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2013年2月 3日 (日)

廻航2

ワタシのような連続航続距離が丸1日もあれば十分満足しちゃう軟弱船長には想像も付かないことなのですが・・・

今、廻航を御願いしている船長の行動パターンが読めないです。

前回、クルーの方が船酔いダウンされ、那智勝浦に入港されました。

Nati2 <↑那智勝浦にて>

さて、今後どうなる?と思っていましたら

「那智勝浦でました」と、一枚の写メールが。
Nati1 <↑那智勝浦沖の朝日>

その後、暫し行方知れず。
夜になっても、更には翌朝になっても連絡が無し。
流石に心配になってきます。
かといって2名で走ってることを考えると、オフワッチは貴重な睡眠時間に当ててるでしょうから余程の緊急連絡じゃないと電話も出来ないです。

どうしちゃったかなぁ・・・・志摩辺りにお知り合いがいらしゃるとのことなのでその辺りか?

と思っていたところにメールが。

「真正面からの風が長く続き、下田を目指したけど断念して御前崎に到着」

とのこと。

1
げげげ・・紀伊半島先端から下田まで一気の予定だったんですか。。。。

自分のヲツムの中の行動範囲と余りにかけ離れた世界。

改めてKAZI誌などを読んだりしたら、鳥羽レースとか沖縄レースとかの廻航で少人数で一気走りが載っていますが・・・別世界の話だと思っていました。

改めて目の当たりにすると凄いもんだと感心しきりです。

廻航話と全く別の余談になりますが、、、、
こういう航海前提だと、フネの作り(艤装)が全く変わってきますね。
極力電力は使えないと思った方がよいから、オーパイの使用なども考えなきゃいけない。
眠い目を擦って深夜の当直などでオーパイも頼りに出来ないとなると・・・
少々鈍感でもひたすら真っ直ぐ走ってくれる船のフネの方が心強いでしょうね。

正直なところ、いわゆるオーシャンゴーイング艇は自分の使用目的には全くマッチしていないので興味無いし(不要とか否定じゃないです)、シングルハンドでジブ影を常時ワッチの為に凪ぎの海でもレーダーは必須と思って常に使用してますが、この航海では多少の効率を落としてもハイカットジブの方が良いかもしれないし、ワッチの方法も変更した方が良いかもしれない。

勿論今までも理屈としては判っていたけど、こうして目の当たりにすると強く実感しました。
(とはいっても、、、ワタシ自身はこの先10年こういう航海の機会に恵まれることは無いと思うので、短期集中乗船ハイテククルーズを目指すと思いますけど・・・)

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