毎年、桜が咲く日曜日、「湾奥クラブ」というボートクラブの定例お花見行事があります。もうかれこれ10年近くは続くこの行事・・・クラブ発足以前から海の仲間としてお付き合いさせて貰った人ばかりなので「同窓会」という雰囲気もあり、毎年のシーズンインを告げる楽しみなイベントになっています。
基本「湾奥クラブ」はボートのクラブですが、ヨットで参戦です。
目指すは東京都内の築地市場の目の前に位置する「浜離宮」。
東京湾マリーナから機走で約2時間ほど。
ボート時代はゲスト沢山呼んで出航したものですが、ヨットになってからは1時間を越える航行の場合は船酔いの問題があり、そちらのケアが面倒で(心理的に。)、
そのような訳で、シングルハンドで行く予定でしたが、、お隣のk船長お電話したらお付き合いくださるとのこと。
午前8時半出港
4月にしては真冬の風という感じの冷たい風が吹いています。
だが空はスッコーンと抜けるような快晴。
出来たばかりの東京湾ゲートブリッジが美しい。
今回は東京港内を走るので帆走できず(禁止)全機走・・・
ゲートブリッジをトコトコと6ktほどで巡航。
この橋、、、なんというか、、、ロボットみたいな面構えしていますね。
ゲートブリッジ(東京港東航路)を抜け、有明を通過し、東京港西航路へ。
そしてレインボーブリッジが見えてきました。本日は橋三昧です。
個人的には、こちらのつり橋タイプが好きです。レインボーブリッジ・・・綺麗ですね。
レインボーを下から見上げる。なかなか無い構図なので新鮮です
そんな中、VHFに入感。
「Adagio、Adagio、Adagio、感ありますか、こちらTRITON4」
湾奥クラブ会長の小川氏から入電です。
後ろを追って走ってきているとの事。彼の艇はティアラ36というバリバリのスポーツフィッシャー。走る姿が素敵です。
お互い向き合いながら見せあいっこ。(って文字にすると何かヒワイな雰囲気が・・・)
なかなか走行中の自分の写真って無いので、お互いに撮影会です。笑。
その後、一足先に彼は浜離宮に入りアンカリングを。
我々ヨットはチンタラと後を追います。
尚、ここ浜離宮は浅いです。庭園側は本当に浅く、当日も1艇座礁していました。
特にヨットにはキツイ場所です。その上当日は春の大潮。集合時間が干潮一杯マイナス5センチ!という究極の時間でした。
浜離宮上流側水門には水深計が設置されており、それは3mを示していました。
私のヨットの水深計は3.1mを指しています。
その後、浜離宮内水面のど真ん中から海側をアンカリングのために漂いましたが、2.9-3.1mを示していました。どんなに引いた時でも内水面中央から海側を航行すれば
問題は無さそうです(注!!!:この情報で座礁しても一切責任はもてません。悪しからず)
さて、緊張の着岸です。
既にアンカリングを済ませたTRITON4の左舷に横抱きさせてもらいます。
ただし、ここの海底はヘドロが厚い様で、毎年なかなかアンカーが効きません。
その為に各々アンカー入れてから横抱きをします。
2艇身ほど離れた場所でアンカーレッコ。
そのままアスタンでゆっくりとTRITON4に近づき、TRITON4乗員の手助け頂きながら無事着岸完了。
先日とりつけたウインドラス&アンカー・・・なんとか問題なく仕事してくれました。
こんな感じで横に5艇抱き。圧巻です
そうこうしているとお隣にOz船長率いる「GAT」がやってきて、今度はうちに横抱きです。ボートとボートに挟まれての珍しい図。。。
浜離宮には桜が咲き誇り・・・・「春ですねぇ」
でもまあ最後には「花より団子」そして「爆睡」となるわけです。
毎年のお決まりのパターン、、水戸黄門、必殺仕事人、ヤッターマン状態なんですが、、、それでも楽しい年に一度の集合です
午後1時過ぎ・・・我々はボートの仲間たちより帰路に時間が掛かる為、一足先に出港。
天気予報では「南の風弱く」のはずですが、出てみると良い風がビュンビュン吹いています。
帰りは遠回りになるが、東京西航路を出て、そこから荒川まで帆走を。
だが、西航路に近づくにつれて風が相当あがってきます。
どうも地形的に風の通り道となり、局地的強風のようですが・・・体感では10m近く吹いている気がします。
メインセイルは上げるに上げられない理由があり・・・・(そのうち後述)
ジブだけ上げてみます。
かなり吹いているので、こわごわと・・・まずは2ポンリーフ状態で。
アビームで6.5kt記録。おお、、ジブだけでも走るじゃん。。意外です。
その後、完全追っ手の方向へ針路変更。ここでフルジェノアに展開。
平均7kt、ピークで8kt超えます。
ジブ一枚だとセイルトリムも楽ですね。。。
そんなこんなで午後4時にマリーナ到着。楽しい一日の幕が降りました。
k船長、デッキハンド有難う御座いました。。。
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