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2014年1月10日 (金)

液晶埋め込み型モニタの作成

私と同じGPS/レーダーを使用している船友人の某船長が
「キャビン内にサブモニタを取り付けた」
とのこと。

Navnet3DはHDMIかDVI入力のディスプレイがあれば、モニタを増設することが出来ます。
また、USB端子に汎用マウスやキーボードを接続すれば、GPS/レーダーをそれらで遠隔操作が可能になっています。

そこで、キャビン内にディスプレイを増設されたのですが・・・・

P1040657

左側に見える配線ケーブルがどうにも気になると某船長。

P1040658
キャビンの戸棚にこのように穴をあけて配線し、ディスプレイを留めたのですが・・・

P1040652
デザイン上にもちょっと浮くなぁ・・・と某船長。

そこで

「それなら、右側のスイッチパネルと同じような雰囲気のものを作り、そこに埋め込んでみたら???」

と提案。

で、、、言いだしっぺは作業をする。という原則のもと、私が作業を請け負うことになりました。笑。

さて、、、どうしよう・・・・。

とりあえず元のパネルの採寸および調査から開始。

P1040653
ふむふむふむ・・・2.5mm厚の樹脂パネルの上に0.5mm程度のヘアラインステンレス化粧板で仕上げてあります。

以前、自分の艇で作った配電盤と同じ手法で何とかなりそう・・・・

そこで正確に採寸し、PCドローソフトで設計図を引き、ステンレス加工業者に発注を。

仕様は3mmSUS304ヘアライン板。切り出しはレーザーカットです。

数日後、ステン板が届く。

そこにディスプレイを埋め込む訳ですが・・・・

どうせ作るならキレイにやりたい。

そこで、ディスプレイの表面にはガラス色のアクリル化粧板を取り付けることに。

さて、まずはステン板・・・

P1040676
下処理をするためにマスキングやら何やらを作業。

次いでアクリル板。

P1040673
裏面にモニタと同じサイズの窓をあけ、その周りは黒で塗装。
アクリルの仕様はガラス色&カット&周囲は45度面取り研磨加工で発注。

P1040675
で、、塗装完了。

これを両面テープでパネルの穴に接着。

位置を絶対に間違えられないので、定規を両面テープで貼り付け、これをガイドにしてアクリル板を接着。しばし重石を乗せて圧着。

P1040677
P1040678

ここまで出来ればあとはもうちょっと・・・。

ヨット棚のドアを借りてきているので、そこに穴あけをしてパネルを装着。

下の写真はパネル穴あけ直前の養生&ケガキ線入れ。

ジグゾーで切り取りました。

P1040674
最後に電子機器を装着し、いざヨットへGO。

P1040652_2 Before ↑
After ↓
P1092560

P1092554
一体感が出た・・・・と思います。(あくまで主観。笑)

それにしても人様のモノを加工するのは、物凄く気を使うものですね。ケガキ線とかは5~6回チェックしちゃいました・・・・自分のだと、ケガキ線そのものを間違えていたなんてこは日常茶飯事なんですが。。。。


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コメント

チョ~かっこいい。。。

あにがとうございます

おひさしぶりです

相変わらず凄まじくハイレベルなセンスと技術ですね!
もはや私の中ではナウタよりAdagio氏の方が格上です

過分なお言葉、、、恐縮です。。。。 ありがとうございますです。

こんにちは、お正月に
またまたハイセンスな作業をされていたんですね
凄いの一言です。

こんにちはフェニックスさん。
お褒め頂き恐縮です

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