ビミニ改造
今まで、ウエストマリン製の激安ビミニを使っていました。
骨組みと天布一式で実売5万ぐらい。半端無いコストパフォーマンスです。
ただ、安いのにはある程度訳がありました。
ヒンジがプラスチックだったり、フレームが22mmアルミパイプ差込組み立て式だったりでグニャグニャなんですよね。かといって実用上問題あるかといえば・・・余り問題なし。
前に乗っていた船にも同じ物を取り付けてましたが、新オーナーに代わりすぐ横に係留されていますが、丸3年経過して問題出てません。
が・・・・・365日張りっ放しだと心配なのも事実です。特に大雨降ったときにテントに水が溜まり、フレームが大きくしなるのです。そのまま潰れそうで夏場の夕立の時にフネを離れるのが心配でした。
そこでフレームをステンで作り直そうと思い、、、、丸2年が経過
実用上問題なく使用できてるので勿体無くて。
でもこの3年使ってみて夏場に熱中症の危険が圧倒的に減るのを体感したので、金を注ぎ込んでも惜しくないと感じ、シーズンイン前に全面補修することに決定です。
まず、フレームですが、同じ物を鉄工所に持ち込んで作ってもらおうと色々聞いてみたのですが・・・・普通の曲げ加工と違い、受けてくれるところが非常に少なかったです。なんでもベンダーマシンが一般曲げ加工とは別になるとか。
受けてくれるところがあったにしても、思った以上に高価でした。
うーん・・・と悩み、マリン業界で有名なリガーに見積もりをとったところ、鉄工所より少し高いものの、流石に専門業者だけあって話しがサクサク進みます。部材もマリングレードを当然のように使用しますし、非常に懇切丁寧な対応してくれたので正式発注を・・・。
約3週間後、佐川急便で運ばれてきました。
専用品だけあって、流石に全てが頑丈且つ素晴らしデザイン。餅は餅屋ですね・・・。
さて、テント地ですが、、、サンブレラを使用して自作することに決定。
海外サイトの「セイルライト」から通販でサンブレラその他を取り寄せたのですが・・・・・
今まで使っていたテント地を試しに嵌めてみたら十分使えそうです。
捨てるのも勿体ないので、切れちゃうまでは改造して使うことに決定。
折角輸入したのですが・・・これは予備にとっておきます。
改造箇所ですが、微妙にサイズが違うのでこのようにシワが寄っています。
前後の淵をマチ針で仮固定しサイズを出し、その上でしつけ縫いをしてサイズを確定し、ミシンで縫ってみました(糸は耐防水・耐UVのサンブレラ専用糸「リパーブ」#8番を使用)。
しかしやってみると、1センチもサイズが違うとブカブカになっちゃうことが判明。
思った以上にサイズがシビアで微妙です。
取り外して縫い・・・を数度繰り返しましたが、完全を求めると1から作った方が余程速そうな感じだし、一度縫ってある物を解くと強度も低下するので、ある程度で妥協しておきました。
一番の難関はバックステイを通す穴の位置決めとフラップ作成でした。
フレームの高さを微妙に変えたので穴の位置も数センチずれまして、それの改造に手間取りました。
このあたりは子供や家内の部屋着を何着も作って練習した上での本番となりました。
とりあえずこれで完成。フレームのしなりは「剛性アップ500%(当社比)」という雰囲気でかなりガッチリしました。フレームが強くなったのでテント地のテンションも強く出来、雨水も殆ど溜まらなくなりました。溜まったとしても重量でフレームがしなることも無さそうです。
今後の野望としては、ボートのように四方を囲む「フルエンクロージャー化」です。実はお隣の桟橋のY船長がDIYでフルエンクロ作られており、それに感化されてしまいました。Y船長にアドバイスを色々頂戴しながら何とかここまで漕ぎ着けられましたこと御礼申し上げます。
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