リーフ・・・その時・・・・怖っ!
先日、メインセイルをリーフ中に航行していたときです。
タッキング後、妙にクリューの位置が上にずれ、同時にマストが少し下がった気がしました。
うちの艇のリーフシートはグースネックのところで処理をするタイプで、ブームにカムクリートみたいなストッパーがついています。そのストッパーが外れたのだと直感しました。
この写真の3本のシート・・・手前から1ポン、クリューアウトホール、2ポンです。
このストッパーは、バネなどが付いている訳でなく、シートに噛み付いた後、シートにテンションが掛かっていれば外れないのですが、少しでも緩むと簡単にリリースしてしまいます。
タッキングした時にセイルがシバーし、その時に外れて1ポンシートが緩んでしまったのだろう・・・と感じました。
そこで急いでグースネックに行き、1ポンシートを引いたのですが・・・えらく抵抗が無くスルスルと引けます。余程ゆるんだか・・・?と思ったとき・・・引いていたシートが突然無くなりました。そうです。シートを引き抜いちゃったんですね。
これには焦り、一瞬頭が白くなりました。だって、リーフ艤装が荒れた海の中で強制解除になってしまったのですから。。。暫し考えて、即2ポンに変更。事なきを得ましたが・・・結構ゾッとしました。
今回の原因は、ブームエンドに舫い結びで縛っていたのですが、それが解けてしまったようです。上の写真のシートストッパはシロだった訳ですね。
でも、これを機会にリーフ艤装考え直そうかな・・・と思い始めました。シングルハンドで荒れた中グースネックまで行くのは出来ればやりたくないです。コクピットの中でリーフ出来たら一番安全・・・
そこで、他のヨットはどうなってるのだろう?と見て回ったところ・・・艇によってマチマチなんですね。1シートリーフシステムの方、うちと同じくグースネックの所で処理出来る様にしている方・・・・。てんでバラバラです。
ちょっと考えてみたのがこんな感じです。ラフ側、クリュー側に2本のシートを用意し、コクピットから引っ張ってみたらどうだろう?と考えました。
やってみないと判らないですが・・・ちょっと懸念される点として
- リーフシートが結構な距離になる=伸びる=弛み無く展開できるのか?
- マスト根元のシーブと、グースネックのシーブの取り付け位置はある程度限定され自由な場所に置ける訳じゃない。そうすると、ブームを左右一杯に移動した時、片側では緩み、もう片側ではキツくなり、下手するとセイルを破るのではないだろうか?
という2点。でも、1シートリーフシステムを採用している艇も沢山あるんだから、これらの問題点は大丈夫なのかな・・・・。
もしコクピットまでリーフラインを引っ張ってこられる艤装をされている皆様いらっしゃいましたら、特別問題出ないものか、是非教えてください!宜しくお願い致します。
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コメント
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このマリーナ親切に、出航禁止の旗が出るのですね、当方は、勝手に出て、自力で帰ってこい、
船長の責任で・・・・裏を返せば、ほったらかしです。荒れようが自己判断で・・・
しかし、台風の増し舫、艇の移動はしてくれる、親切でしょう・・・桟橋が傷むから、移動してる・・・
メインセールのリーフですが、私、未だに、リーフが出来た事が有りません。
教えて貰って、しましたが、風をはらんで、膨らみ、メインシートで風を逃がしていました。
今乗ってるは、電動ですので、任意の位置まで、リーフ出来るので、安心です。メインファーラーは便利ですが、壊れるとやっかいな物です。いろいろな改造、楽しみに拝見させてます。
投稿: K・S | 2011年5月21日 (土) 07時36分
こんにちはKSさん。
出航禁止の旗・・・・・親切心半分・・・?なんだと思います。笑。
管理者としては「危ないから出るのよせって言ったでしょ?」と言える為の方策なんじゃないかと。とか言うと怒られそうですが・・・まあ会社なんてそんなもんなんじゃないかと・・笑
ところでリーフは電動メインファーラーですかぁ~~~。すごかとです
周りの艇でも最近メインファーラー多いですね。やっぱ便利なんでしょうね。
私も桟橋でリーフ練習する時は何てこと無くても強風の洋上で試すと膨らんじゃうんですよね・・・。特にリーチが引ききれないというか・・・浮かんじゃうというか。ウインチで締めこんでも最後の5センチぐらいが締め切らないというか・・・。その為ブームも落ちてきちゃって・・・・。一説にはブームを持ち上げて締め込むといいと聞きますが、一人じゃ持ち上げてくれる人もいませんし・・・・。上図の2ラインリーフを考えたのは、リーチ側の締め込みが足りず浮いちゃうと、ブームが下がって危険なので、、ならばラフ側のクリングルを少し上にすれば、ブームの位置も上がるのではないかと・・・。2ラインならラフ側の位置は自由になりますしね。勿論1ポンが0.9ポンとかになっちゃう欠点は内在しますが・・・
試しにやってみればいいんでしょうが、マスト根元のシーブの数を増やさないと出来ないので、失敗したら結構な余計な出費になっちゃうと思うと躊躇してしまっています。
投稿: 迷走船長Lumy | 2011年5月21日 (土) 09時16分
今日は。うちのジャヌーも同じようなブームにストッパー付きの艇です。ブームに3本もシートが入っていて
マストのウィンチではうまく引ききれないので2ライン・リーフに変更しました。スピンを上げないと決めたのでマスト下まわりにブロックが2個設置できました。1つはトッピングリフト用のブロックを流用。この変更では余っていたブロックとシャックルを組み合わせただけで、シートを入れ替えただけでした。
素人二人乗りなので常時1ポンでセットしてあり、微風の時フルにするのであまり参考にはなりませんね。それより困るのは「メインシート」の出し入れがやりにくい。ドッグハウスにメインシートトラベラーの船が初めて。「パンっ」とメインを逃がせないのでメインを小さくしています。
投稿: M.H@tokyowanoku | 2011年5月21日 (土) 18時40分
(追記)乗っている船はバラスト比30%でキールも深くないのでマインを小さくしている軟弱者です。
投稿: M.H@tokyowanoku | 2011年5月21日 (土) 18時57分
Adagioさんこんにちは
YBMのウエストに艇を舫っているCatseyeの永野と申します。いつもこのブログを楽しみにして拝見されていただいています。
コクピットからリーフラインを操作する件、私もやっています。2シートでタックとクリューを引込み、左舷1ポン、右舷2ポンとして合計4本のラインでコントロールしています。3月に仕掛けしたばかりなので実際の帆走では1ポンまでしか試していませんが、結構スムーズにリーフィングできますよ。8mオーバーでリーフしましたがウインチを使わずに引き込めました。バースで2ポンリーフした時も同様に簡単にリーフィングできました。
私の船は古いのでリーフクリングルは単なるハトメです。マストのフットからシートを反対側に通してマスト基部のシープからオーガナイザ、ドグハウス上のシートストッパーにリードしてあります。シートを引くとクリングルが下に引かれるだけなので、ハリヤードと釣合ってブームには殆どストレスが掛りません。
クリュー側はブームから出てきたシートをマスト横に設けたアイを介して一旦斜め前にリードし、マスト基部に新設したシープを通して同じようにドグハウスまでリードしています。26ftの艇ですからアイを通したことによるロスはあまり感じられません。1ポンでランニングもしていますが、ブームに余計なストレスがあるようには感じていないです。(それよりもブームブレーキのほうがストレスとしては大きいかも…)
Adagioさんの写真でグースネックを拝見すると斜め前にリードするとシートが金具に当たってしまいそうなので難しいですが、ランニングでブームを出してもシートが捩れるだけなので少し緩めにすれば良さそうな気がしますが…
艇の大きさが違うとストレスの掛り方もかなり違うとは思いますので、ご参考までに…
同じYBMですから百聞は一見に如かずかもしれないですね。(B1103に舫っています)
因みにリーフィングシステムが出来てから黄/赤フラグを余り気にしなくなりました。スタッフの方ともよく話をしますが、出る出ないはあくまで本人次第だそうで強制てはないと言っていましたよ。勿論参考にはして欲しいそうですが…
Catseye 永野
投稿: Catseye | 2011年5月22日 (日) 14時44分
M.H@tokyowanokuさん、カキコ有難うございました
週末、風邪ひいて寝っぱなしになってしまい、PCの前に行けず返信遅くなりました。申し訳御座いません。
M.Hさんもジャノーということで・・・マスト下のウインチといい、作りが大変似ているように読めました。そして、スピン艤装用のシーブ類を転用されたとのこと・・・実のところ私もスピンは諦めていまして、、、それでいながら転用に踏み切れない優柔不断船長でした・・
でもお話伺いながら、その方向でやってみようかな???という気になってきました。使わないスピンより、安全確保の方が重要ですもんね。
あと、クリュー側のリーフラインをコクピット(ドックハウス)のウインチにて操作すれば、ブームエンドは目の前なので、クリュー側の余分なセイルとリーフラインを手で纏めたりも出来ますよね。。シングルでリーフしようと思うと、これがなかなか難しく感じていました。ちょっとスピン艤装を一時忘れて、流用してやってみることにします。有難う御座いました。
あと、メインシートの位置・・・・これ、私も痛感しています。。。
コクピットからメインシートを追放すれば、ビミニトップとドジャーによってコクピットを快適空間に出来るので、トラベラー&メインシートがドックハウス上にあるクルージング艇スタイルを以前から憧れていましたが、いざ乗ってみるとこれはこれで苦労が多いですね。。。ビミニトップは合羽と麦藁帽子で代用効きますが、メインシートの操作ばかりは代用方法が無いなぁと・・・。
なので、コクピットにもう一つトラック付けちゃおうかな?と思い始めています。
シングルハンドの時はブームエンドを使い、ダブルハンド以上はドッグハウス上を使うように・・・という感じで・・。
M.Hさん、今後とも宜しくお願い致します。
投稿: 迷走船長Lumy | 2011年5月23日 (月) 09時22分
Catseyeさんこんにちは。 書き込み有難う御座いました!
ウエストB1103とのことで・・・お近くですね!うちはセンターのC2丁目です。今度ご挨拶にお伺いさせて頂きます。宜しくお願い致します。
さて、週末に風邪ひいて寝込んでしまい、PCの前に行けず返信遅れまして申し訳御座いませんでした。
さてさて、、1ポン2ポンともに2ライン、計4本をリードされているとのことで・・・この方法で問題無いとのことで了解です。大変参考になりました。先のM.H@tokyouwanokuさんご提案のスピン艤装を一時流用し、まずは1ポンだけ2ライン化してやってみることに致します。
>>クリュー側はブームから出てきたシートをマスト横に設けたアイを介して一旦斜め前にリードし
の艤装はリベット工事などが必要になっちゃいそうなので、取り敢えずの方法として、ブームから出てきたシートを、そのまま下に引っ張り、マスト根元のシーブ~デッキオーガナイザー~ドックハウスのシートストッパという経路で実験してみますね。
>>スタッフの方ともよく話をしますが、出る出ないはあくまで本人次第だそうで強制てはないと言っていましたよ。勿論参考にはして欲しいそうですが…
あはは・・・・
本文に書いた書き込み、お恥ずかしい限りです
勿論私も参考にさせてもらっております
管理者責任を果たす為の方策ではありますが、基本、マリーナの善意ですよね。 YBMって結構風が強い気がしますので、黄色~赤旗をこまめに入れ替えるのは相当な手間も掛かると常々感じてましたので、スタッフのご苦労は大変なものだろうなと思います・・・。
Catseyeさん、今後とも宜しくお願い致します
投稿: 迷走船長Lumy | 2011年5月23日 (月) 09時45分
こちらこそ宜しくお願いいたします。
艤装関係でいろいろ考えていた時の写真等がありました。
メインシートトラベラーを付けちゃうとせっかくのスペースがもったいないと思います。
当方はラット仕様なのであまり有効性を感じませんでしたが「ティラー」であれば
ディンギーのようにブロックだけでも効果ありと思います。
リンクがうまく出来るかわかりませんが、ご参考
https://picasaweb.google.com/107031122837812702717/20110523#
投稿: M.H@tokyowanoku | 2011年5月23日 (月) 10時20分
M.H@tokyouwanokuさん、こんにちは。
リンク拝見しました。
この方法、全く思いもよらぬ方法でした。こういうやり方あるんですね・・・・。
投稿: 迷走船長Lumy | 2011年5月23日 (月) 12時52分