまいました。なんとも気の長いお話です。。笑。

ところで、本日の目的地は八景島お隣にある「横浜フィッシャーマンズクラブ」通称「YFC」マリーナです。ここに、カジキトローリングで大きな成果をあげ、新聞にも掲載されたブラックフィン33「ナチュラル」の岡田さんという方がいらっしゃいます。この岡田さんが、今回、KAZI社が出版しているボート雑誌の「ボート倶楽部」誌の特集記事に主要登場人物として掲載されることになりました。内容は船で使う電動工具のノウハウの特集でして、彼はプロの内装屋でもあり、趣味でボート内装をいろいろ手がけているところから白羽の矢が立った次第です。 そして、アマチュアの工具ヲタクということで、今回編集部さんより私もお声がけを頂戴した次第でした。 今回は持っている電動工具を全部船に持ち込んで持ってくるように!という編集部よりの指令が出ております。

 そういう訳で、早朝に車から電動工具をいろいろ降ろし、台車に積み、船まで運んでおりました。重い工具が多いので数個づつ岸壁より船に運んでいる最中でした。

工具を持ち、船のデッキに乗った瞬間、

ボチャ~~~~~~~~ン!

という音が背後から!ゲッ!何が落ちた!!??と後ろを振り返ると・・・・

なんと台車が海に落ちかけています!!!!

慌てて駆け寄ると

電動工具数個が海の藻屑!!!!!!

ど、どっひゃーーーーーーー!

損害額・・・片手で収まらない程・・・。もう泣きそうです・・・・。

教訓:台車はロックをかけておきましょう。

もう泣いても手遅れなので、ブログネタが出来たとポジティブに考えます。爆。

そんな感じで出航。京浜運河界隈には横浜APECの為に普段よりも戦闘力?がありそうな巡視船が漂っていました。やっぱ臨時検査になるかな??と思ったのですが、こちらを双眼鏡でジ~~ッと覗きながらも通過させてくれてホッと一安心。

横浜港沖に出て巡航速度で一路八景島へ舵をとります。2400回転で19.5kt程度。排気の色も綺麗で冷却水もバンバン出ています。前オーナーから「若干排気が黒い気がするんだけど・・・まあ大丈夫だよ」という説明を受けており、「若干黒い」というのが妙に引っかかっておりました・・・。でも、これなら全く問題なし。予想をはるかに超えたコンディションで、結構な掘り出し物だった感じです。

それにしても・・・・ここ2年は一切ボートに乗っておらず、もっぱらヨットオンリーでした。ヨットに一度乗ってしまうと「そんなに早く目的地目指して・・・・意味有るの????」と、、感じるようになりました。

だが、久しぶりにボートに乗ってみると・・・これはこれで・・ですね。

ボート派・ヨット派の対立が色々なところで有りますが・・・改めて両者を見つめると、比較すること自体が無理がある気がします。

陸上の乗り物で例えると、ヨットは自転車なんですね。東京都心でも、暇を見つけてサイクリングしている人は沢山います。勿論自然環境抜群の中でサイクリングする方が楽しいのは事実だけど・・・都心でも十分楽しいものです。1~2時間程度、自宅周辺を乗っても楽しいものです。基本的には「目的地不要」なんですよね。 その気になれば日本一週だって出来る乗り物ですが、それはその過程を楽しむのであって、別に次の目的地に何時着こうが、そんなのは全く関係ないのですよね~。

一方、ボートは釣り船を除くと「RV車」みたいなもんです。都内をRV車でただ走っても楽しくないです。渋滞しちゃってるし景観悪いし。だから週末に遠出したくなる。その為には荷物満載して、大馬力エンジンで快適に高速道路を流したい。渋滞は嫌なので渋滞回避機能つきのカーナビは必須! 目的地まで速く快適に到着し、また、その間が快適であるか???

ボートとヨットはこれにソックリです。誰も自転車とRV車を比較する人は居ないでしょう・・・。ボートとヨットを比較しても、、、意味が無いよなぁ・・・と改めて感じました。

どちらか一つを選べと言われると、今現在だと「自転車」と答える私ですが、、、久しぶりに「RV」に乗ってみて、これはこれで非常に楽しく、二者択一は究極の選択だなぁと感じます。

さて、そんなことを思いつつ、30分ほどでYFCに到着。やはりRVは速い。。。

岡田さんにご挨拶していると、すぐに取材班も到着。そのまま取材に流れ込みました。

Eos30d_20101107_0119

取材の内容は・・・ボート倶楽部、ボート倶楽部を宜しくお願いします(CMCMCM笑)

午後2時ごろまで取材が続き、結構いろいろと疲れました・・・。

ところでYFCってマリーナ内に海鮮レストランと露天風呂があるんですね!眺望もよさそうなので、今度は温泉目的で来ようかな?と思う一日でした。

P1010168_01

コチラが海鮮レストランから見る眺望です。 

2010年11月 8日 (月)

前半戦 その2

MS24は取り敢えず一件落着。

次にボートが無事に出航出来るように調整に入りました。

今回片付けなくてはならない点は次のとおり

  • 横浜APEC会場のすぐ近くを航行するので、臨時検査にあう可能性が非常に高い。そこで法定装備品を再確認
  • 水漏れしたジェネレーターを修理
  • ちゃんと走るように各部再点検

以上です。

まず、一番手のかかるジェネレーターの修理です。2010/10/14のブログでジェネレーター分解までは書きましたが、その後パーツ待ちとなっていました。今回、清水系のオーバーヒートセンサーの交換と、一部ホース交換です。

P1010166_2

交換した温度センサーです。黒いところにヒビが入っていて、ご臨終になっていました。このまま知らずに使い続けると、オーバーヒートしても判りません。

P1010164

そしてこれが清水LLC経路の一部のホース。右上の曲がったところからLLCがポタポタ落ちていました・・・・・。温度センサーが壊れ、そしてLLCが漏れ・・・・このまま半日も回していたら焼き付きでオシャカになっていたことでしょう。この状態で見つかったのは実に運あ良かったです。

新しいパーツを組み上げ試運転・・。液漏れも無いようです。無事修理終了。よかったよかった。これでキャビンが明るくなります。(なんと12V系のキャビンライトが皆無という珍しい船なのです・・・。前オーナーが12Vの照明が多いとバッテリ上がりの心配になるので、全部撤去して家庭用100vの照明器具に取り替えていました)

続いて、JCI装備品・・・・・。う、うみゅ、、、消火器が無い・・・・・・。

さっきMS24のキャビンには有ったので取りに行ってくるか・・・しかし今頃から面倒っちい。(現在午後10時・・・。)

そこで、明日一緒に行くO氏に電話・・・・。おお、桜マーク消火器を自宅に持っているとのこと。お借りすることで解決!

最後に安全航行出来るように各部チェック。

ここで大きな問題が発生しました。右舷エンジンのキースイッチをオンにして本来鳴る筈の油圧・水温ブザーが鳴らないのです。おそらく単純にブザーの故障でしょうが・・・過去に全く同様のトラブルでエンジン焼きつきを起こしてしまい、修理代が払えずに船を手放す苦い経験をしているのです。 その時もブザーが故障していたのですね。でも、油圧低下なんてそうそう起こることじゃないし、油圧計は正常に動いていたのでそのまま出航したのです。しかし・・・航行中にエンジンオイルクーラーのコアが電蝕で破れ、オイルが水鉄砲状態で噴出し・・・本来鳴る警告ブザーがならず・・・焼きついてエンジン停止後に初めてトラブルが判ったという事故でした。  夏の花火大会の日だったので、花火大会が終わったらブザー修理しようと思っていただけに悔やまれます。(判っていて回避できなかったのが悔しい)。

それと同じ轍を踏まぬために、コンソールボックスの裏に潜り込み点検をしたところ・・・なんと右舷の警告ブザーが取り外されている!?なんで???なぜその必要が????

余りに不審な状態です。きっと何か訳がある筈。そこで、正常な左舷ブザーを取り外し、移植したところ・・・やはり警告が鳴りません。ということはブザーは正常。その配線の先に何かトラブルがある・・・・・。

現在、午後10時。出航は明日の朝1番。もう時間が無い。このまま放置するか悩みましたが・・・・いや、それは怖すぎるので時間一杯まで修理をして、ダメなら出航中止しよう・・・・。

そう思い、機関室に潜り込みました。今まで扱ったことの無いCAT3208TAなので、何処に何があるのか・・・。その確認から始まりました。

システム概要の把握に要した時間が数時間・・・・。キャビン内の机や椅子を撤去し、床板はぐってから作業すればもっと楽でしょうが、今回は床板のついたままでの調査だったので非常に時間が掛かりました・・・・・。

結局は、エンジンについているオイルプレッシャーセンダーに入る電線の断線だと判明。バイパスの配線を新たに作りました。そして取り外されて一つしかないブザーを、左右両舷で共用できるように配線変更・・・・・。

Img_8465_2

深夜2時、無事に作業終了。ああ、間に合って良かった。

今日一日を振り返ると、、、夕方まで本業、その後、都内係留のMS24で水のかき出し作業を行い、次に神奈川県に係留のボートでジェネの修理、メインエンジンの修理・・・・流石に疲れて体力の限界という感じです。だが油と潮と汗で全身ベットベト。そして明日は雑誌の取材なので風呂には入っておきたい・・・・・。速攻で帰宅し、風呂に入り、仮眠を取り、翌朝6時に再び船に向かうのでした。

後半戦に続くぅ~~~

いろいろあった週末 前半戦 その1

今週末、ボート雑誌の「ボート倶楽部」の取材を受けました。12月5日発売の1月号に掲載予定です。(CMCMCM。。。)

電動工具の特集にて、プロのリフォーム業を営むプレージャボート船長と、アマチュアDIY好きのプレジャーボート船長の対談・・ということでお声がけを頂戴しました。

その取材日前日、東京湾マリーナのマリンエクセルさんから「注文受けていたボートの部品、入ったよ」と電話が入りました。取材までに、ボートが動くようにしておきたく、至急取りに行ってきました。

ここから長い一日が始まりました。 週末の前半戦 その1です。

部品を受け取る一方、東京湾マリーナにはヨット「CC30」が先週嫁に行き、その代わりに下取り艇として「ヤマハMS24」が回航されてきております。しかし、先週からメッチャ忙しく、まだMS24と会っていないのです。

そこで、まずは土曜の午後、日のあるうちにMS24を見に行ってきました。

桟橋に舫われたMS24は想像していたよりもずっと大きく、お隣に係留されているリベッチオやY26Cよりもタッパがある分、2ft小さいはずですが同等以上のサイズに見えます。そして、このサイズには珍しいラット仕様で、遠目には30ftオーバーのヨットに見えちゃったり また、ハルの状態も綺麗なもんです。いい感じ・・・。

Ms4_2 

次にMS24に乗り込み、キャビンのハッチを開けてみました。すると・・・目の錯覚か・・・キャビンの床が妙に揺れてるのです。一瞬、自分がめまいでも起こしたかな・・・と思ったのですが・・・・

ほんとうにキャビンの床が動いている!!!!

えええ!!!???なんでキャビンの床が動くの・・・???と思った次の瞬間・・・・

ぎゃっ!水だ!!水没しかかってる!!!

そーなんです。水舟になりかかってるのです!ペロッと舐めてみると・・・しょっぱい。海水だ・・・。とりあえず、エンジン冷却のスルハルバルブを閉めました。

次にビルジポンプを探したのですが・・・電動ビルジは付いている様子が無い。すぐに回航業者に連絡し、「ポンプついてる??」と確認。前オーナーに聞いて折り返し電話くれるというので、その間に色々見てみると、デッキストア(荷室)にハンドビルジポンプを発見。シュポシュポを排出を開始しました。

しかし10分ほど動かしても水位の変化がほとんど見られません。こりゃ1時間以上は掛かるぞ・・・こんなのやってられないぞ・・・・・。そう思い、船のエンジンの冷却ホースを外し、海水ポンプをビルジポンプ代わりに使おうと考え、キングストンバルブに接続されたホースを外しに掛かりました。。。だが、、、この時期、もう海水はだいぶ冷たいです。手を突っ込んでいてかじかんできて、うまく力が入りません・・・・そうしていると、「そういえば、桟橋の荷物ボックスに新品の電動ビルジが入っていたような・・・?」すぐに確認するとありました! 借り結合してスイッチオン。さすが電動ビルジは速いです。10分程度で排出完了しました。

水が出たら再流入の気配がありません。おそらくグランドパッキンでしょう・・・。

すぐにグランドパッキンを確認すると、案の定ボタボタと流れ落ちています。

工具一切をCC30から下ろしてしまっていたので、マリーナに一番大きなモンキーを借りて無事に増し締め完了・・・・・・。

いやはや、驚きました。ほんまびっくりした・・・・・・・。

今回の原因ですが・・・このMS24、先週まで陸上保管艇だったのですね。陸上保管だと、グランドパッキンが乾いてしまい、ダダ漏れになること多いんですよね。でも、デイクルーズした後に再び陸に戻してしまうので、今まではこれで問題なかったのでしょう。こんな感じで水舟になったのはよく聞く話ですが・・・自分の身に起こったのは初めての経験です。キャビンに入ったら床板が浮いているのは、ある意味貴重な経験でした。笑。

不幸中の幸いで回航直後だったので一切の荷物が置いていなかったこと。そしてエンジンの水没は免れたこと。MS24の内装は腰下付近はすべてFRP内装で木部が一切ないこと・・・・。これにより、船には一切のダメージが起こりませんでした。いえ、逆に床下の大掃除になりました。笑。。。 この後、塩抜きするために水道水を大量に入れ、何度か水を抜く作業を行いました。 怪我の功名でシート下までピッカピカです。

 本日の土曜日午後は、発注したパーツを受け取り、もう一艇のボートに向かい整備をする予定だったのですが、MS24の事件が片付いたのは、お月様が出た後でした。 とりあえずMS24のことはこれで終了し、急いでボートに向かいました・・・・。

その2へ続く

2010年11月 5日 (金)

帰省

叔母が急死し、広島まで急遽飛ぶことに・・・

私の家系は広島県人。広島と言えば・・・・原爆。

祖父は被爆者です。その血を引く私は人事には思えません・・・・

久しぶりの帰省なので、平和記念公園にも寄ってきました。

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家系的遺伝なのか・・・それともピカドンの爪痕かは判りませんが、叔母の親戚筋は白血病・癌で亡くなった方が多くいます。

私の母も血液癌で入院中・・・

そして、祖父は原爆投下翌日に、救援活動の為に爆心地に入りました。

私はその祖父の血を強く引いていると思います。顔がそっくりですから・・・。

戦争を知らぬ私ですが、心の中には「核兵器の爪痕」が不気味に存在するのが事実です。65年経ちましたが、被爆者遺族の心の中には例え様の無い不気味さが横たわっています。私の息子が成人した頃には、この不気味さが心の中に芽生えると思います。実に100年に渡って爆弾の威力が続くわけで・・・・・。

どんなに理由をつけても、核兵器の存在には疑問を持ちますね・・・・。

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