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2011年4月

2011年4月30日 (土)

初期整備艤装その1

アメリカより着弾し、艤装開始です。

まず、シングルハンドで乗る際に、メインシートがドッグハウスまで行かないと操作できません。クルージング艇によくあるタイプのドッグハウスにトラベラーがあるヨットで、基本は一人で乗ることは考えられていないのでしょう・・・。

そこで、カムクリートを操作しやすい場所に増設しよう・・・・と思ったのですが、カタログ見ると、カムクリートの進化型が掲載されていました。

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スピンロック社の新型カムクリートです。カムクリートとシートストッパを足して2で割ったような製品のようです。

これを取り付けてみました。

単に穴をあけてビスで取り付ければいいのですが・・・そこはイジリーブログ。その手順をご紹介・・・。

まず位置を決めました。しかし、ちょうど良い場所はデッキ裏に手が入らなかったり、他のシートや艤装品の邪魔になったりで結構難しい・・・。

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ネットに図面がpdfで上がっていたので、DLして印刷。それをテンプレートにしました。
一本目のネジ穴をあけたら、後は現物あわせであけていきます。
しかしここで問題が・・・・。このヨットの場合、デッキ裏がFRP&補強で20mmもありました。更には天井板を取り付けるための30mmほどの根太に掛かる始末。つまり50mmもあるので、結構正確に垂直出して穴を開けないと、部品が浮いてしまうような感じになりました。2本目以降は丁寧に垂直出して穴あけを。。

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で、、、穴を開け終わり・・・ここでTips。
ビス穴周りを45度にザグリます。これをする理由は、防水シリコンがしっかりと充填できるようにする「充填隙間」の意味でやってます。シリコン切れて雨漏り・・・ということが少なからずありますので、それを避けるためです。

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その時便利なのが45度ザグリカッター。簡単かつ綺麗に45度の面取りが可能です。ホームセンターでも売っております。

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そしてネジを入れてみますと・・・・天井の隙間が僅かしかないので、ボルト頭切らないと天井が閉まらないという形に・・・・。取り付けてからサンダーとかで切るのも手ですが、そうすると次に外す時に苦労します。船の部品は電蝕でただでさえ外れないことが多いので、少しでも外しやすく後々を考えないと苦労します。。。というわけで、リューターでネジをカットした後、ダイズでネジを修正しておきました。

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で、最初の写真に戻りますが、これで取り付け終了です。
ボルトナットで止めますが、ここでTipsその2.
ボルト止めする際、ボルトを回してネジを入れたくなりますがこれはNGです!!!
何故かと言うと、ネジにつけたシリコンがボルトが回転することによって切れる可能性高いんです。よって、ボルト穴周りにシリコン塗ってボルト差込み、その後はボルトの頭を押さえて、デッキ裏のナットを回すようにした方が良い・・・ということになります。
これはプラスビスナットなどでも同様です。

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さて、実際の使い勝手ですが・・・・こりゃ便利です。
まずロック部分が360度回転するので、デッキのどの方向から引っ張るのもOKです。
そしてロックするためにはカムクリートと同じように下に押し付ける訳ですが、ほんの僅かな力で簡単にカチンとロックしてくれます。ロック後はシートストッパと同じように、引くのはフリーだけど、出て行くのはロックしてくれる形になります。

シートを解除するのはこれまた簡単。
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このように上に引っ張るだけで簡単にロック解除になります。

要はカムクリートと同じなんですが、特にロック時の軽さは驚異的でした。殆ど力要りません。コクピット中程で片手にティラー、片手にメインシートという状態でも、その場で簡単にロックオンオフ可能になりました。

って、当たり前の艤装品なのかな・・・・?筆者がしらないだけかも・・・

2011年4月25日 (月)

アメリカから着弾

初期整備の為に頼んでおいたウエストマリン商品群が到着・・・。

今回は地震の影響の為か、成田税関で異様な程時間取られたようで、到着まで通常の倍近く待ちました。。。大変なんでしょうね。

さて、到着ブツ・・・

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今回はちょこっとだけ。。 送料掛かるから一気に発注したいところですが、予算の都合上・・・。他に色々やらねばならぬところが出てくるでしょうから節約。。

さて、この中で面白そうなブツをご紹介いたします。

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こちらなんですが・・・・航海灯用のLEDバルブです。
Koitoの10wバルブとほぼ同等の明るさとのこと。それでいて消費電流は0.1A!!1/10です。同じ大きさで20Wタイプもラインナップにありました。

裏面には詳しい情報が・・・

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こんな感じのバルブです。お値段日本円換算で3000円ほどでした。

マスト灯・船尾灯・両色灯・停泊灯と、セイリング時は少なくとも2つは使いますよね。すると凡そ2.4Aの消費。一晩使うとバッテリの半分ぐらい失っちゃう計算に・・・・。
これがLEDだと、通常の航海灯を1時間点灯する電力で一晩賄える訳で。

時代は間違いなくエコですよね。
なのにJCIはこれを認可していないらしいじゃないですか。なんで??????
(これ以上突っ込むのはやめましょう)

ps あ、、、これは実験用です。勿論航海には使いませんよ。ええ、使いませんとも。どのぐらいの明るさなのかな?白色の色合いはどんな感じなのかな??と興味一杯で購入。桜マークついてませんから海でなんて使うわけないじゃないですか。

2011年4月24日 (日)

スピンロック・・・ありゃ??

前回のスピンロックカムクリートを取り付けてみて「ありゃ???」と思ったことが・・・。

製品は「8-10mmロープ用」と書かれているのですが、今使っている10mmメインシートが通りません。なぜ~~?と思ったら、メインシートが潮吸ってふやけて僅かに太くなっているのが原因でした。

そこで新品の10mmシート(バンク用)を通したところ、通るには通るのですが、1年も劣化するとキチキチになりそうな予感がします。

うーーーん・・・・どうしよう。

と悩みました。
元々メインシートが古くなっていることと、セイルサイズの割りにテークルが1:4なんですね。なのでちょっと重いんです。そこで1:6テークルに変更し、その代わりに8mmシートにすれば抵抗も更に少なくなるし・・・・。でもテークル高いんですよねぇ。1:4のまま8mmシートにダウンしようか・・・・。でも手が痛くなりそうだ・・・・。

そう思ってYBMのマリンサービスコジマに立ち寄ると・・・

お宝ハッケーン。

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や、やすい!!ベアリング入りのロンスタンブロックが半額以下!!
何でもモデルチェンジで旧製品になったので現品処分とか。
この価格はウエストマリンも驚きの価格なので衝動買いです。

お陰で操作性落とさずに10mmから8mmシートに変更出来ました。8mmにすると、スピンロックの操作性は更に上がりました。

2011年4月22日 (金)

フェンダー作ってみました

フェンダー、作成しました。

兎に角安く!修理も楽にするため何処でも手に入る材料で!ということで、オヤジの憩いの場、ホームセンターにGOです。(って、実はホームセンターは高いんですが・・・^_^; )

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ブルーシート498円と、水道塩ビ(VP25)300円を1200mmに切ってもらいました。

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カバーは縫ったりしません。(というか、縫う道具無いしミシン経験もゼロ・・・)
屋外での人工芝などを接着するための両面テープを利用することにしました。
通称「ブチルゴムテープ」と言いまして、それはもう嫌な程にベットリと接着でき、防水も最高の部類の部材です。
あとは補強用にビニールテープ。どうせカバーは1-2年ぐらいで寿命でしょうから普通の安いのを購入。

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プチプチを塩ビ棒に巻きつけの段で思わぬ苦労をしました。
かなり広い場所じゃないと大変なんです。42mもあるので・・・・。
周りに迷惑かな・・・と思いながらも、桟橋を端から端まで使って巻きつけ開始。
これが一番面倒だった気がします。

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次にブルーシートの両端をロープで綴じるためにハトメを付けました。ポンチで穴をあけ、ハトメを付けていきます。初めてハトメ作業しましたが、金槌一本で楽々取り付けできました。ハトメ一式1480円也。

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で、ブルーシートで海苔巻きに。海苔の端は強力両面テープで接着。

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それを更にビニールテープで補強。でもビニテは1年持たないでしょうね~。汗

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両端はロープで縛りましたが・・・ここでハトメの位置が悪い事に気がつきました。ハトメは海苔巻きにしてから必要な位置に開けるべきと学習・・・・。

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2本目は必要な位置にマジックでしるしを付けつつハトメを打っていきます。
しかし、ハトメの数が足りなくなってきてケチケチ状態に・・・・。

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こちらが必要な位置にハトメをケチりながら打った完成図です。まあ・・・こんなもんでいいかと妥協しつつ・・・。

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完成で御座います。普通の俵フェンダーの倍以上の長さがあり、一つ単価は3500円ぐらいで完成しました。3個目以降はハトメ工具が不要になるので2000円台に突入ですね~。同じ太さの俵が8000円でしたので、同等の長さで比較すると16000円vs3000円程度。おお、1/5!! 80%OFFセールです!って実際の金額だと大した差ではないのですが・・・・こういうのが10箇所100箇所と溜まると恐ろしい差になりますので・・・・地道に節約でふ。

中身がプチプチですので発泡スチロール俵のような耐久性は無いですが、その分クッション性はエアフェンダー並みにあります。漁港など出先での使用には非常に良さそうです。

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そして今回の本題はバウの衝突防止です。このような感じで桟橋に装着しました。手前に浮いているのは桟橋前利用者が残していった衝突防止フェンダー。バウが突っ込むと発泡スチロールにバウの型がついていき、最後には半分に砕けるんですよね・・・・。今回のフェンダーはどうだろうか???ということで、普通に有り得そうな速度で衝突実験してみました。
そしたら見事!!フネに嫌な衝撃も無く、手で押さえて止める様な感じで停止しました。フェンダーは半分ぐらいの太さに潰れましたが、船が離れると問題なく元に戻りました。思った以上の働きしてくれています。

ところで、今回なぜこんなに衝突防止フェンダー・・・・と騒ぐかというと、相方がペーパードライバーもいいところなんですね。絶対最初のうちは激突が目に見えています。。。なので、転ばぬ先の杖ということで

2011年4月19日 (火)

これは何でせう?

さて、これは何でしょう?20110418_135444
って、「プチプチ」って書いてありますね。そうです、プチプチです。(プチプチって商品名だったんですねぇ・・・・・知らなかったです)

これを使って自作フェンダー作ってみようかな???と思っています。

着岸時、バウが桟橋の陸電ポストに当たるんですよね。その為に桟橋に衝突防止用の俵フェンダーを装着するつもりでしたが・・・これが高いのなんの・・・・・。50*80センチほどの大きさで18000円もするんですね。発泡スチロールの塊なのに余りにも・・・・。これが常時必要な場合でしたらば仕方なく買いますが、今回は「うっかりミス防止」の為のフェンダーですので、必要個数(5個は必要!)を全部揃えたら10万近くになってしまいます。それはちょっと有り得ない金額。。。

そこで自作です。
このプチプチ、120センチ*42mのものがロール状になっています。お値段なんと1100円!!!(アスクルにて)
これを800円のブルーシートで巻いて、ブチルゴム両面テープで封をし、青のビニールテープで俵フェンダー風に巻きつけて固定しようかと思っています。場合によっては中心に水道塩ビパイプ入れてみようかなとも・・・・。どちらにしても、全部の部品揃えても2.4mサイズで4000円も掛からず製作できそうです。今週末にも作成の予定です。

2011年4月18日 (月)

音の力

今朝、何時もの通りニュース番組をつけたら・・・・・

http://www.youtube.com/watch?v=hlASb6HzJjA

歌手、長淵剛さんが石巻の高校でマイク無しで唄っている姿が飛び込んできた。

しばし、そのまま見とれて・・・・感涙・・・。ヤバい。

その後、石巻の航空自衛隊基地にて自衛隊隊員と共に大合唱!

泣けました。涙ボロボロ状態で・・・・。

普段、長渕の曲を余り好まない家内も感涙してました・・・・。

自分の場合、フォーク時代の彼から大好きだったし、、、、キチガイじみた歌詞も含めて好きだったので感情移入が相当大きいとは思いますが、名曲「乾杯」を 自衛隊員全員が肩を組んで大合唱する姿は本当に泣けました。そして生で演奏する彼の「間」の取り方、観客への訴え方・・・音楽家じゃないと出来ない凄い力 を見た感じです。

ところで彼の曲の中に「ニッポン」という単語が沢山出てきます。ニッポンを救おうとしている自衛隊の元へ駆けつけた彼の気持ちはホンモノなんでしょう。

剣崎経由 三崎港行

三崎港は25度を超え、初夏の風が吹いておりました。

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各地からヨットがここ三崎に訪れておりました。風は適度、空は抜けるような青空で最高の日和です。

三崎港を出航し、東京方面に舵を取ると、左手に金色に輝く岩肌が目に飛び込んできます。

「みうら宮川フィッシャリーナ」などが存在する磯場なのですが、なかなか近づくことは出来ません。なぜなら磯場に砕ける太平洋の荒波を見ると、視覚的威圧感一杯でとても近寄ろうという気にはなりません。

今回はその磯場に!

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まるで洗濯板のようなゴツゴツした岩肌が一杯に広がる素晴らしい景色でした。

入港ルートは・・・・

まず、津久井浜沿いのマクドナルドを三崎方向へ左折・・・

って、違うって・・?

いえいえ、いいのです。

今回は家族サービスで陸路で上陸。 まあ家族サービスといっても海辺に行ってしまうのは習性でしょうか。。。

2011年4月14日 (木)

初帆走

今日は夜勤明けで午前6時に帰宅。家で一眠りして・・・・そしてまた午後には夜勤が入ってます。

が・・・・!睡眠時間もそこそこにマリーナへ向かいました。

ここのところ強風だったり雨だったりして、まだ一度も帆走していないのです。
今日の五月晴れを見るとウズウズしちゃって寝てられません!

とは言っても、夕刻からまた夜勤で2時間しか時間が無く、出てすぐに戻るという慌ただしい状態での初トライです。そして、ジブセイルがまだ無い・・・。(ジブセイルつきということで売買契約をしましたが、元々のが寿命らしく、まっさらの新品が付いてくるとのこと。ラッキーです。現在作成中)

取り敢えず今日はメインセイルだけで帆走することを目標に出港です。

マリーナに到着し、各部点検してすぐに桟橋を離れました。今日は快晴、気温20度。南の風5mという初トライには絶好の条件です。

水路に出て、まずオーパイのチェック。

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うむ、うむ、よし、よし。 いい感じで動いていくれてます。シングルハンドの90%はコイツ任せという軟弱船長ですので、これの健康状態をチェックするのは外せません。。。

外に出てみると、風は軽風、波はほぼ無し。ひっさしぶりの5ktの海です。やっぱ5ktはいいっす!!!ヨットに戻って良かった!とひしひしと感じます。

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次にセイルをあげてみます。
実は、購入時、スタックパックにセイルが入っているのは一応確認はしたのですが、「少しヨレたセイルだなぁ。」ぐらいにしか思っていませんでした。なんたってジブは寿命で作り直しっつうぐらいなので、期待してなかったんですが・・・・

あげてみてビックリ。

Mainsail
金色したセイルでした。スタックパックで丸まった状態見ただけだとビニールみたいな感じで金色セイルとは気がつかなった。
こ、これって高いんじゃないの???正直、今までにダクロンセイルしか経験無いのです。金色したセイルを間近で見たのは実は初めて。。。中央あたりに一部向こうが透けて見えるようなヨレがあるので修理しないとダメそうな気はするけど、、、ダクロンよりもガッシリと硬いのは迷走船長にも判ります。 このセイルはレース用なんでしょうか・・・?それともクルージング用なんでしょうか・・・・・・?中央の透けた部分の補修は効くのでしょうか・・・・???よくわからんので明日にでもヨット屋に聞いてみるつもりです。

それにしても、やっぱヨットは気持ちいい。今日は2ktぐらいしか出ていない気がするけど、、、、2kt万歳じゃないですか。ええ。
余りの気持ちよさに仕事中の筈の相方に電話・・・・(すまんこって。。。)
「いまさー、帆走中だよん。いい感じだよん~~~」
と、言ったところで遠方から長音汽笛一発「ぼーーーーーーーーー」。
振り向くとまだまだ先ではあるけど本船がこっちに向いています。まずいなと思い電話を切り、タッキングしようかと思い反対を見ると帆走中のヨットが2艇。。。うう・・・じゃあジャイブ・・と思って後ろを見ると、これまた遠くに根岸湾を出ようとする本船が・・・。うー八方塞がりだワン。。。。  もう時間も無いしぃ・・・素直にセイル落としてエンジン掛けました。(軟弱!)

そんな感じの初帆走。小一時間だったけど楽しかった。。。


2011年4月11日 (月)

ボートのクルーde花見

昔から色々お世話になっているボート仲間のN船長にお誘い頂戴し、ボートで花見に。

N船長は長く東京湾マリーナにてヤマハPC27で楽しんでらっしゃいます。

このPC27・・・ディーゼルツインなのですが・・・ドライブ艇であることより非常に振動が少なく、また波切りがメチャクチャよいです。類を見ないほどのディープV船形ということもあり、ヒールは大きいもののトヨタセルシオやクラウンのような極上の柔らかさを持っていると感じます。ほんとに気持ちよい艇ですね。(名艇だと思います)

今日は東京湾マリーナを出発し、隅田川を上り、浅草近辺まで行きました。

Hanami1
ヨットでは絶対真似できないボートのよいところ・・・・それが川遊びですね。
有名な「う○ち」のビルと、東京スカイツリーを見ながら隅田川くだりです。
もう春ですねー。ぽっかぽか陽気でした。

そんなことをしていると、同じくボートの友人O船長から電話が掛かってきました。
「今年の花見は自粛・・・と思っていたけど、Kさんのボートで浜離宮に居る。これからマリーナに帰り桟橋でBBQ」とのこと。
本船N船長にカクカクシカジカらしいけど・・・と伝え、急遽花より団子。江戸川はIZUMマリーンまでBBQへ襲撃。

Hanami0
さすがボートは速いです。途中、レインボーブリッジをくぐり、建設中の東京湾ゲートブリッジを抜け、東京湾へ。そしてディズニーランド横を通り江戸川に入りました。ゲストの皆様には海から見る東京名所を楽しんで頂けたようで。そして私はこの間ヘルム取らしてもらい、カッ飛びで爽快クルーズを楽しませて頂きました。

ヨットが良い、ボートが良い、、、今まで色々書いてきましたが、やっぱり別の乗り物ですね。楽しみ方の方向性が全く違って比較になりません。。。。

さてIZUMIマリーンに到着し、BBQに混ぜていただきました。
N船長の奥様の超超超豪華手料理と共に、、、有りがたき幸せでございます。

Hanami3
その後、江戸川の桜名所を徒歩で散策。

地面が揺れようとも、放射能が降ろうとも、自然はしっかり春していました。

Hanami2
N船長!今度はヨットを味わいに是非お越しください。

O船長!急に混ぜていただきアリガトサンでした!

2011年4月 8日 (金)

バフ掛け化粧直し

昨日より船底塗装とキングストンバルブ交換の為にヨットを陸にあげました。
とは言っても、船体価格にパックされた内容なので業者さんが行ったのですが・・。

陸に上がっている間に、船体バフ掛けと船名シールの貼り付けを行いました。

しかし、バフ掛けはホントに辛い作業です。フネの作業の中で一番嫌いな作業だったりもします。

結局朝10時にスタートして17時までの間で7割ぐらいしか終わりませんでした。

腕パンパン、足ガクガク。今日は全身筋肉痛・・・・・・・。

そんな中でバフ掛けのTipsをご紹介いたします。

Mp
まず何はなくともポリッシャーが必要。私は写真の「マキタPV7001C」というのを使っています。実売2万以下で買えて、瞬時に高速低速切り替え出来、ボディも熱が伝わりにくい構造という感じで、流石のマキタという感じでかなりお気に入りです。

これに使うバフは「羊毛バフ」。 バフの種類には色々あって「スポンジバフ」「ウレタンバフ」などが入手しやすいと思います。でも、ゲルコートの艶出しをするにはスポンジ系じゃ弱すぎて時間が掛かりすぎる為、羊毛バフ必須だと思います。 ウレタン塗装仕上げのフネの場合は羊毛だと研磨力強すぎるためスポンジバフの方が良いかもしれません・・。羊毛バフは結構高いですが、30ft艇ですと片舷で4~5枚ほど用意するのがオススメです。バフがけしてると段々とコンパウンドが羊毛に絡み作業効率が極端に低下しますので・・。

Buf

コンパウンドは3Mのを使っています。(別に3Mじゃなくてもいいけど、これが一番使いやすかった気がします)ここで必ず「ノンワックス・ノンシリコンタイプ」を選ぶのが賢明です。シリコン入りのコンパウンドは同時にワックス掛けもできるのですが、バフ掛けでこれを使うとゲルコートの奥底にシリコン粒子を圧入しちゃうので、万が一の事故の時の再塗装にえらい苦労します・・・。下手するとゲルコートが無くなるほど下地を削らなきゃいけなくなるので・・・。実は過去にこれで大失敗して、それ以来ノンシリコンタイプにしています。 3M製品だと「エフ1、エフ2」などが有名で入手も楽だと思います。 尚、ゲルコートのバフがけが長期間行われていなかった部分には「中細目」ぐらいの若干粗めのコンパウンドがオススメです。極細目だとなかなか研磨が進まなく苦労します。初回は細目でも結構辛いときがありました。勿論、艶はこちらの方が上だけど、どーせ1年もすると白っちゃけちゃうのがゲルコートの宿命ですので・・・。
今回は、YBMの船具屋「コジマ」さんにて、3Mの中目ぐらいのをホットドッグのケチャップ入れに小分けしたものを買いました。1500円ほどだったでしょうか。作業性良かったです。

一度キレイにしてしまえば、あとは半年に1度ほど「エフ2(超微粒子)」を使ってます。半年前の処理がダメージ受けない間ならば、これで速度的に問題ないし、超微粒子だけあって艶も良いですので。

さて、ここからがTipsです。

ポリッシャーを一日持っていると、翌日腕が上がらないほどの疲労に襲われます。そこで、下図のような造作をしてます。
Pori_2
ポリッシャーと同じような重さのものを「井戸の釣瓶」みたいにする訳です。すると作業中、殆ど無重力感覚で重いポリッシャーを扱えます。これが有ると無いとでは雲泥の差になります。ターニングブロックはそこらに余っているもの何でもいいと思います。バウから出ている緑色の「適当なロープ」はターニングブロックがポリッシャーの真上に来るようにする為の位置調整ロープです。

あと、ポリッシング中のコツですが・・・・ゲルコートは硬いので、車の塗膜を磨くのと違い、ある程度力入れつつ、ポリッシャーの移動速度をゆっくりにする必要があると思います。(これは車の塗装を磨く時にはご法度の方法です。。。)しかし、度を越えるとコンパウンドが発熱し、最悪熱でへばりつく事があります。そこまでいかなくても、コンパウンドの水分を失い、ガム状になって船体にへばりつく事が多くなります。こうなった場合、そこだけ重点的にポリッシングして剥がしたくなりますが・・・まず剥がれてくれません。

その際の方法として3つ。一つ目は霧吹きに水を入れた物を用意し、シュシュッと水を噴霧してポリッシングするとウソみたいに剥がれます。但しバフがベタベタになってくるとガム状になる率が高くなるようです。霧吹き使うとバフが濡れてベタベタになってしまう欠点もあります・・。

二つ目に、濡れ雑巾を用意して、こびり付いたらふき取る。個人的にはこれが一番楽な気がします。

三つ目に、バフをとっとと新しいものに交換する。もしくはバフクリーナーなどで清掃するのが根本的解決でしょうか。

あと、ポリッシングが進んでいくと、バフ回転にて乾燥したコンパウンドが飛び散り、周囲に付着します。同時に、バフの汚れが進んでコンパウンドが切れにくくなります。こうなる前にバフ交換するのが一番なんですが、バフも高いですから、そう何枚も持ってられない・・・。
 よって、少々曇っていても先に進め、数分して乾いた頃を見計らって空拭きすると艶が出ます。艶が足りなかったら再度その部分をバフ掛けする。こんな感じで進めないと、「延々クモリが取れずにバフがけが進まん」という悪循環に陥りますのでご注意された方がよいかと思います。でもそれも程度問題で、、、、コンパウンドが絡みついたバフでは殆ど研磨されていないようにも感じますので、バフを清掃するか交換するか、もしくは「今日はここだけ」という感じで手持ちのバフが汚れたら終了!と先延ばしにするのが結果的に一番だと感じます。

あと、「バフクリーナー」というバフの掃除用具があると便利みたいです。(って持ってないんですが・・・。) 無い場合は、バフを回転させながら割り箸を軽くバフに当てます。すると乾燥したコンパウンドの粉がビャーっと剥がれてくれます。もしコンプレッサーが使える環境なら、同じくバフを回転させながら高圧エアを吹き付けるとかなりキレイになります。

それと最後に面倒でもバフを洗うこと・・・。これを怠ると次回悲劇です。。。

バフ洗いのTipsですが・・・バフに中性洗剤を垂らし、デッキのノンスリップパターン面などにホースで水を掛けながらバフを回転させます。するとものの数十秒でバフがキレイになりますので、最後に数十秒空回転させ水気を飛ばしておくのが一番簡単な気がします。

 

以上、バフ掛けTipsでした~。もっと良い方法あったら是非コメント頂けると幸いです。私も少しでも楽をしたい・・・・。バフがけ大嫌い。。。

12月追記・・・

久しぶりにコンパウンドがけ行いました。まだ前回の処理が生きていたので、超微粒子タイプの「エフ2」にて行いましたが、半年前に比べて数分の1の時間で終わりました。やはり早め早めが一番楽だな・・と感じます。

さて、車関係のサイトでバフ掛けをググっていたところ、面白いTipsが幾つかありました。もっとも、車は鉄板にウレタン塗装した面についてのTipsですので、ボートとは違う部分も多々有りそうですが、覚書含めてご紹介を・・・

  • コンパウンドのこびりつきはどうすればいいか?>ウエスで除去する。無理にポリッシャーで取ると焼きつきの原因になる。バフにコンパウンドが付きすぎるとこれらの原因になるので、時折バフクリーナーにて除去を行う
  • コンパウンドが切れない。(切れる=回転させ無くなっていくこと)。コツは?>コンパウンドの付けすぎが主な原因。通常、1分程度で切れる量のコンパウンドを付ける。またバフにコンパウンドが絡みついてもこうなる。バフクリーナーでキレイにするか、交換する。 ウラ技として、軽く霧吹きで湿らせると切れが良くなる。ただし、やりすぎるとベタついて始末におえなくなるので、あくまで「軽く一吹き」がポイント
  • ポリッシャー後のコンパウンドはどうなるのか?無くなるまで磨くのか、適当なところでふき取るのか?>ポリッシャーをすると段々とコンパウンドが無くなってきて塗装面が見え始める。この段階で、バフにある有効なコンパウンドは終了と考える。(残りはウエスでふき取る。)

的を得た内容だと感じます。次のポリッシングの時にチャレンジしてみます。

更に追記・・・

ポリッシング時間短縮には下準備が全て・・と感じるようになりました。でも毎回忘れるので、またまた備忘録

  • 目に見える黒い汚れは「激落ち」などの台所メラミンスポンジで落としておく。コンパウンドでは非常に時間が掛かる。
  • 同時に、凡その汚れは先に落としておく。これにより、バフの汚れが大幅に減り時間短縮になる
  • ノンスリップデッキ面を磨くのに、「ホース流水」「車用水垢シャンプー(但し水溶性)」「羊毛バフ」が大変効果的。流水させながら軽く当てるだけで、かなりキレイになる。下準備には今のところこれが一番楽?
  • 本番前にそろえるもの・・・大量のウエス・霧吹き・コンパウンド・ポリッシャー・バフ沢山・バケツ・バフクリーナーか割り箸・マスキングテープ。上架時のハルサイド処理にはプラスしてブロック・ロープ15m程度2本・錘用フェンダー・延長コードリール・3-4m程度の延長コード・落下防止用ハーネス・脚立と渡り板
  • バフの枚数も限られるので、先を欲張らず、バフが汚れて作業効率が低下したらその日は終了という気持でポイントポイントを順次磨いていくのが一番楽。

2011年4月 4日 (月)

相棒と初ミーティング

今日はマリーナにて初めて相棒とフネで待ち合わせの日。

地震の余波の中、罪悪感を感じつつも・・・明るく行かなきゃ気分も沈む。気分が沈めば経済も停滞する。風が吹けばナンとやらということで。

さて・・・・・・・・・Myヨットにて初の正式クルーとして参加頂いた訳ですが・・・・いやぁ・・・いいもんですねぇ。

一人でやっている時もそれはそれで楽しかった。いや、一人でフネでまったりしているのも大好き。

でも、一つのフネを一緒に維持していこう・・・一緒に航海していこう・・・という人と行動すると、なんと安心感があることか。これは想像以上でした。

昨日は延々離岸着岸練習を一緒にしたんですが、ゲストじゃないデッキハンドが1名いるだけで、なんと操船が楽なことか! と、驚きました。

夕刻、Myバースに着岸し、キャビンでホッと一息つくときに、同じ目線で「おつかれっ!!!」と言える人がいるのが、なんと有り難い事か! とも感じました。

例えて言うならば、友人とはまた違う・・・・そう・・・彼女とか家内の存在に似ている感じでしょうか。

今までフネの艤装は全て「スキッパー一人で扱える為に」施してきた気がします。例えばレーダーしかり、オーパイしかり、スタックパック&ラフカーしかり。 特にレーダーに至っては「世界一周でもするの?」とからかわれる事しばしばでした。でも自分としては、ジブセイルの影にいるフネのワッチとかどうするの????と不思議でした。。。(注:旧Adagioはセンターコクピットで目線が高く、ハイカットジブですら前方が全く見えない) でも、2つの目が4つに増えただけで、そのような艤装は特別必要とも思えなくなるのですね。からかっていた人の「立ち位置」が全く違っていて話が噛み合わなかったんだと、今になって気がついた気がします。 でも、日曜祭日は出勤が多いのが現実なので、、、平日オフ日に一人で乗れるよう、今までどおり一人で完結できる艤装に拘る予定ですけど。

2011年4月 2日 (土)

夜のヨット

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久しぶりのヨットです。ボートが悪いとは言いませんが、自分の手の中には余りに巨大で複雑なシステム過ぎ、故障に怯えながらで落ち着きませんでした。(重ねて言いますが、、だからボートは・・などとは毛頭思わないですヨ)
やっぱヨットはいいです。

週末は相棒が初めてフネに来る予定・・・。

どんな感想を漏らすやら。

2011年4月 1日 (金)

は、はやっ。。。。

昨日のオフ日、ヨットが陸に上がっているうちに船名シール貼っちゃおうと思って、「作業するよ」と業者さんに一報入れようと電話を入れると・・・

「今日、YBMへ廻航しちゃいます」

とのこと。ぎょへ、はやっ!だってまだYBMに書類提出も何もしていないし。。。

つうことで予定変更で陸路でYBMへ。

まずは空いているバースを見せてもらおうと思ってセンターハウスへ行くと

「おひさしぶりです」と専制パンチを。えっ、ワタシを覚えてるんですか???もう5年近くご無沙汰している人間なのに・・・と、メッチャ驚いてしまいました。

カクカクシカジカでまたお世話になりますとお話したところ、一度メンバーだったこともあり、迅速に事務処理を行ってくださり、その夕方には既にオーナー扱いでゲストバースに舫うことになりました。

また、別の面で少し(かなり)驚いたことがありました。YBMってお役所的処理が非常に多かった気がします。少なくともワタシはそう感じていた・・・・・・。
が、こういうご時世なのか、お客を大事にするというか、、、臨機応変な対応を見ていて正直見直しました。マリーナの中身をずいぶん変わってました。今まではBバースとCバースの格差が余りにも大きすぎた印象がありました。価格差倍以上ですから・・・。ワタシがお世話になっていた頃は「特Bバース」というのが極一部存在していましたが、今は正式に「Jバース」というBとCの間が出来たようです。場所はCと同じ位置なのですが、着岸する時に「そのまま」着岸できる面がCバース。一度切り返しして着岸する面をJバースと分けたようです。

それにしても、、、ジャノーが走るのは当面先だと思っていたら、何とその日にYBMに納まってしまうとは・・・人生何があるか判んないですね。地震のように悪いことも、今回のように良い事も含めて。

その夜は人と待ち合わせがあったので、夕刻到着したヨットに10分だけ乗って帰宅となりました。さて、今後が楽しみです。

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