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2010年11月 8日 (月)

いろいろあった週末 前半戦 その1

今週末、ボート雑誌の「ボート倶楽部」の取材を受けました。12月5日発売の1月号に掲載予定です。(CMCMCM。。。)

電動工具の特集にて、プロのリフォーム業を営むプレージャボート船長と、アマチュアDIY好きのプレジャーボート船長の対談・・ということでお声がけを頂戴しました。

その取材日前日、東京湾マリーナのマリンエクセルさんから「注文受けていたボートの部品、入ったよ」と電話が入りました。取材までに、ボートが動くようにしておきたく、至急取りに行ってきました。

ここから長い一日が始まりました。 週末の前半戦 その1です。

部品を受け取る一方、東京湾マリーナにはヨット「CC30」が先週嫁に行き、その代わりに下取り艇として「ヤマハMS24」が回航されてきております。しかし、先週からメッチャ忙しく、まだMS24と会っていないのです。

そこで、まずは土曜の午後、日のあるうちにMS24を見に行ってきました。

桟橋に舫われたMS24は想像していたよりもずっと大きく、お隣に係留されているリベッチオやY26Cよりもタッパがある分、2ft小さいはずですが同等以上のサイズに見えます。そして、このサイズには珍しいラット仕様で、遠目には30ftオーバーのヨットに見えちゃったり また、ハルの状態も綺麗なもんです。いい感じ・・・。

Ms4_2 

次にMS24に乗り込み、キャビンのハッチを開けてみました。すると・・・目の錯覚か・・・キャビンの床が妙に揺れてるのです。一瞬、自分がめまいでも起こしたかな・・・と思ったのですが・・・・

ほんとうにキャビンの床が動いている!!!!

えええ!!!???なんでキャビンの床が動くの・・・???と思った次の瞬間・・・・

ぎゃっ!水だ!!水没しかかってる!!!

そーなんです。水舟になりかかってるのです!ペロッと舐めてみると・・・しょっぱい。海水だ・・・。とりあえず、エンジン冷却のスルハルバルブを閉めました。

次にビルジポンプを探したのですが・・・電動ビルジは付いている様子が無い。すぐに回航業者に連絡し、「ポンプついてる??」と確認。前オーナーに聞いて折り返し電話くれるというので、その間に色々見てみると、デッキストア(荷室)にハンドビルジポンプを発見。シュポシュポを排出を開始しました。

しかし10分ほど動かしても水位の変化がほとんど見られません。こりゃ1時間以上は掛かるぞ・・・こんなのやってられないぞ・・・・・。そう思い、船のエンジンの冷却ホースを外し、海水ポンプをビルジポンプ代わりに使おうと考え、キングストンバルブに接続されたホースを外しに掛かりました。。。だが、、、この時期、もう海水はだいぶ冷たいです。手を突っ込んでいてかじかんできて、うまく力が入りません・・・・そうしていると、「そういえば、桟橋の荷物ボックスに新品の電動ビルジが入っていたような・・・?」すぐに確認するとありました! 借り結合してスイッチオン。さすが電動ビルジは速いです。10分程度で排出完了しました。

水が出たら再流入の気配がありません。おそらくグランドパッキンでしょう・・・。

すぐにグランドパッキンを確認すると、案の定ボタボタと流れ落ちています。

工具一切をCC30から下ろしてしまっていたので、マリーナに一番大きなモンキーを借りて無事に増し締め完了・・・・・・。

いやはや、驚きました。ほんまびっくりした・・・・・・・。

今回の原因ですが・・・このMS24、先週まで陸上保管艇だったのですね。陸上保管だと、グランドパッキンが乾いてしまい、ダダ漏れになること多いんですよね。でも、デイクルーズした後に再び陸に戻してしまうので、今まではこれで問題なかったのでしょう。こんな感じで水舟になったのはよく聞く話ですが・・・自分の身に起こったのは初めての経験です。キャビンに入ったら床板が浮いているのは、ある意味貴重な経験でした。笑。

不幸中の幸いで回航直後だったので一切の荷物が置いていなかったこと。そしてエンジンの水没は免れたこと。MS24の内装は腰下付近はすべてFRP内装で木部が一切ないこと・・・・。これにより、船には一切のダメージが起こりませんでした。いえ、逆に床下の大掃除になりました。笑。。。 この後、塩抜きするために水道水を大量に入れ、何度か水を抜く作業を行いました。 怪我の功名でシート下までピッカピカです。

 本日の土曜日午後は、発注したパーツを受け取り、もう一艇のボートに向かい整備をする予定だったのですが、MS24の事件が片付いたのは、お月様が出た後でした。 とりあえずMS24のことはこれで終了し、急いでボートに向かいました・・・・。

その2へ続く

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ヨット」カテゴリの記事

コメント

冷や汗ものですね・・・
もし、同じ事が起きたらと思うとゾッとします。
因みに、僕は行き帰りに必ず床板を外して、ビルジの有無を確認しています。
ま、船外機仕様だから、ほとんど、いや、全く入らないハズなんですけどね。
(かつて、キールボルトが破損して、そこから漏った事があるんです)

こんばんは。
ブログみてびっくりしました。
お手数おかけしてたいへん申し訳ございませんでした。
引渡し前に、ビルジを空にしていたのでしたが
一週間で、そんなに溜まるとは夢にも思いませんでした。
船外機から船内機に乗り換えて2ヶ月でしたが
シャフト船のグランドパッキンを甘く見ていました。
ほんとうにすみませんでした。

もりとねぷちゅーん3


磯谷さん、こんにちは。
キールボルト破損って・・・・そんあ事があるんですか!? ちょっとビックリな出来事ですね。一度取り外しての修理になっちゃうんでしょうか????

もりとねぷちゅーんさん、こんにちは。
そんなそんな、、、、、100%冗談抜きで気になさらないくださいね。
と、いいつつ、何となく気にされちゃうかなと思いつつも、、ブログネタには素晴らしい素材だったので
アップしちゃった自分もナンなんですが・・・(スミマセン。笑)
 でも、これまた冗談抜きで、グランドパッキンばかりはその場その場の調整が必要なので、到着後に1週間も放置して点検もしに行かなかった私の責任ですので「ほんとにまったく」気にしておりませんので・・・・ どうかお気にされませんよう、よろしくでーす。

>瑠海さんへ

 あるんですよ~ もう10年位前だったかな?購入直後 息子が床板を取って、ビルジを雑巾で吸い取って出していたら。。。「お父さん!ボルトが折れた!」って・・・ 6本の内、元々1本が無くて(汗)
更にもう1本が”折れた”んです。塩ですね・・・でも原因は どうやら前のオーナーがキールを座礁
させていたんだろうと、業者の見解でした。結局、修理はFRPでキール全体を巻き込んで接着という
手術で、今は保っています。

ひゃーーーーーーー。。。。どんどん折れていくキールボルトですか・・・。
それはかなり怖い思いされましたね。。。
FRPでキール補強というのは、度々聞く話ではありますが、実体験者のお話は
初めてです。
ちなみに・・・キールをFRPで巻いて浮き上がるような剥離とかは起こらないものですか?
経年変化にも問題無い様ならば、錆などにオサラバするために、FRP巻きは興味ありました。

剥離、全く無いとは言えませんが、ボルトを折ったままよりはマシってヤツです(笑)
でも、船底を塗装するたびFRPで補強してごまかしてます(苦笑)
脱落したら、多分、ニュースに出るでしょう~

キール巻き巻きの生の声、初めて聞けてよかったです。非常に勉強になりました

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