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2011年12月

2011年12月31日 (土)

大晦日 今年の出港締め!

残すところあと1日となりました。

今年最後の帆走に出てみました。

風は無風に近く・・・・出ても意味ないかなーーーと思いつつも。

出港前に舫いロープをつけたままエンジンテスト。ギアー前後、推進力あり。以前怖い思いしたからね。

もやいを放って出港。まずバックで後ろに出るのですが・・・

バックするものの、あまり速度が出ない。そして異様にレスポンスが悪い。

そのくせ、横圧力・・・っていうんですか?スタンがペラ回転方向へ異様に流れる。

でも無風だからなんとかなる・・・・?

と思ったが

なんともならない!!

一度、水路に出て右90度その場回頭する必要があるんですが、とにかく真っ直ぐ後ろに下がれないので「前進+右いっぱい+キック」をするスペースが取れないのです。

そうこうアタフタしていると突然突風!!

やばい、やばい、ヤバイ!!!!

自分の桟橋の先端に横腹からサイドプレス!!!

もうどうにもならず、ボートフック持って桟橋に飛び降りました。。。。

こんなにコントロール不能なのは初めてだ・・・・・。
元々、機走能力が低いフネなので、ペラが汚れはじめたら要注意ってのは判っていたけど、ここまでコントロール不能になると危険で出港できない。。。。

なんとかせねば。

と、新たな宿題残しての年越しになってしまいました。

P1020442
結局、出港せずに何にもしない船内生活を・・・・。
先日買った「アロマ香り発生器」をセットして・・・・・ブログかいてます。

皆様、よいお年をお迎えください~

2011年12月30日 (金)

プライバシー保護のため?

うちのヨット、スライドハッチと刺し板がスモークアクリルで作られています。

日中は明るくていいのですが・・・夜になると

見世物小屋

に変身します。
窓ならカーテン引けば済むけど、コンパニオンウエイはなかなか難しいですね。。。。

と、ずっと思っていたところ、大掃除部材買出しにホームセンター行ったらこんなものがありました。

P1020439
何度でもはり直せるガラスの目隠しフィルムです。長期貼った後にはがしても、ノリが残らない特殊構造とか。いいじゃん。。。失敗したら剥がせるってのは嬉しい。

で、買ってみました。

P1020440
で、こーんな感じになりました。
これで、視線気にせずに生活できます~

2011年12月29日 (木)

今年も終わり! 大掃除っ!!

あと数日で今年も終わりですね。
いろいろありすぎた一年でした・・・・・。

一年の垢を洗い流そう!と思い、、重い腰を上げて久しぶりに大掃除を・・・・。

クリスマス後の連休に、デッキをゴシゴシとメラミンスポンジ(激落ち君)で擦っていたのですが、翌日来てみると・・・・もう汚れていらっしゃる。。。 やる気なくなりますね。

汚れる原因はゲルコートの表面が荒れていて、水垢が留まりやすいから・・・というのは判っているのですが、それを解決する為には延々バフがけするか、塗装するかしか方法ないんですよね。でもバフがけは辛すぎるし・・・

しかーーし、「今やらなきゃ何時やるよ???」と。

そーだよね。大掃除で「また今度」と逃げていたら一生徹底掃除は出来そうにないです。

ということで、やるかぁ!!

P1020422
いろんなやり方あるとは思いますが、、、コンパウンド・バフにより磨きスピードと作業中の感触がまるで違うと感じます。その為、自分は出来るだけ同じものを使いたいので、入手しやすいモノで行ってます。

春先にバフがけした時の備忘録に書いてありますが・・・・
 それから更にテスト(?)を行い・・・・自分なりの手順は次のとおりです

  1. 黒い水垢はメラミンスポンジで落としておく
  2. 白く風化したところは3Mゲルコートレストアコンパウンド+羊毛バフにて行う。場合によってはペーパー水研ぎからスタートしたほうが早い。
  3. やや艶引けしたところ・前回施工から1年弱のところは3Mエフ1+羊毛バフ。これで十分綺麗になる。
  4. 3で十分に艶が出たらエフ2+羊毛バフで艶出しを行う。下地がある程度出来てない状態でエフ2を使うと異様に遅いし、ゲルコート面にコンパウンドが絡みつく。
  5. 目につく場所は更にエフ2+スポンジバフで最終艶出しを行う。でも4で大凡満足がいくので、余程拘りの場所以外は不要か?苦労の割りに報われない。

と、やっています。施工中のコツは

  • キレが悪くなったら新たなバフに交換。使ったバフは天日干しをしておく
  • 3回目のバフ交換は上記天日干ししたバフをバフクリーナーで清掃すればOK
  • コンパウンドの切れが悪いと思ったら、すぐに雑巾でふき取るのが一番早い
  • 熱を持つほどにバフを当てると、焼けて大変なことになるので注意・・・
  • 磨きに時間がかかる・・・と思ったら一つ荒くした方が結局速い気がする。
  • 多くの場合、エフ1+羊毛バフ+低速回転が一番効率がよい気がする。

という感じだと思います。。。。なお、こう書くのは備忘録兼ねてます。次のバフ掛けは半年後とかだから忘れちゃうんですよね・・・。その為、磨きのプロが書いている情報じゃないので参考程度に読んでいただけると助かります。(磨くたびに新たな発見がありますので、後日また違うこと書くと思います。。磨きは奥が深いです)

さて、このバフがけですが・・・1~2ヶ月もするとすぐに水垢つくようになり、洗剤などでも落ちにくくなるんですよね。その為、以前車用のワックスを使い保護してみたんですが、どうも車の表面のように上手く行かない気がします。ゲルコートのピンホール部分にワックスカスが汚れと一緒に入り込み、後始末が余計に面倒な感じになってみたり・・・・・。また、車のように持ちが良くなく2ヶ月?とかの寿命のような気がします。(方法が悪いのか??よく判りませんが・・・・)

そこで、車で流行ってる「ガラスコート」なるものを施工してみようかな?と考えたこともあるのですが・・・高級ボートに施工して大変なことになってしまった・・・と大手造船所のブログ記事を見かけました。(ググったら出てきます)

結局、こまめに磨くしかないのかなぁ・・・と諦めていたのですが・・・「従来のガラスコートで再塗装時などに大変な被害をだした方。」のような触れ込みで、最新コート剤の記事をネットで見かけました。「太陽ポリマー」で検索して頂くと色々と出てくると思うのですが・・・車の世界ではそこそこ評判良いような感じです。

ということで、どうせ磨くんですから・・・・

試してみました。

P1020421

その商品がコチラです。通販で翌日に届きました。

写真のボトル横の壁に映りこんでいるのがお分かり頂けますでしょうか???(って、このツヤはバフ掛けの苦労の結晶・・・。ワックス類が無くてもバフ掛け直後は気持ちよいツヤが出るんですけどねー)

このバフ掛けのツヤがどれ位持つのかテストしてみます。コックピットの中の足を掛けるような場所に、「バフ掛けのみ」と「バフ掛け+コーティング」の2箇所を作ってみました。さて、どれぐらい持つでしょうか???

しかし、今回は気合入れて磨きました。デッキより上だけ磨いたんですが(ハルは船底清掃時にやる予定)、それでも都合3日掛かりました・・・。もう当分バフ掛けやりたくないです・・・。

でもその苦労の甲斐があって

P1020405

P1020408

つや消し仕様からツルピカ仕様に生まれ変わりました。。。

デッキの上も、当分土足禁止です。笑。

 

2011年12月20日 (火)

レーダー装着 その7

レーダー装着その6で、Laputaさんから頂戴した「オーパイとGPSのリンク」のネタです。

実は、以前、これで大変に苦しんだことがあります。

結局その解決は未だになされていないのですが・・・調べてみると、どうやら自分だけじゃなく同じ悩みを持たれた方が多いようです。

以前、CC30にレイマリン製SPX-5ホイールパイロットというオーパイを装着した時、FURUNOナブネット3Dからオーパイ連動をしようと思い、NMEA0183経由で接続したのですが動きませんでした。でも、全く動かないかというと・・・現在位置とか船速とかはちゃんと受信しているのです。だがオーパイ自動航行(トラックモード)にするとエラーが出てしまいます。

一例として・・・ヨット情報総合サイトにて質問を上げたところ、似たような悩みの方がいらっしゃいました。上記にそのやり取りが掲載されています。

また、別のサイトに成功例として

こちらはポケットGPSとレイマリンST1000+を接続成功例が掲載されていました。

こちらにはFURUNO GP31とレイマリンST4000+が接続成功しています。

以上を纏めてみると・・・・・

  • 結構相性があり、動かない機種が存在する
  • ダメだった例として
  • HONDEX製品(具体的機種不明)とレイマリンSPX-5
  • FURUNOナブネット3DのMFD8とレイマリンSPX-5
  • 成功例として
  • FURUNO GP-50とレイマリンSPX-5
  • FURUNO GP31とレイマリンST4000+
  • eTrexとレイマリンST1000+

という実例がありました。

その原因はちょっと不明です。メーカーに聞いても「他社の事は判りかねる」という感じで相手にしてくれない感じ・・・・・。

そこで色々と調べた結果、その原因に臭そうなのは

  • ウエイポイントID名称が半角カナなどだと誤動作起こす
  • コントロールコード(RMBセンテンス)の記述がメーカー間で微妙に違う

どうもこの2つに大約されるような感じです。(海外BBSなどのデータを漁ってみての個人的な感想です) 自分の場合、ウエイポイント名称も気をつけたのですが、それでもダメでした。多分、センテンスコードの記述に不具合あるんでしょう・・・・。

さて、そのセンテンスコードですが・・・NMEA0183経由(エヌメア又はエヌイーエムエーと発音)でオーパイをコントロールする多くの場合、「RMBセンテンス」を利用することになるようです。でも他のセンテンスでも出来ないことはありません。各センテンスに必要情報が断片的に含まれてますので、最終的に必要データを送りさえすれば動く筈です。でも、このRMBセンテンスはオーパイコントロールの為のセンテンスのようなので、これが一番便利と思われます。

センテンスの詳しい内容は調べたところ次の通りでした。

Rmb

最後に・・・

結構、相性問題の当たり外れがあるようですが、パソコンなどでは一般的な「動作実績情報」というのがなかなか得られないのが実感です。メーカーに問い合わせても他社製品の名前を出したらそれで終わりという感じ・・・。(何処とは言わないけど。。でもまあ当然か。)  結局、フネの世界は自分が人柱になってやってみる他無いことが多いです・・・ 

そんな中、噂レベルですが、RaymarineJAPANさんは結構ノウハウ持っているらしい。私は海外通販で購入したのでディーラーサービスにあやかった事無いので「うわさ」もいいところですが・・・・この辺りを手厚くサポートしてくれるなら、正規代理店から購入するのは非常に良い手だなと感じます。

後日追記・・・・

 上記リンク「予算10万円でGPS連動オートパイロットを」の筆者様から情報頂戴しました。「GPSからオーパイへの配線はノイズ誤動作を避けるための注意を十分に行うべき。そうしないと、あらぬ方向へ勝手に走り出す可能性もある」との事でした。また、その辺りを考慮して、トラックモードの使用はケースバイケースで行われているとのお話も頂きました。情報有難う御座いました。

2011年12月19日 (月)

レーダー装着 その6

前回・・・・毒を食らわば皿まで・・・・ということでしたが・・・・
皿、おかわり!!!!と、更にダブル毒皿コースに

「やっぱ、、、時代はパソコンじゃん?」

ということで、フネにpc積んでみました。

ついでですので、AISデータとGPSデータをぶち込んでみようかと。

20111204_191314
前回までの改造で、チャートテーブルから屋外コックピットにおいてあるGPSを操作できるようになりました。

これに電子海図を併用してみようかと。。。

で、やってみました。

20111204_190913

電子海図ソフトはチャートビュワーというソフトを使っています。海図は電子海図第一版の古い海図を使用。
そこにフネからAISトランスポンダのデータをUSB~シリアル変換ケーブルを使ってパソコンに入力。これで立派にパソコンナビとしても成立するようになりました。
いざ、フネの電気が落ちた場合を考え、ノートパソコンは省電力型を使用。(10時間ほどバッテリーで使えるらしい) 更にポケットGPSを電池で駆動させ、USB経由でパソコンに入力すれば、独立型バッテリ駆動電子海図としても使えるようにしてみました。

あと、普段パソコンを12vで使用するために、12v~15vコンバータというのをネットで通販購入。(これが秋葉原をくまなく探したけど売ってないのです・・・・・貴重品かも?)
20111204_192019 パソコンの100vACアダプタをインバーター経由で使うと、あまりにも効率悪すぎですが、これなら直接変換可能ですので。

段々と複雑なシステムになってきましたが、現在のシステムはこんな感じです。
Fune1

キカイに頼らないと帆走できないワケ?と我ながら。。。 

2011年12月18日 (日)

サンタクロースがやってきた

寒い寒い冬ですが・・・・周り近所の子供もさそって夕暮れ時にクルーズを・・・。

P1020353
あ、、ジャケット下に救命胴衣入ってます。念のため。笑。

子供たちに操船教えてながらマリーナ内水面をゆっくりと周遊。

なぜこの寒い時にナイトクルーズ???というと・・・・

今夜、うちのヨットにサンタクロースがやってくるのです!
でも、みんなには内緒なのです!!
サンタクロースが来るまでに船酔いされちゃパアなので、可能な限り酔わないように神経使いまくりのホスト迷走船長なのでした。

さて、桟橋に戻り着岸するやいなや・・・・

遠くからジングルベルの鈴の音が!

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をを!想像以上にハデなサンタがやってきました!!

実はこれ、マリーナの「サンタボート」なる子供サービス。事前に予約しておくと、サンタがMyヨットまでやってきてお菓子のプレゼントをしてくれるというものです。
更に事前にマリーナにプレゼントを預けておくと、子供の名前を呼びながらサンタがプレゼントを渡してくれるのです!!!粋なサービスに感動。。。

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突然登場したサンタ!更には自分の名前を呼ばれてプレゼントを渡してくれて・・・子供達の驚き顔といったら・・そりゃもう。   

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そして鈴の音高らかにサンタは海に戻って行きました~~~~。クリスマスメドレーの中に突然「蛍の光」が混ざっていて笑ってしまいました。爆。

P1020368
サンタのお陰で予想以上の盛り上がりでした。子供も満足、お母さん方にも大ウケ。サンタ、ありがとー。

2011年12月16日 (金)

クリスマスムード

マリーナが一気にクリスマスムードに染まってきました。

もう今年も残すところを僅かなんですね。早い早い・・・・・。

それにしても皆様、イルミネーション気合い入っております。

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2011年12月13日 (火)

冬の発表会

恒例の冬の発表会が開催され・・・・・

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本番を臨み血圧急上昇

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恒例の如くあがってガクガクブルブルでした。

曲はクヴァンツ フルート協奏曲Gdur第一楽章・・・それではドーゾ

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直立不動という感じで・・・・まあ、結果は・・・・あはははは。

しかし、ほんとに上がってしまう癖を何とかしなくてはいかん・・・という反省を残す発表会でした。来年はその辺を克服?するために、スパルタ的に「誰もが知ってる有名曲で、間違えたら一発でバレバレ。ついでに音色だけで勝負!みたいな曲で度胸つけたい」と師匠にお話したところ「タイスの瞑想曲」と「亡き王女の為のパヴァーヌ」をやることに。。。BGMでも一杯掛かってるような曲なので、簡単に見えてチョーーー嫌な曲です。うう、自分で言った事とはいえ、今から緊張してきました。

度胸つけるためにマリーナで練習すんべかな・・・(近所迷惑甚だしいって

レーダー装着 その5

取り敢えず、これでレーダーとAISが運用可能になった訳ですが・・・・

毒を食らわば皿まで!!

FURUNOナブネット3Dには外部モニタ端子と、USBマウス・キーボード端子が付いています。ということは2ndステーション増設可能・・・。

本体プロッタを屋外に設置した為、強風時や雨や湿気の高い時などに紙ベースのチャートやメモを片手に打ち込むのが結構辛い。それが室内で出来るなら・・・・・ということでやってみたく。。。

しかしながら、プロッタの説明書見ると「VGA出力。DVI-D端子」としか書いてありません。余りにもっちゃ余りにも簡単な説明。パンフレットじゃないんだからさ・・・・。

当初、pc用の15インチ中古モニタあたりをつけようかと考えたのですがデジタル入力端子は付いていない。付いている最近のモニタは余りにも大きすぎます。船の中では「テレビ様」という感じになっちゃいます・・・・。

そこで、デジタル端子つきの小型のモニタを探すのですが・・・・これが無いのです。

やっとネットで見つけたのがコチラ

Photo
TWINBARD製、14インチワイド液晶HDMI入力つき地デジテレビです。

HDMI端子ならDVI-D端子と互換性があるはず!と信じて、ヤフーオークションで落札です。新品にて18000円ぐらい???安くなったものですね。

HDMI~DVI-D変換コネクタにて接続すると・・・ビンゴでした!ただし、モニタの方で「4:3モード」に設定しないと横にビヨーンと引き伸ばされた画面になってしまいました。この辺りは人柱覚悟って感じでやってみないと判らないことだらけです。。。。

さて、これを何処に置くか。。。こんな小さなテレビでもヨットの中では大画面!という感じで邪魔です。

置ける場所はチャートテーブルの横のデッドスペースだけ。

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そこで、この場所に壁掛けすることにしましたが、、、、安物テレビなので壁掛け金具などは元々存在しません。

そこで!改造です。ヨットはでっかいプラモデル!!

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中華製屑鉄製造機にて5mmアルミ板を切り出し、テレビ後ろの本体ビスを流用して取り付ける設計です。

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チャートテーブル横にとりあえず金具だけを仮設置。壁にビスを2本打ち、金具を上から被せてスライドさせれば固定できる設計としました。

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今度はこいつをテレビにネジ止め。振動で落ちると嫌なので、シリコン塗りたくって接着もしておきました。これで一生外れないでしょう。(壊れたら終わりですね。汗)

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そして壁に取り付けてみます。うーーーん、いいじゃない!!!邪魔にならないし何よりキレイ!!!
ナブネット操作は手前のキーボードで行います。本家本元よりもマウスが使える分、こちらでの操作の方が圧倒的に楽になりました。ナブネットお使いの方・・・マウスとキーボードはかなり使えますよ!

2011年12月 9日 (金)

レーダー装着 その4

レーダー装着するにあたり、AIS受信機の装着も予定してました。

しかし、友人のO氏より

「どうせ免許とるならさ、AISトランスポンダーつけようよーーーー」

との悪魔のささやきに誘われてしまい・・・・・悩んでると

「2個持ってるから一つ譲るよ???」

と。。。(彼はなぜ一つのフネに2個もAISトランスポンダを持ってるんでしょう??爆)

20111204_191950
ということで譲ってもらいました。笑。
トランスポンダですので、無線局免許状が必要です。ただし、取り扱いのための免許(3海特無線技士など)は不要です。申請すると免許される仕組みです。

手術で乗れない間に免許申請しておきました。

整備と動作確認の為にチャートテーブル裏側に吊り下げ取り付けを。。普段は全く見えません。。。

ところでトランスポンダには欠点があります。自分の位置を送信しますので・・・・
自分の帆走技術が余りにもヘタッピと自覚する時はキツイです。
迷走状態を湾内に一斉放送してるわけですから。。。

ですので、そういう時には忍者になるために送信停止も可能です。

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最下列の赤く光っているLEDの横にAISスイッチをつけました。右に倒すと送信受信稼動。左に倒すと受信稼動です。 これで忍者航行もOK。。。。

今回の装着メモ・・・

  • AISはEチャート製のECB200型
  • AISトランスポンダは検定機なら申請だけ。ただし定期検査の必要性出る。
  • AISアンテナはスタンパルピットに装着。受信は10マイルぐらいの距離の本船は確実に捉えている様子。

2011年12月 8日 (木)

楽しやレーダー

今日は私がレーダーレーダーと騒いでいる訳をご紹介させて頂きます。

もともと、15年来の友人であり、、、、レーダーにかけたら超がつくほどオタクな奴がいます。
舵社ボートクラブ誌に連載執筆中の小川淳氏その人なのですが・・・・彼のレーダーシステムを見せてもらったのが始まりです。彼のはまあ凄いのなんの・・・・。彼のレーダー画面画像をアップ許可貰えたらご紹介させて頂きますが、、、イージス艦さながらです。

そんな彼も、むか~~しの普通のレーダーからスタートしました。思い返すと、、、私が先にレーダーを購入し、それに刺激受けた彼がもっと良い機械を購入し・・・そしてまた刺激受けて・・・の繰り返しで、ある時に2歩も3歩も先の世界にぶっとんじゃった彼がいました。

さて、その昔のレーダー・・・といっても、今でも普通レーダーといえばこういう画像です。クリックすると大きな写真になります。

1_2
これで映ってる像(エコーといいます)が何か判れば・・・・プロです。ええ、プロの世界ではこれの解読を専門職にされている方もいる訳で。
正直言って高速移動するプレジャーモーターボートではじっくり見ている暇も無いので何が何だか???です。

医者がレントゲン・超音波エコーを見て理解できても、一般人にはただの濃淡にしかみえませんよね~。それとまったく同じことですね。

この理由から「レーダーなんて不要」という考えが広まったに違いないと思っております。

でも、有ると無いとでは大違い。電子の目で監視できる楽しさを得て、航海中はずっと見てましたね。慣れると虚像などもわかってくるものです。。。。

しかし、10年ぐらい前に、エコーの強さが色分けされるようなレーダーが登場し、だいぶ判りやすくなりました。

2
でも色が付いただけで何がなんだか・・・・・・。ですが、このタイプのレーダーが出た時は興奮して小遣い貯めて購入まっしぐらでした。はい、ヲタクです・・・。

そして、5年ほど前でしょうか。画期的なレーダーが登場します。

レーダーにGPSとコンパス信号を入力し、それをエコーデータと共にデジタル処理します。
そして「動いているものは動く、止まってるものは止まってる」という画像処理を施します。

これを「真航跡機能」とか「トゥルーモーション」とか・・そういう名前で各社売り出しています。

Photo
この画像の青い影は、エコーの過去5分間の軌跡です。止まっているものは影が無いか短い。速いものほど影が伸びます。これがあれば、AISよりもずっとずっと役に立ちます。AISは電波を発してくれていなければ映りませんが、これだとブイから本船まで全てが映り、速度・針路などは青い影を見れば一目瞭然です。

この機能が出来て、「すげぇものが登場したな・・・・・でも価格が・・・・・」と諦めておりました。

諦めた理由は、「分かりやすいとはいっても、分かりにく・・・・」という感覚がイマイチ拭えなかったのです。だって、上記を見て、どれがブイか陸地か・・・・?判りますでしょうか??

ですが・・・・この機能にGPSチャートプロッターが同居した製品が登場しました。
そう・・・GPS海図の上にレーダー画像が重畳表示出来るのです。

Photo_2
今まで掲示した画像は・・・・実は東京湾の玄関口、観音埼の映像でした。
あのエコーだけで観音埼?と分かった方は相当な通だと思います。
でも上記の画面見たら・・・一目瞭然ですよね。地図が載ってるのですから本当に判りやすい。

さて、上記の画像を撮影したのは日曜日でした。日曜は何時も半端ない遊漁船が本船航路にはみ出しています。その横を巨大船が通り抜けるのですから、見ていてハラハラです。その様子を写真に収めたものです。

左の画面はGPS海図の上にレーダー画像を重ねたものです。しかし、海図にレーダーを重ねると・・・・エコーなのか元々の海図情報なのかがパッと見て判りません。そこで2画面併記として、右にレーダーの生画面を表示させています。
尚、この画像にはAISデータを入れてませんが、AIS入力をすれば、左右の画面にAISシンボルを表示することもできます。

 さて、先の小川氏のレーダーですが・・・・本船用も使うような機種をプレジャーに乗っけています。それはそれは凄くって・・・こんなことがプレジャーで可能なのか?????と思い・・・・・もう理性を抑えること出来ず、貯金崩してまっしぐらという感じでした。汗。。私のレーダー(上記の画像)と、彼のレーダーを比べると月とすっぽんでけどね。。。(彼の許可が出たら、そのお月さまの写真をアップします)

そんな訳で、航海中は殆ど周囲のワッチはレーダーに頼ってます。但し、網や漂流物は無理なので直前だけ肉眼ワッチもしてますけど。

さて、レーダーに頼る理由は実は二つあり・・・
一つは便利だから。
二つ目は・・・・かなり高度な性能になってきたけど、やっぱり無線機です。調整が欠かせません。この波ならばどの程度のモノが映るか???小型船は??大型船は???ブイは???竹竿は????それらの映り方を晴天の下で常に体に叩き込まないと、いざという時に使うのは怖いです。。。その為に可能な限りレーダーワッチをして、レーダーの限界性能を把握に努めている感じですね。

ところで、この記事を書いたのは、私自身情報集めるためにネットで情報漁りました。しかし、真航跡機能の情報は殆ど得られず・・・・海外サイトのヨットマンのページをパソコン翻訳使いながら閲覧して苦労したのがきっかけです。
メーカーも海外じゃ相当宣伝してるくせに、国内だと売る気すらないように見えます。これじゃ流行る訳ないですね。
この記事をご覧くださった方でレーダーお好きな方や興味ある方・・ぜひ情報交換したく存じます。。ご一報頂けるとありがたいです。


2011.12.12加筆

小川氏より画像アップ許可を頂きました。(有難う御座います)

さて、その前に、レーダーアンテナによって何が違うのか?のご紹介を・・・

レーダーアンテナには、屋根の上でクルクル回るのが見えるタイプと、丸い円盤状のタイプがあります。前者をオープンスキャナ、後者をレドームといいます。

性能で言えば、アンテナが大きいほど良いのです。ですので、オープンスキャナタイプで、クルクル回る棒の長さが長いほど高性能なわけです。尚、円盤状のレドームタイプも、フタを開けると中で小さなアンテナがクルクル回っています。理屈は両者同じです。よって、レドームも大きな物ほどアンテナが長くなりますので高性能と言えます。

ただ、性能に比例して「電気を食う。図体がでかくなる。重くなる。騒音大になる」と考えて間違いありません。よって、バッテリ駆動主体のヨットですと、現実的にはレドームタイプに落ち着くと思われます。

さて、アンテナの長さが長いと何がどう違うかというと・・・下図の通りです。

Or7

アンテナが長いと「ビーム角度」と呼ばれる捜索範囲が鋭くなります。ビーム幅が狭ければ狭いほど、物標の分離性能が高くなる訳です。また、遠方においても、凡そ「点」で表示されるようになります。レドームの場合はその辺がプアなんですね。

さて、小川氏のレーダーですが・・・・4-5年前でしょうか?KODENのプレジャー用としてはハイエンドに近いスキャナータイプを装着しました。

その時の画像がこちらです。

Or1

どうでしょうか。私のタイプに比べて、中心より遠い部分のエコーが小さくなってるのがお判り頂けると思います。よって、パッと見た瞬間に「キレがよい」「見やすい」と感じます。

尚、この画像は江戸川河口。右に葛西臨海公園、左に東京ディズニーランドの岸壁を望む場所です。岸壁の横に点々とあるエコーは、なんと「竹串」です。オープンスキャナーだと竹串でもここまでキレ良く出るんですよね・・・・。私のレドームも写らない事はないけど、慎重に調整し、且つ海面が穏やかな時に限られてしまいます。(事実上は殆ど写らないです)

このレーダーを購入されたとき、一緒に航海してみて「なんつう兵器を装備しちゃったんだか・・・。思い切ったもんだなぁ・・・すげーーー。」と心底感心しました。

しかし彼のヲタク度は留まるところを知らずでした。

上図、レーダー画像だけを見ても、どこから何処までが陸地なのか判りずらいです。実際の場所はというと・・・

Or2

こういう場所なんですね。

もっと判りやすく表示は出来ないか?ということで・・・・なら、地図とレーダーを重ねてしまえ。ということで、重畳可能な製品が発表されました。それに飛びついた小川氏・・・。

その時の画像がこちらです。

Or3

いやあ、まったく凄いです。。。緑の陸地に黄色のエコーが重なって表示されています。場所は東京お台場裏付近で、岸壁もかなり複雑怪奇な場所ですが・・・・こう表示されると一目瞭然です。また、更にスゲェと思ったのは、KODENの本船にも使う用途のレーダーを購入したことです。操作には免許も必要なタイプです。彼はティアラ36という36ftのアメリカンスポーツフィッシャーに乗ってますが、FBのエンクロージャーの幅とアンテナの幅が同じぐらいある化け物オープンスキャナーを乗せてます。その効果たるや絶大で、これほどのキレが得られるとは・・・・・・・・・。

これを見せてもらった時、ワタシは寒気すら覚えました。凄い。凄すぎる・・・。

さて、その化け物アンテナの画像ですが・・・

Or4

こちら、東京国際空港(羽田空港)の沖合い新滑走路横の写真です。地図重畳と相まって、非常に見やすいです・・・・。しかし、海上のエコーがブイなのか船なのか??それがイマイチ判りません。そこで登場したのが先にご紹介した「真航跡機能」でした。

Or5 真航跡をONにすると・・・・。もう一目瞭然という感じに変化すると思います。ちなみに、ワタシはコレを見て理性のタガが吹っ飛びました・・・。物欲全開、寝ても覚めてもレーダーの情報集めるという日々が・・笑。

さて、最後にワタシのレドームレーダーと、彼のハイエンドオープンスキャナーの似たような地点での比較画像です・・

Or6

左手が彼のレーダー。場所は中の瀬航路出口をアクアライン~風の塔に向かっている時の写真です。

右手がワタシのレーダー。風の塔横から、アクアライン海ほたるに向けて帆走中の写真です。

近場(円の中心)の画像はそう大差なく見えますが、円の外側のエコーの大きさが全く違うのがお判り頂けるかと思います。また、実際に使用した感じだと、キレ以外にも安定度も全く違うし、感度も別物と感じます。自分の感覚ですと、レドームとオープンスキャナの間に大きな溝があると感じます。逆にいうとオープンスキャナならば普通のモデルでも十二分に満足できるとも感じます。 が・・・ワタシの場合はヨットにオープンスキャナは流石に・・・と感じ、レドームスキャナの大型タイプを選んだ次第でした。でも「レーダー画像見てニヤける」という特殊なフェチじゃなければ、衝突防止にはレドームタイプで十二分な恩恵を受けられるとも感じます。笑。

最後に、地図重畳について感じたこと・・・・・

KONDE製品(現行の2200型)と、FURUNOナブネットの両者が地図重畳型ですが、設計思想に大きなさがあります。

KODEN製品はあくまでレーダーの補助としての地図重畳となっています。その為、必要最小限のデータしか載っていません。しかし、これが実に賢い設計でして、地図が余りに複雑かつカラフルな表示だと、一体どれがエコーなのかが判別しにくいのです。その辺りが非常に的確なコンセプトだと感じます。

FURUNO製品は、GPSプロッターの上にレーダーを重ねるという感じで、レーダーは補助です。パッと見ると、電子海図の上にレーダーが載るので、この方式が一番のように感じますが、実際には余りにも情報が多すぎて、近づいてくる船舶(エコー)に気が付かなかったということも多々発生しました。また、GPSプロッタの上にレーダーを補助的に重ねるだけなので、レーダーの調整は一度レーダー画面に移らないと出来ない仕組みになってます。

また、気が付きにくいポイントとして「GPSプロッタとレーダーの見る範囲は大きく違う」という現実があります。GPSプロッタは狂水路や浅場ではズームして近場だけを見ることはありますが、多くの場合もっと広い縮尺で見ることが殆どです。反面レーダーは衝突防止には0.75-2マイル範囲が殆どという感じで、6マイルレンジ以上は滅多に使いません。(外洋航海や沿岸より5マイルぐらい離れた長距離レグのワッチでは別ですが。)

それ故、KODENの作りこみの方がレーダーをレーダーとして使えるので上だと感じます。その代わり、別にGPSプロッタが欲しくなる現実にぶち当たります。因みに小川氏はパソコンディスプレイ・KODEN製GPSプロッタ・レーダーと3つの画面を並べて運用されています。(壮観です・・・。)

しかしながら、ヨットのコックピットで使う場合・・・を仮定してみると、兎に角設置場所に困ります。若干の不便も感じながらも、GPSレーダープロッタとして一つの画面に押し込めたFURUNOナブネットの利便性が光ります。ただ、十得ナイフみたいなもので、専用機には勝てないな・・・という不満も残ります。

結局、フネのタイプ・運用状況によって、どれが一番とは言えませんね。ただ、レーダー性能そのものはKODENもFURUNOも素晴らしい事に間違いないと感じます。

ps 上記画像の所有権は小川氏に帰属します。転載、転用はご遠慮ください。

2011年12月 7日 (水)

レーダー装着 その3

その2からの続きです。。

そんなこんなでレーダーアンテナ・本体とも装着完了しました。

さて、試験航行・・・・・。

20110908_17_015120
手の届く範囲にディスプレイ装着を拘りました。結果、やっぱり大正解です。
横浜付近は兎に角障害物とボートが多いです。

20111204_152555
左はGPS+レーダー重畳画像。右がレーダー+AIS重畳画像です。1.5マイルの範囲の中にフネと思われるエコーが20以上あります・・・。マジ、激混みです。

ところで「レーダーにAISですかーーー。日本一周は何時出航ですか?」とからかわれます。爆。
でも、、マジな話、湾内(東京湾その他、特定航路付近)でこそ便利って感じですよ

2011年12月 6日 (火)

レーダー装着 その2

その1から随分時間が経ってしまいました。

さて、レーダーを設置する際、一番大変なのが「アンテナ、どこに付けるよ?」という問題です。

自分なりに試したことですが、次のことが判ってきました。

  • 水面近くだと、やはり遠方はキツイ。その代わり、近場が映り易い。海面反射も少なくなる。
  • レーダーの駆動音が結構あるので、低い位置だと帆走時の無音を楽しむ時に耳障り
  • レーダーの総合性能はやはりマストトップ。でも重量物を上に持ってくるのは・・・・?施工も面倒。
  • マストトップだと駆動音は気にならない。

という感じです。ヨットとしての帆走を気にするならスターンにパイプやアーチを出して装着。レーダーとしての性能なら文句なしにマストへ装着というところでしょうね。私はマストに装着しましたが、実際の帆走にどれぐらい邪魔になるかというと、私には全く判らないレベルでした。あとタッキングの時にまれにジブが干渉しますが、事実上無視できるレベルでした。

さて、マストに付けるとして、一番大変なのは配線をどうするか?

まずデッキですが・・・

20110917_125341

定番のコレを流用するのが一番スマートなんでしょうね。ただ、ゴムグロメットで防水してるので、時間が経つと雨漏りするんですよね。

20110917_013122

既に航海灯の配線から雨漏りした跡がありました。黒かびの跡が・・・。

そこで、金具はこのタイプを利用し、ゴムグロメットの上にシーカフレックスを山盛りにしておきました。。。

 

肝心のマスト~アンテナまでの配線ですが・・・・ボースンチェアで宙吊りにて作業をしたので写真が撮れませんでした

でも、2名一組で行えば、そう難しい作業ではなかったです。作業手順は・・

  1. マストに穴をあける
  2. 糸に錘をつけたものを上の穴から入れる
  3. 下の穴から針金をU字に曲げて糸を引っ掛ける。これは簡単にひっかかる。
  4. 糸を細いロープに・・・ロープを電線に・・・と徐々に太くしながら、上と下の人間が「イチ、ニ、イチ、ニ」と声を合わせながら引っ張ると上手く行く

という感じでした。尚、一人でやって出来ないことはありません。 (過去に一人で取り付けた記事リンク)・・・が、強烈に面倒で大変だったのでお奨めしかねます。

 

20111204_152523

航行中のレーダーアンテナはこんな感じに見えます。。。。

レドームアンテナ取り付け部分・・・
ヒール対策としてジンバルマウントにて取り付け。
マウント上部の四角い箱は四六時中ジンバルによりケーブルが揺れるので何時か断線するのを見越し、ジャンクションボックスを屋外用防水アルミケースを利用して自作。
P1020201
全体像・・・
P1020200

その3へ続く(たぶん)

2011年12月 5日 (月)

ブームキッカー

セイルの伸びだけでなく、「バーストの危険性」をプロから指摘され、可及的速やかに対策とる必要出てきました。

それに伴い?ブームバンクの増設をしておきたくなりました。トッピングリフトの省略などが可能になりますのでニューセイルの形にも僅かながら影響あるかなと。。。

元々、以前ウエストマリンで「ブームキッカー」なるものを輸入して手元にあったのですが・・・延び延びになってようやく重い腰を上げたという感じです。

さて、そのブームキッカーですが、こんな箱に入ってやってきました。

20111204_093332
小型乗用車(プリウス)の室内にギリギリ入るぐらいの長さの箱で重量は大したこと無いです。

このブームバンク、FRPポールのしなりを利用した単純明快な作りですが、マストとブームへの結合はどうやるのか?購入前は色々謎の多いシステムでした。ということで、例によって工事記を・・・。

20111204_094646
まず、マスト根元に取り付ける金具ですがこんな感じの部品です。上の丸い棒をセイルラフを入れるグルーブ穴に差込み下に落とします。

20111204_094620
外から当てるとこんな感じですね。これをグルーブの中にいれ、丸棒に切ってあるネジ穴を利用して固定します。

が・・・・うちの艇のグルーブ穴には入ってくれませんでした。

その場合はマストにネジ穴をタップで切ってボルト固定します。このボルト・ドリル・タップもキットに付属されていました。実に良心的な製品ですね~。

20111204_095502
こんな感じでタップ切ってみました。なお、タップハンドルは付属されません。。。しかしタップハンドル持っている人ならタップも持っているような・・・?逆もまたしかり?良心的だけど、、この辺りにオチをくれてごちそうさまという感じです。笑。

20111204_100300
こんな感じでマスト側の施工は終わりです。

20111204_110855
次にブーム側のブラケットを固定します。この写真じゃよく判りませんね・・・

20111204_111209
これが全体像です。ブームに上の写真のスライダーをビス止めし、そのスライダーに三角形のマウントを差し込みます。バンク本体はトグルスピン差し込んで結合すればOKという単純な作りです。
ブラケットも付属ボルトで固定することになってるのですが・・・ブームの中にはリーフ・アウトホールシートが通ってますので、ビスの頭が出っ張ると何となく干渉しそうな気が・・・。どうせ取り外すようなものでもないので、リベットで固定しました。4.8mmモネルリベットでしっかりと固定すること出来ました。

尚、ブラケットの位置ですが、キッカーのテンションを考え、「こんなもんかな?」という位置に細いタッピングビスで仮固定してテストしてみました。前後位置は結構シビアに決定する必要がある事が判り、この事前仮固定は大正解でした。

20111204_130811
最後に根元にもトグルスピンを通し作業終了。1時間弱で装着完了で、事前に考えるよりもあっけなく作業終了という感じでした。

20111204_130721
これが全体像です。こんな単純な作りですが実用性はメチャクチャあります。何でもっと早くつけなかったんだろう???と思うほどに利便性増しました。
特にリーフ時などは圧倒的に安全性高まるだろうと感じます。
あと、至極単純ですので壊れるような部分が皆無ってのもいいですね。複雑になればなるほど故障しますしね。

解禁

いやー、長かったです。

秋口に行った手術・・・全治2ヶ月の診断でしたが、ドクターの予告どおりキッカリ2ヶ月かかりました。先週末、ようやく「解禁宣言」を頂きました。

そのような訳で、前回乗った時は「もう夏も終わりだねぇ」と思って乗った記憶がありますが、既にすっかり冬モードです。

船底は目に見える程の養殖場状態。
これでホンマに走るのか?と言うほどに立派に育ってます。
でもペラに付くとやっかいなので、フネの点検に来るたびに舫ったままペラ回して予防はしておきましたが・・・・さて?

20111204_152513
空は冬空、凄く高くて濃い青色。とってもキモチイイ。

なんとか速度の方も帆走すれば5ktちょっと出てくれます。でも機走はマックス4kt。。。振動は出ていないのでペラそのものは大丈夫そうですが・・・・・まあ、春先までこのままかな。汗。。

しかし、それ以上に気になるのが上の写真のセイルです。
どんなに頑張ってもトップバテンが物凄く開きます。というか、これ以上メインシートにテンション入れるとブームがドジャーに干渉してしまふ ドジャーを欲張りすぎて大きくしすぎか??でもそれ以前にセイルが寿命ですね・・・・。

この写真をセイル屋に送ってアドバイス頂戴したところ、「フットを切ってリカットすれば凡そ解決するけど、このセイルの場合ケブラー以外の部分は弱い膜なので、中風程度でバーストする可能性も非常に高いから・・・リカットよりも新規に考えられた方が・・・・」とのこと・・・・。このサイズの写真じゃ判りませんが、実際は虫食い状態で向こう側が良く見える部分も多いんですよね。

来年の保管料金も苦しそうな当家の大蔵省財務状況・・・埋蔵金を発掘できるかどうかが勝負になりそうです。。。

ところで、シングルハンドを楽にするために、ドッグハウスのメインシートトラベラーをコックピットに移設(増設)しました。

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やっぱこの場所だとセイルトリムが楽です。というか、やる気になりますね。
でも大人数で乗るときは簡単に外せるようにしておきました。その時はドッグハウスのトラベラー使えばコックピットが広く使えますので
一連の取り付け作業記録はまた後日・・・・。

20111204_152614
快晴・濃紺の海と空・遠くに富士山・日没近い太陽・・・・・ああ、やっぱいいですね、海は!

2011年12月 1日 (木)

オーパイ覚書 SIMRAD編

SIMRADオーパイでクラッチタイプをチョイスする際・・・

  • コンピューターAC12
  • ヘッドユニットAP28
  • ドライブSD10
  • 方位センサー FURUNOサテコンSC30

上記で問題なく動いたとの海外情報あり。(後日加筆:問題なしです)また、別のサイトで

  • NN3DとAP28でトラックモードOK(後日加筆:問題なしです)

との記載あり。

別サイトには

  • AP24/28とも、Simnet(N2K)を備え、NN3Dとの連携が可能(後日加筆:問題なしです)

と記載あり。

しかし別サイトには

  • NND3DはXTEとウエイポイントデータをN2Kには出力していない

との記載あり。本当か???(これに関してはちょっと眉つば)

だがそれ以前に英語版NN3DはVer1.0からv2.xまで5-6回はバージョンアップしてるのに、日本語版は未だに登場時のまま。フルノ日本サイトのナブネットオーナーページはログインしても何の情報も無し。やる気あるのか?と苦言を言いたく・・。
そのあたりを考えると、各種オーパイと英語版NAVNET3Dの連動は情報集めても無意味かもしれない。OSの種類が幾通りもある訳だから。。。

レイマリンの場合

  • フルノMFDとst7001とSPX-30でトラックモードOKとの記述発見。但しNN3Dかは不明(後日加筆:新情報あり。下記参照)

との記載あり。

その他、判ったこと・・・・

  • SD10はRaymarineリニアドライブT1と比較し、6~7掛けのパワーのようだ。
  • 耐久性や修理などのソフト面を勘定するとSIMRADの方が好意的意見が多く見られた
  • SIMRADのメカニカルドライブはクラッチオフで若干重さがあるような記載あり
  • SIMRADは「ノードリフトモード」という特徴を持つようだ。GPSプロッタで目的地を設定し、そこに向かう間を「ノードリフトモード」でオーパイオンにすると、偏向無しに一直線で向かうモードのようだ。(後日加筆:非常に有効だった)

後日加筆(2013/4)

ナブネット3DとレイマリンオーパイSPX-5/30コンピューターでのトラックモード連動成功しました。コントローラーユニットに新型のp70を使えば問題なく動作してくれました。詳しくはこちら。

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