2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2011年5月

2011年5月27日 (金)

ドジャー

ヨット購入時資金のうち、装着予定として温存しておいたドジャー代。

というのも、実際に航海してみないと、どのぐらいの大きさのものが必要とか、作っても邪魔になってしまう場所など、やってみないと判らないことが沢山なので、後で作ろうと温存してました。

一時は自作してみようか?とも思ったのですが、小学校の雑巾作り以来、針仕事なんてしたことなし。いきなり最大の大物製作は無謀だろうなぁ・・・・

ということで、素直にプロに発注しました。

今までセイル・スタックパックなどで何度もお世話になってるウルマンセイル(旧ラムダセイル、マリンアートプロダクツ)さんにお願いを・・・。

一体どうやって作るんだろう???と大変興味あったのですが・・・思った以上にノウハウの塊といった感じ。 とても素人仕事の範疇じゃ無理という感じでした。

20110526_115442
多分、各社企業秘密部分も多いと思うので作業中の遠景写真だけでご勘弁を・・・。

さて、どんな感じで出来るやら楽しみです。

2011年5月20日 (金)

リーフ・・・その時・・・・怖っ!

先日、メインセイルをリーフ中に航行していたときです。
タッキング後、妙にクリューの位置が上にずれ、同時にマストが少し下がった気がしました。

うちの艇のリーフシートはグースネックのところで処理をするタイプで、ブームにカムクリートみたいなストッパーがついています。そのストッパーが外れたのだと直感しました。

P1010279
この写真の3本のシート・・・手前から1ポン、クリューアウトホール、2ポンです。
このストッパーは、バネなどが付いている訳でなく、シートに噛み付いた後、シートにテンションが掛かっていれば外れないのですが、少しでも緩むと簡単にリリースしてしまいます。

タッキングした時にセイルがシバーし、その時に外れて1ポンシートが緩んでしまったのだろう・・・と感じました。

そこで急いでグースネックに行き、1ポンシートを引いたのですが・・・えらく抵抗が無くスルスルと引けます。余程ゆるんだか・・・?と思ったとき・・・引いていたシートが突然無くなりました。そうです。シートを引き抜いちゃったんですね。

これには焦り、一瞬頭が白くなりました。だって、リーフ艤装が荒れた海の中で強制解除になってしまったのですから。。。暫し考えて、即2ポンに変更。事なきを得ましたが・・・結構ゾッとしました。

今回の原因は、ブームエンドに舫い結びで縛っていたのですが、それが解けてしまったようです。上の写真のシートストッパはシロだった訳ですね。

でも、これを機会にリーフ艤装考え直そうかな・・・と思い始めました。シングルハンドで荒れた中グースネックまで行くのは出来ればやりたくないです。コクピットの中でリーフ出来たら一番安全・・・

そこで、他のヨットはどうなってるのだろう?と見て回ったところ・・・艇によってマチマチなんですね。1シートリーフシステムの方、うちと同じくグースネックの所で処理出来る様にしている方・・・・。てんでバラバラです。

Rf
ちょっと考えてみたのがこんな感じです。ラフ側、クリュー側に2本のシートを用意し、コクピットから引っ張ってみたらどうだろう?と考えました。
やってみないと判らないですが・・・ちょっと懸念される点として

  1. リーフシートが結構な距離になる=伸びる=弛み無く展開できるのか?
  2. マスト根元のシーブと、グースネックのシーブの取り付け位置はある程度限定され自由な場所に置ける訳じゃない。そうすると、ブームを左右一杯に移動した時、片側では緩み、もう片側ではキツくなり、下手するとセイルを破るのではないだろうか?

という2点。でも、1シートリーフシステムを採用している艇も沢山あるんだから、これらの問題点は大丈夫なのかな・・・・。

もしコクピットまでリーフラインを引っ張ってこられる艤装をされている皆様いらっしゃいましたら、特別問題出ないものか、是非教えてください!宜しくお願い致します。

来客・・・・ヨット転向???

もう10年来?になりましょうか・・・モーターボート時代からの友人がヨットに興味持ち始め、乗せて欲しいとの連絡。

おお、ウエルカム!是非はまり込んでください!

ということで、出航しました、彼及び彼のクルー2名と私の合計4名での出航です。

彼自身は20歳頃にちょっとだけディンギーの経験あるらしく、その後他のヨットのゲストとして数度乗ったことがあるとのこと。
クルーの方々は初体験らしいです。

とりあえず、桟橋で「やっちゃいけないこと」だけを教え、、、セイルの上げ方と下げ方を1度実演し、、、、後は海で!

さて、当日は桟橋ではそよ風程度だったのですが、舫いを解いた頃から急に吹き上がり、いい風になってきました。
帆走海面に出てセイルをアップするとレギュラー+フルメインでガンネルが海面に触れる程度にヒールします。

「大丈夫、これ以上はヒールしないから」

と、友人たちに説明。

だが、やはり慣れないですよね。かなりビビッてる表情です。そりゃそうだ・・・モーターボートの場合、可能な限りヒールさせないのが鉄則ですから、その暦の長い彼にとっては相当な違和感あるはずです。

「もしね、これ以上ヒールしちゃって怖いとおもったら、この黒いヒモ(メインシート)を伸ばす。すると・・・・(メインシート出しながら)・・・ほらね、推進力失ってヒールも納まるでしょ。」

次に彼に舵任せます。流石はボート暦長いので、ティラーの操作は最初からほぼパーフェクト。あとは風見見ながらクローズホールドを暫しやってもらいます。うん、上手いもんだ。

でも、風は更に強くなり、ブロー(突風)でガンネルが水をすくうほどヒールすることも・・・彼の顔はその度に青くなっている。

「ヒールして怖いようならね・・・黒いヒモを出す代わりに船を風上に向けちゃうとイヤでも推進力失うからね・・・こんな風に・・・(風上に向かって舵を切る)・・・ね、速度落ちてヒールも戻るでしょ? それに、この程度でひっくり返ること絶対無いし、万が一横倒しになってもすぐ起き上がるから大丈夫だよ」

と、オーバーヒールの解消方法だけをまず重点的にレクチャー。

 ある程度ヒールに慣れたところで、本来の走りを見せる為にセイルサイズ調整に入ります。

「ほんとはね、今日の風だとこのセイルだと大きすぎるんだよ。これからリーフと言ってセイルサイズを縮小するからね。じゃあ、この赤いロープ(メンハリ)を合図があったら1m緩めて。」
と指示し、私はマストにへばり付く。数分後、無事リーフ終了。

その後、タッキングを数度、そしてアビームを体験してもらい、最後にフリーの走りとジャイビングを数度。

この頃になるとあたり一面でウサギが飛び始めてましたが・・・・ヨットはホントに時化に強いですね。たまにスプレー飛んできて冷たい程度。船は安定して走ってくれています。

約2時間走ってマリーナに戻ると

20110519_163019
あらら、、いつの間にか赤旗(出航停止)に変わってました。桟橋の風速計は10m以上さしてます。 まあ、かなりのスポーツ的要素をもったセイリングを堪能してもらえたので、反って良かったのでは?という感じでした。

桟橋に戻り、彼に感想を聞いてみると

「「あっという間の2時間だった」」

「「スポーツってのがよく判った」」

「「辺り一面ウサギが飛んでいたけど、波には全くといって影響しないんだな」」

「「6ktの<速さ>が実感できた。かなりのスピード感がある」」

「「ヨットはもっと年食ってからゆっくりやればいいかなと思ってたけど、、、若いうちの方が
面白そうだ。長年の経験あれば兎も角、これを70歳ぐらいで入門しても怖そうだ。
体がついていかないかも。」」

こんな感想でした。
これ、実のところ、ボート乗りがヨットに持つ懐疑的イメージの部分なんですよね。
「あんなゆっくり走って退屈じゃない?」
「遠くへ行けなくて飽きちゃわない??」
「波に揉まれてグラングランしちゃって辛いんでは???」

と、こんな感じです。
でも実際は違うんだよねーーーー。ボートよりスピード感あるし、やること一杯あるから飽きる暇もないし
少々の波なんて無問題だから安心できるしね・・・。

20110519_160708
クルーの皆様も全く新たな体験で、想像以上に面白いと思って頂けたようでした。

そして彼は

20110519_160659
ご満悦っ!
して頂けた様で良かったです。

そして夜にメールが来ました。来週、ヨットの出物を見に試乗に行くとのこと。
お~~~、ヨットマンが一人誕生かも

2011年5月16日 (月)

募金活動

早いもので震災からあっという間に2ヶ月以上経ってしまいました。

でもまだまだ復興すすんでいない状態ですね。
今回の災害の規模を物語っております・・・・

ということで、昨日募金活動に参加してきました。

駅前にて息子も参加させ声を張り上げてきました。

普段商売で頂く1円とは全く違った「お金の重さ」を感じました。
心の底から「ありがとうございます!ご協力感謝いたします!!」と感じられる1円で
ほんとに涙が出そうな有り難さを感じました。

20110515_141142_2

趣旨とは違い不謹慎なお話かもしれませんが、、、子供にとっては大変に良い勉強の場になったようです。

2011年5月 8日 (日)

充実の一日・・・・。

今日は非常に充実の一日・・・・・。

午前中、東京湾マリーナのバンドフェット30を操るK船長がybmまで船で遊びに来てくださるとのこと。とても楽しみ。

ただ、今日の朝、天気予報が変わっている。お昼~夕刻、15m近く吹く予報が・・・・。

k船長から電話があり

「今、川崎沖。午後風が上がるって言ってたので、行けるところまで行くけど、すでに煙突の煙が真横にすっ飛んでる。この辺りは大した風じゃないけど・・・・」とのこと。

結局、段々と風が上がってきて、今日でGWも終わりということもあり、無理をせず引き返すことに決定となった。

K船長、ナイス判断だったと思います。
これに懲りず、ぜひまた遊びに来てくださいね!

数時間後、このブログに書き込みくださっているMaikeruさんが遊びに来てくださいました。可愛いお嬢さんと息子さん、そして奥様の4名でお越しくださいました。お会いして色々お伺いすると、かなりのベテランヨットマンのオーラが漂っていました。 

今度、ぜひとも操船指導お願いします!

また、何もお構いできず申し訳ございません。。奥様にもよろしくお伝えください。

さて、その後、今度は相方が奥様と一緒に船にやってきました。
奥様とは初顔合わせ。大変優しい感じの奥様で・・・・幸せな旦那さまですな。

船の中で暫し雑談のあと、陸上の喫茶店に移動し夕刻まで談笑。

その後、日没の空を肴に、ちょっとだけ出航。

220110508
先程の強風も何処へやら。ベタベタのベタ凪に最高の夕暮れ空。奥様乗せてのクルーズにはこれ以上無い状態でした。

今年のGWはこれで本当に終わり・・・・・。

さぁ、仕事しますか!

2011年5月 6日 (金)

GW最終日・・・ 初めての帆走

GW最終日。初めての帆走に出航です。

「はじめて」というのは、ジブ、メインの両方を使っての帆走・・・という意味です。結局GWにジブが間に合わず、ヨット屋さんが気を使ってくださり、レギュラージブを貸してくださいました。(しかもケブラーレーシングジブ・・・。パリパリと凄かったです)

本日、海ほたるで8-10mの北東の風。

YBMを出航し、猿島横の赤ブイでUターンして戻ってくる計画。
距離は僅か4マイルあるかないかです。

マリーナを出ると小柴沖に凄い数の遊漁船が。。
早く帆走したいのですが、暫し機走で縫うように走ります。

漁船地雷を抜けてようやくメインとジブアップ。

レギュラー+フルメインで時折僅かにオーバーヒールしながらも、限界知りたくそのまま突っ走ります。時折20ktぐらい吹いていたみたいなので、結構スリリングでした。後でgps見るとクローズホールド~アビームにて最高7.7ktを記録。

しかし、、、、悪いところ一杯でてきました。。。

もしご存知の方は是非教えて頂きたいのですが・・・・・・・・

うちの艇のメインシートの取り回しはブーム中央から1:6のテークルで引っ張っているタイプです。元々は1:4のテークルでしたが、今回初期艤装で1:6までアップしました。
Dsc_4093
しかし、クローズドホールドにてリーチを閉じる為に引っ張っても力負けしてしまうのです。ウインチ使わないと最後まで引き込めない感じでした。
今まで乗っていた船(ステップマリンcc30)はブームエンドに1:6テークルの装備でした。CC30はトラベラーも装備していなかったので、かなり強く引っ張る必要もあったのですが、手で引ききれない事は無かったです。
単純計算でCC30の時と同じ重さにするためには・・・1:12ぐらいのテークルで同程度になる計算に・・・。幾らなんでもそれはちょっと無茶な相談ですし・・・・。

ブーム中央から引き込むクルージング艇のメインシートの重さって、どの艇もこんなものなんでしょうか??(ウインチ必要になることもあるんでしょうか・・??)

ご存知の方いらっしゃいましたらば是非教えて頂けると助かります。

あと、改造が必要そうな部分がもう一つ出ました。
Dsc_4057 ジブシートトラベラーですが、純正でハーケンベアリングカーが装備されておりました。ラッキー!と思っていたのですが・・・カー調整シートのシートストッパがV字ジャムクリートでして・・・これが滑って滑って止まらないのでした。お陰でいくら調整してもカーが一番後ろに飛んできて、ジブリーチ上部が開いちゃって開いちゃって・・・まともなセイリングになりませんでした。。。ここは早急に直さなければ極普通に走るにも問題です。

でも色々ありましたが、スリリングで楽しいセーリングでした
明日から仕事です。がんばらないと!(ヨットの為に?笑)

2011年5月 4日 (水)

水周り修繕 その4

カラン、ポンプ周りの水漏れが無くなったので、今度は水タンクの清掃に入りました。

一度タンク外して清掃するといいのですが・・・流石に面倒。

そこで、水を数度出し入れし、最後にハイター・ミルトンなどの塩素系漂白剤で殺菌しようと考えてました。尚、ハイターですが、正確にいうと次亜塩素酸ナトリウムが成分の漂白剤です。ここでキッチンハイター使うと大変な事になります。何故かというと洗剤(界面活性剤)が入っているので濯ぎが大変なんですね・・・。単純に次亜塩素酸ナトリウムが一番です。ミルトン辺りを少し濃いめに調整してタンクにブチこみ、そのままクルーズに出かけて帰ったら3~4回水を入れ替えると、殆どの匂い取れるんですよね。あとは定期的に(年に2度程度)殺菌消毒すると安全な水として使うこと出来ると思います。(かといって、飲みたくないので、あくまで食器洗いまでにしています)

さて、そういう訳で一度タンクに水を満水にしました。そんな中・・・「あれ・・・この船のタンクってステン?FRP??そして何処にあるんだ???」と、基本的な事を調べていないことに気がつきました。
メインサロンのソファー下のビスをとってみると・・・・

P1020041
予想に反してビニール製で御座いました。。。

これなら取り出して洗えるかも・・・・?

そう思ってホースを外せるか観察してみると・・・

P1020039
今度はこっから水漏れしてるーーーーー!!!

今度はちょっと根が深そうです。
金属やプラスチックと違って相手がビニールです。高トルク掛けて力技でパッキン押さえるのも出来ないような気がします。
恐らく新艇からの部品でしょうから17年経過している訳で・・・寿命の予感がします・・・。

何にしても取り外し、船外で清掃をしてみました。

そしたら意外な事に結構しっかりとしております。
金具を思い切り締め付けたら漏水も取り敢えず収まった気がします。

が・・・・・・・船側の漏水跡を見ると・・・・

P1020043
木部はまだしっかりしていますが、この漏水が度重なるとヤバイでしょう。
そしてこの場所はキャビンの椅子の下という場所。ゴールデンポイントに水タンク置きたくないなぁ・・・・・というのが本心です。

コックッピット横ストア(船倉)内に比較的中途半端なデッドスペースがあるので、トリムが変わらない程度のタンクを新設しようか・・・・?という気になってきました。

だが、新品水タンク買うような予算が無い。。。

折角漏水と戦ってきて後一歩だというのに、、、、暫くギャレーは使えないままになりそうです。

しかし、、、考えてみると、全ての配管接続箇所の増し締め、全ての機材分解オーバーホール又は新品交換・・・。配管いじらなかったところは一つも無いという結果となりました。ほんとに船は壊れますね。。。

2011年5月 3日 (火)

水周り修繕 その3

カランが直ったので水漏れが無いか改めて水圧掛けて負荷試験を開始しました。

ポンプの圧力スイッチが効き自動停止。そのまま30分ほど放置すると・・・

P1020029
今度はアキュムレーターから水漏れです。まったく嫌になる!!!!

このヨット、幸運にもギャレー下を始め、木部が一切水を吸っていません。ほぼ新品時の状態で温存されています。 ギャレー周りの淡水の水漏れは船には非常に怖く、放置すると簡単にバクテリアが繁殖し、白くフヤけて朽ち果てる運命になるのですよね。
なのでこの辺りでは1滴の水漏れも嫌なのです・・・・。

そこで、アキュムレーターを分解し、接合部を掃除しシームテープ打ち直し、そして増し締め行いました。

これで治った・・・・と思いきや・・・・

今度は電動ポンプが濡れています。

もう!いい加減にしてほしい!!!!

結局電動ポンプも完全分解清掃の上、インパクトドライバ使ってギリギリまで増し締めすることにしました。

ついでにホースゴムバンドも、バンドが千切れる限界まで増し締め!!!

これでやっと!!!!!ポンプ及びカランからの水漏れが無くなったのでした。

しかし・・・・誰が言ったか名言があります。

船は一つ直すと一つ壊れる。

そう・・・まだ続くのです。

2011年5月 2日 (月)

水周り修繕 その2

トイレのカランを交換して、これでギャレーが使えるぜ!!と思ったのですが・・・

甘かった。。。。。

フネは一つ直すと一つ壊れるとの名言どうりに・・・・。

今度はギャレーのカランが水漏れです。

P1010445
右側の混合水栓が内部から水漏れの様です。
一度このカランを取り外し分解してみると、どうもバルブはアッセンブリーになっているようです。ホームセンターに行くと様々なサイズのAssy品が売ってましたが・・・同じものは無かったです。

ええい。さびも酷いから取り換えるか~~。(ああ、また散財・・・・)

しかし、取り外したカランのパイプ金具をはじめ、シンク天板の取り付け穴サイズまで全てが日本と違うんですね・・・・。うーむ、船はフランス製。内部は日本とアメリカとフランスとのチャンポン・・・・。たかがカラン、されどカラン、奥が深いです。。。。

しかたなく、シンク天板の穴を拡大しました。
ただ、拡大といっても一筋縄ではいきません。
31mmを38mmに広げるんですが・・・・ホールソーが使えないのです。
なぜなら、中心になる穴が無いので、ホールソーの刃が滑ってしまい使えないのです。
かといってヤスリで広げるのはえらい大変だし・・・・ジグゾー入れるスペースも無いし・・・

暫く考え、無い知恵絞りました。

で、このように・・・・。

P1020018
5mmぐらいのべニア板に一度ホールソーで希望サイズの穴をあけます。
そのべニアをガイド定規として、ガムテープで天板に張り付けます。
そしてこのガイドにホールソーを嵌め、慎重にドリルをスタートすると・・・・
やった!上手く切れ始めました。
 尚、この方法以外にも裏側に板を打ち付けて中心穴を新たに開ける方法もあるのですが、ヨットの常でこの裏側には手がギリギリ入る隙間しか無く、常套手段は使えませんでした。なのでこういう方法で初トライとなりました。

P1020019
これが拡大した穴の削りカスです。このパイプ状に削れたのはちょっとした感動・・・(この感動は変態の領域・・?)

P1020024
穴があいたら後は楽勝。カランの説明書通りにいきました。尚、シングルハンドル混合カランは、このような金具で取り付けるのが主流になってるみたいです。
左側の銀色のリングを穴に突っ込み、その下の金色のツバを広げネジ込んでいきます。するとツバで穴に固定できるという仕組みです。そして固定した金具に右のホースを突っ込み、本体を固定するような仕組みになってました。

P1020021
カランの全景はこんな感じです。

P1020036
そしてこれが取り付け完成図!です。最初の写真に比べると、、、うーんキレイで嬉しいデス。尚、ステンシンクがピッカピカでしょ これは2時間かけて磨きました。最初は手作業で金属磨き(ぴかーる)を塗ってごしごしやっていたのですが・・・・ラチがあかないです。ステンはやはり硬い。
そこでサンダーに布バフを装着し、ピカールつけてグワッと鏡面加工を。細かな部分はリューターに布バフつけてチマチマと・・・。流石に文明の利器使うと速い速い。とはいっても、バフがけは手間掛かります・・・・。苦労の甲斐あり、新品並みに綺麗になりました。カラン治ったよりもシンクがピカピカになった方が嬉しかったりしてます。笑。

P1020033
夜になってキャビンライトに照らされたクロームメッキ・・・。ううん、いいですね。これをオカズにご飯2杯いけますね。(もう完全変態領域・・・)

さて、これで不自由なく水が使えるぞ!!!と思いきや・・・・・

フネは一つ治ると一つ壊れるの原則は不変であった。。。

まだまだ水漏れの旅が続くことに・・・・。

2011年5月 1日 (日)

水周り修繕 その1

ヨットでまったり・・・とする際にギャレーは大変便利なものです。

が、、、電動ポンプのブレーカーを入れると何時までも回りっぱなしになってます。

何処か漏っているのか???と思い調査をすると・・・・

P1010398
トイレのシャワー兼カランが壊れていました。水がチョロチョロと出っぱなし。レバーが錆びて完全固着しておりました。ご臨終ですねぇ・・・・。

代替パーツ無いかを一応探してみたんですが・・・やはり無しです。

トイレの中でシャワー浴びることはまず無いので(海水浴の時はデッキで流しちゃうし・・・)、ここは普通の水道栓で行く事に決定。

ただ、サイズ的に家庭用だと大きすぎ・・・・。ウエストマリンでシャフロ製のマリン用を取りました。

P1020002
そしてこれらが部材です。シャフロ製のスレッドは1/2NPSというサイズ。日本のG1/2サイズとは微妙に違うらしいです。なので、ホースニップルとカランだけ米国製。その他は日本製のちゃんぽん仕様・・・・。正直なところ日本なら日本で統一した方が楽だし安いですね。

P1020011
で、取り付けです。シームテープを巻き巻きと・・・。ネジに時計回りで巻きつけるのがポイントっす。およそ2~3回程度巻けば十分みたいです。

P1020014
これで取り付け完了です。

無事、水漏れは無くなりました。

あくまでもここの場所では・・・・・・。

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »