今年の船底清掃
船底がもう限界。特に機走のバックが言うこと利かない。
本当は船底塗装は5月末ごろがベストシーズンと思うのですが、このままじゃ危険すら感じるのでそろそろやるかと・・・・。
スケジュール見ると・・・げ・・・今週末逃すと、数日続けて作業出来るのはGWまで無いことが判明。助っ人の手配なんて言ってる場合じゃなく、急遽やることに決定。
そんな訳で今回の船底は一人なので、タイムテーブル作って時間厳守で超特急にて。。。
上げてみると、思ったほどでは無い・・・。船底そのものはウッスラとコケのような藻がところどころに有る程度。機走だとダメだが、帆走ではそこそこ速度が出るのに納得。
ペラは・・・やはりかなり溜まってました。
だが、去年の11月頃潜水してスクレパーでほぼ完全に取り除いたこともあり、思った以上に付いてないです。去年の3月に塗って、7月に機走がほぼ不可能になり、一度素もぐり
してラフに清掃。その後11月にもう一度本格潜水しました。
ですので、夏場を乗り切れば11月~3月の5ヶ月間ではそんなに付かないものだと判明しました。
あと去年の夏、ペラクリンを塗ったはずなのに全く効かない・・・・アテになるのか?とこのブログに書いたところ、メーカー指定の乾燥時間と下地処理を厳密に守ると1年は楽に持つよ。とのご指摘を頂戴しましたので、今回は厳密にやってみます。
その他、スルハルなどにはかなり溜まっています
あと喫水線部分はかなり辛いです。特にバウは水流強くて剥げるのでしょうね
それと、突起部が凄い事になってます。
これ、元は何だか判りませんね・・・・。
スピードログの水車と、測深計のトランデューサーです。
水深が突如1mとか表示されることがあったのですが、これが原因のようです。
マリーナの高圧ジェットを借りて落とします。
これ、本当に良く落ちますね。すごかとです。
これのお陰でペラ研磨含めてジャスト3時間で下地が終わりました。
さてペラ研磨ですが、これが非常に役に立ちました。3Mの「不織布表面処理材CNSベベルブラック#120」という塗料などを剥がすディスクです。ペラが数分でピッカピカになりました。
こんな感じでギュワーンと。この面はものの10秒でピッカピカ。
シャフトのネジ部などは真鍮ブラシが効果的でした。
黄金に輝くペラが出来上がり。。。この後はダストを良くふき取り、徳用ブレーキクリーナを丸々一缶使って脱脂しておきました。
あと、もう一つ、ナイスでクールな道具が。。。
こちらの棒状のワイヤーブラシ。スルハルの穴の中を一気に綺麗に出来ました。
スルハルも地肌が出てキレイキレイ。
この後、船底塗料にSEAJET033ブラックを2回塗り。
シャフトとシャフトブラケットとスルハルには金属にも塗れるSEAJET034ホワイトシャークを。
ペラ面にはペラクリンを塗ってみました。今回は初めてメーカー指定の時間も完璧に守ってやってみます。耐久性にどれだけ差が出るか???あと、シャフトブラケットを前後してSEAJET034とペラクリンをシャフトに塗り分けてみました。今までシャフトのペラクリンが効いていた試しが一度も無いので・・・自己溶融型の034と、表面を滑らせるシリコン系のペラクリンのどちらが有効か?対決です。
全部塗り終えたと同時に日没を迎えました。。。1日で一人作業は結構キツイですね。
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コメント
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当方では、船底掃除、お気軽に出来ないです、上下架作業で、F950円税別、船台費6,500円/日です、
1日上架で、4.5諭吉・・・・高過ぎ、関東の係留費並み・・・桟橋からとテンダーで、船の廻りのフジ壺を落としてます。後はブラシでゴシゴシぐらいが関の山です。
海水の汚いところほど、フジ壺が発生しやすいそうです。仕事の途中に船に寄って、サボっていると、Y25Ⅱの上架作業中でした、係留桟橋から、作業桟橋へ、3年ぶりの船底塗装、自走は不可ですので、作業船に引かれて、着岸、オーナー様が、焦って、風下側の舫を取ってる、船は舫を中心に、回転する。
舫は反対になるはで、相当焦っている様子でした、見かねて、ロープを持って走り、舫を取り直してやりました。こんな所、当方は不親切です、
船底掃除風景、廻りに養生ネットを張ってる、良いですね。こちらは、吹きっぱなし、廻りの船が汚れること
お構いなし、後で洗浄機で吹けばOK。気楽な作業場です。
投稿: K・S | 2012年3月22日 (木) 11時31分
昨日、船底後初出航してきました。
感動的なほどに良く走る・・・・・・。
というか、今までがフネとして危険な状態だったんだと再認識するほどでした。。。
でも年に何度もは出来ないですよね・・・コスト的な問題で
投稿: Adagio | 2012年3月23日 (金) 14時28分