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2013年4月 8日 (月)

トイレ整備

手動マリントイレが水漏れ激しく、また見た目も劣化が激しいので電動トイレに交換することに決意しました。

Dsc_8525

選んだのは格安で有名なTMCマリントイレ。ジャブスコ互換タイプということらしいです。
今までに何回か買ったことがあるのですが、特に安かろう悪かろうの部分が無いので今回もチョイスしました。

Dsc01844
ネット広告では表側の写真はよく見るので割愛して裏側の写真を・・・・。
また、綺麗なうちに一度分解して中身を見ましたが、ジャブスコのとほぼ同じ構造でした。だが「互換」とはいきませんね。配管のサイズも違うしパーツの形も違う。
構造は一緒だけど互換性は無かったです。

尚、今回は家庭用サイズの「ラージボウル仕様」をチョイス。
自分はちょっとお腹がヘタレで結構使うんですよ・・大きいの・・・。。。。

あと、どうせ交換するならと思い、配管も一新。
その際、今まで気になっていたベントループをつけてみようかと。

さて、何時もながらにトイレの修理は嫌なもの。
その為、トイレにパイプ洗剤をぶち込んで配管の中に入れ、スルハルバルブを閉じて暫く放置しておきました。
その後十分にリンスして先日行った船底清掃の際に配管を外して乾燥しておきました。
更についでと言っちゃ何ですが、徹底的に清掃した上、トイレの壁と床のカビの生えたシリコンシーラントを剥離して打ち直しておきました。これだけで随分見た目の印象が変わりました。

Dsc01833
次に配管を交換するついでにベントループ入れてみました。

Dsc00689
こちら純正のループ。ここにサイフォンブレークなるものを・・・。

Dsc01856
こちらが挿入後です。取り付ける前まで、一体どのような構造になってるのか不思議でしたが、頂点の部分に空気用のワンウエイバルブとして鳥のくちばしみたいな形をした2枚のゴム弁が入っていました。
外から空気は入るけど、中からは水圧かかると漏れない仕組みです。

本当にもれないのか不安でしたが、完成後テストすると一滴も漏れません。ゴム弁が劣化したり、潮が結晶化すると微妙に漏れ出しそうですが、簡単に外して清掃できるのでまあよしとします。

あと、こういう弁構造なので、スルハルと吸入ポンプの間に入れると、ポンプを回すとエアを吸っちゃいます。その防止策として説明書には電磁石で強制的に弁を塞ぐ「ソレノイド」がオプションであるので使ってくれとなっていますが、、、日本ジャブスコにも本国取り寄せ品で在庫なしとのこと。ウエストマリンカタログにも載ってません。

仕方ないので省略しようかな・・・と思いつつも、サイフォン現象で水が入る心配があるのが以前から気持ち悪かった・・・・どうしても付けたい・・・・・。

そこで色々考えていて、ふとひらめきました。

「そうだ。ポンプの後に入れりゃいいのではないか」と。

つまり スルハルバルブ>トイレ吸入口>サイフォンブレーク(ベントループ)>便器の清掃水吐出口  と接続してみました。

結果、大成功。配管が倍に増えますが、安心感は数倍に増えました

Dsc01849
デジカメ持つのもイヤな手の汚れ具合だったので、一気に完成写真まですっ飛びます。。

Dsc01852
家庭用サイズと同じラージボウル、なかなか良いです。
ち○ち○もちゃんと入ります


トイレが無いと心配だったのですが、なんとか春までに一件落着。これで一杯できます。(なにが?)


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ヨット」カテゴリの記事

コメント

やっぱり中古艇を手に入れるとトイレは交換したいですよね。
ゆとりがあるならやはりラージボウル。とは言っても昔の小さな家庭用サイズですが。。。マリン用のコンパクトボウルよりははるかにマシですよね。
僕は外洋航海を考えているので手動です。
給水側のスルハルもセンターラインに近い場所に移設しました。
これでトイレ充電やトイレタックは必要なしで、快適に一杯できます。( ^ω^ )
僕も他艇の整備で給水側のベンティッドループをスルハルとポンプの間につけてから気付いて、ボウルとポンプの間に付け直したことがあります。元々付いていたボウルとポンプの間のホースを交換しなければいけないという発想がなかったもので。。。先日、僕のブログにもトイレ整備の記事を書いたときに説明書を読んだらきちんと書いてあったのですが。。。(・・。)ゞ

こんにちはオーシャンセーラーさん。

なるほど、所変われば品変わるですね。。。
うちの場合は電源の心配は無いことと(生活の都合上、最長でも2泊の航行なので)、電動ポンプの汚物破砕カッターの効果でゲストに故障させられる心配が少ない面から、もっぱら電動トイレを愛用しております。

ところで、先ほどそちらのブログのマリントイレメンテの項を改めて拝読しました。
「取り説にディスチャージホースを外さないこと」のくだり、大変参考になりました。
というのも、ホース径変換アダプターとホースの径が微妙に緩い場所が一箇所あって水漏れし、ホースバンドで絞めすぎたらプラスチック製のパイプが変形してしまいダメにしてしまったのです。無茶はいかんな・・・と思っていたのですが、ジャブスコの取り説にはキチンと書いてあるんですね~。大変勉強になりました。

あとTMCマリントイレの説明書には、トイレのインレットとスルハルの間にサイフォンブレークを入れるようなイラストが載っておりました。エア吸わないのかな・・・?と疑問に思っていたのですが、これもジャブスコの説明書には載ってるんですか。。さすがジャブスコですね。

もし参考にしたければジャブスコの取説はメーカーホームページで確認できますよ。
電動のマリントイレで気を付けなければいけないのは、バッテリーと排出不足ですね。

一度、モーターの不調だということでお世話になっている業者さんに連れられて電動のトイレをバラしたことがあります。電動って給水のインペラと粉砕カッターだけで、アウト側は圧力をかけずに粉砕カッターの遠心力だけで排出しているようです(あってます?)。で、排出不足で粉々になったトイレットペーパーかティッシュかわからないものが長時間使われていなかったことによって乾燥し、粘土状になり団子状態で粉砕カッターにこびりついてモーターの回転を止めていました。。。

すべてバラして取り除いて確認すると粉々のトイレットペーパーかティッシュかわからなくなったものがインペラ側にまで達していました。。。

特にゲストはボウル内の汚物が見えなくなればいいとだけ思ってしまうのでしょうね。使用した後は離船前にせめてバケツ一杯の清水を流しておいたほうがよさそうです。排出不足と長期間の未使用が引き起こしたトラブルだったようです。。。

この分解の時にバッテリーを切るのを忘れて、ボタンをポチっ!粉砕カッターにこびりついていたものが散乱。。。地方だったこともあり、あきらめて完璧に分解するからと、お世話になっている業者さんにスーパーで安い服を一式と温泉代を経費で落としてもらいましたとさ(≧∇≦)

ループをその位置に着けると、ポンプが壊れて漏水した場合に水がどんどん入ってしまうのではないでしょうか?この場合スルハルーポンプ間を立ち上げてもサイホン効果で浸水します。
我艇ではループの高さを普段は海水面より高くしておいて、ポンプを使う時だけ配管をおじぎさせて、海水面下に持って行きポンプを動かせていました。ループはショックコードで手を放すと水面より高い所へ上がりそこの金具に載せて勝手には落ちないようにしていました。
変則技だと思いますが如何でしょうか。

ちょっとpc離れておりましてお返事遅くなりまして申し訳ございません。

>オーシャンセイラーさん。
「粉砕カッターの遠心力だけで・・」(あってます?)の件、あってございます
まあ、あれですね、、インペラ使わない渦巻き式ポンプと同じような原理で行っているようですね。
仰るとおり乾燥してしまうと厄介ですよね~~。

以前タイマー回路を追加し、ワンプッシュで30秒保持するように改造して使っていたことがあります。ただ、微妙なコントロールしたい時に反って邪魔に感じ、次の艇の時には標準状態に戻してしまいました。
潮咬みやゴム部品固着防止の為にも1週間に1度は30秒程度まわすクセをつけるようにして現在に至っていますが、こうしていれば今のところ電動トイレでトラブルに遭遇したことはありませんです。

>ニンニンさん
なるほど、、ポンプ漏水の時には確かにそうですね・・・・。
かといって仰るとおりサイフォンブレークつけないと立ち上げしても余り意味無いですものね。。
そういう現実考えると、変則技、なかなかに有効そうですね~~。


予算さえつけば、タイマー回路と電動ボールバルブを組み合わせ、スルハルバルブの後にもう一つ電動バルブを挿入したく考えています。
凡そ5秒程度で開け閉め出来るのと、電力も1A程度なので電動化のデメリットはコストだけの問題になってきますのでやりたいのですが・・・そのコストがどうにも・・・。
青銅製の電動ボールバルブはインアウト両方で4万ぐらいしちゃうので・・うーむ・・・です。設計図までは作ったんですけどね
システムとしては「水洗ボタンを押すとインアウトのバルブが開く。その5秒後に20秒間水洗動作し、終了後バルブが閉じ、システムの電源も落ちる」という内容です。

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