清水タンク増設 (旧Adagio)
Ki船長の下へ嫁入りした旧Adagioに清水タンクを付けると言うことでお手伝いを。
といっても、自分が持っていたときにタンク部材を買ってあったので、それを元にして更なるモディファイとを。
清水タンクはビータスのポリ製を使用。
ニップルなどは好きなところに取り付けるタイプのタンクですので、まずは裏側に手が入るようにインスペクションハッチを取り付け。
ハッチもビータスの純正品を使用。
アウターフランジとインナーフランジをタッピングビスでタンクを挟むような構造です。その間に防水スポンジを挟むようになってました。
タンクセンサーはフロート式を取り付けてみました。
タンク側はステンのパイプにフロートがはまっているだけの構造で、錆びるような部分が無く良い感じです。
そしてニップルなどを取り付けタンク側は完成。
水位計もマリン用の一般のものを使用。
キャビン内の任意の場所にホールソーで穴をあけ、メーターを差込み、裏からネジ止めして完成。特に難しい場所は無かったです。
タンクへの給水は陸上のホースをダイレクトに接続出来るようにコネクタをつけてみました。
完成したので通水。
しかし・・・きゃーーーー。
大量の漏水。
インスペクションハッチの蓋の間からピューピュー漏れてきます。
どうやらタンクがポリで平面じゃないため、微妙にハッチの蓋が歪んでOリングが密着しないようだと判明。。。ってビータス純正同士の組み合わせなのに。。。
ここまでやったところで精神的疲労が出て終了。後日ということで・・・・。
さて、後日。Ki船長と対策会議をしました。そこで大幅に路線変更。
- ワンタッチで水を給水できたらいいね。
- でも万が一の漏水考えるとキャビンに上水道を引き込むのは沈没の危険あるので嫌だよね・・
- じゃあ電磁バルブ+タイマーの組み合わせで、ボタンを押して数分間だけ通水するように改造してみよう。
- それでも水圧での水漏れが怖いから、マリン清水ポンプと同じ圧力になるような減圧レギュレターも入れてみよう。
- ハッチの水漏れは厚手のゴム板でパッキンを自作してみよう。
ということになりました。
さて、電磁バルブ・・・・。ネットで色々見繕ってみて、「桃太郎2」というバルブを通販で買ってみました。
100vを加えた間だけバルブがオンになり、停電するとバネの力で自動オフになるバルブです。これに室内照明用のプッシュオフタイマーというのを組み合わせてみました。
システムとしてはこんな感じです。
減圧レギュレーターを通して陸上のホースにつなげます。バルブがタイマーでオンになると水が入る仕組み。タイマーオフ、または停電によってバルブは閉じます。給水してオーバーフローするとエア抜き配管から余分な水は抜ける仕組みです。
この後は写真撮り忘れて完成写真が無いのですが・・・・・・・
べりーーーーぐっど!!
凄~~~く良いじゃなぁい~~~
ギャレーで水を使っていて、清水タンクの残量が少なくなったらタイマーのボタンをワンプッシュ。すると勝手に水が入って5分程度で止まってくれます。満水の時にプッシュすれば5分ほどタンク内をリンスしてくれます。
これなら清水タンクの水を積極的に使う気になりますし、毎週使っていればマンション貯水タンクに比べりゃ余程綺麗なはず。また、ギャレーの蛇口にはトレビーノ水フィルターを付けてるので、バクテリアなどは実用上問題にならない程度に濾過してくれますので、ギャレーの水を飲むことも可能そうです。(まあ飲む飲まないは船長に任せるとして・・・)
今までこのシステムの草案は暖めていたんですが、何分電磁バルブがやや高価なもので、二の足踏んでました。資金力のあるKi船長さまさまです。
想像以上に使い勝手が良いので、新Adagioにもこのシステム頂きます~~
Ki船長、工事お疲れ様でした
そうそう・・・水漏れすが、厚手のゴムパッキンを自作したら止まりました。ヨカッタ。。。
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