バッテリー増設その2 ~配線作業とインバーター設置~
前回のバッテリ増設の続きで御座います。
重い重いバッテリーを汗だくになりながらも何とか設置完了したので、本日は配線作業を行うことに。
ただ、今回は3kwのインバーターを設置するので、主幹線には常時150A近く流れるため、配線材の太さが問題でした。最低でも40スケが必要。余裕を持って60スケが欲しいのですが・・・・
まず、太いケーブルが必要。何処で入手するか?
その太いケーブルに圧着端子を付けるのを如何にするか?
その2点で悩みました。
秋葉原の電線屋に行ってみるも22スケ(平方ミリ)ぐらいまでは常時在庫しているようですが、それ以上は取り寄せとのこと。
そこでネットをググると、「Monotaro」という工具全般の通販サイト(但し法人向け)に100スケのケーブルも売っているのを発見。本業でMonotaro登録しているので、そちらで60スケ25m巻きを購入。
そして次に圧着端子をどうするか???
前回、小工事を行った際にはマリーナから工具をお借りしたんですが、毎回毎回だと流石に申し訳ない・・・・・。船の配線工事をする度にこの問題に直面していたので、思い切って工具も購入することに。
油圧だと高いので、手動式の一番安いのをMonotaroから購入。
デカイデス・・・。船に常設などとても出来ません・・・自宅でも置き場困りそうだ・・・。
でも機能としては全く問題なく60スケの端子を軽く取り付けできました。買ってよかったです。。
工具と配線材が揃ったら黙々と工事。重い狭い辛いの3K工事ですが、ただ黙々と手を動かすしかない・・・。
主幹線(赤色)は元々ヤンマー3GMディーゼルのスターターが回ればいいだけなので22スケでした。今回の60スケは左の黒いラインのがそうです。こうしてみるとやはり太いですね・・・・。
主幹線他、痛んでいるのは全て新規に引きなおすことにしました。
元もとのメインバンクを引きなおし・・・
新設のバンク2と・・・
バンク3を全て並列に接続・・・・。
端子接続の度に何度も+-を確認し、、、それでも間違いありそうでビビリながら一瞬だけ端子をバッテリに触れてスパークが無いか確認しつつ作業。万が一のショートは怖いです。
そんなこんなで何とか問題も発生せず無事に8個のバッテリが一塊になりました。
充電器を接続し、クランプ式電流計と電圧計を接続し、テスト通電。うむ、問題なし・・。
さて次はインバーターです。
インバーターの取り付け場所に正直困りましたが、クオーターバースの足元が空いていたので、新たに小さなバルクヘッドを立ててその中に装着することに。
こいつがインバーターです。設置にあたり、放熱の処理もしなければならないのでバルクヘッドに通気口やらをジグゾーで作り・・・・・
バルクヘッドをボルトナットで固定し・・・・
インバーターを固定。
通気口は後日ルーバーでも装着予定。
次に最短距離でバッテリまで配線作業。
何箇所かバッテリケーブルを通すための「穴」が必要になり・・・
狭い場所なのでアングルドリルが必要になり、お隣の船長から借りてきました。(有難う御座いました)
お借りしたドリルで、こんな感じに穴を開けていきました。狭い場所でのアングルドリルは偉大です。私も一つ欲しいな・・・
その後、ケーブルを通し、インバーターとバッテリに接続し、通電テストも済ませ無事に成功。
とりあえずは自家発電で100vを得ることまで漕ぎ着けましたが、実用するには配電盤の改造が必要です。
次回、陸電とインバーターのAC100を切り替えるためのスイッチ類や配電盤の改造に取り掛かる予定です。(つづく・・・)
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コメント
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バッテリーを複数使う場合、全部を並列につないで使う場合と一個づつ順次使う方法があるように思いますが、如何なもんでしょうか。充電も同じことが言えるような・・・・・私はシロウトで全然判りませんがディープサイクルバッテリーの充電は難しいと聞いたことがあるような気がします。
投稿: ニンニン | 2014年6月25日 (水) 15時15分
ニンニンさん、こんにちは。
仰るとおりバッテリって奥深いですよね~。
他の趣味での話しですが、大放電・大電流充電を相当な回数行っていまして、その際に燃やしたり爆発させたりしたこともありました
そんな中で感じることは、物理特性・劣化度合い・残容量がほぼ同じセル同士は並列にしても大きな問題を生じない感じです。ただ、Li系のバッテリとかはそうはいかず、かなりクリティカルで一発でオシャカになりますけど・・・
今回のは事前にデータとして入手できなかったので、「人柱」のつもりでやってみます
さてはて、どうなるか~~~。笑
投稿: Adagio | 2014年6月25日 (水) 16時12分
アダージョさん今晩は。突然のお問い合わせで失礼いたします。
年に二度ほど2~3ケ月かけてシングルでクルージングを楽しんでいるものです。時々アダージョさんの記事をみさせていただいております。真夏のキャビンでの炊事にほとほと嫌気がさしてしまい軟弱な人間になってしまいとうとう我慢できずに電子レンジをつけることにしました。
電子レンジ(750w)設置に伴いお尋ねしたいのですが①インバーター(1800w正弦波)取り付け②オルタネータ交換(55A~80Aに)③ついでにバッテリーケーブル交換を予定しています。ついてはケーブルの太さについてお聞きしたいのですが60sqのケーブルに交換されたようですがケーブルの種類(許容電流)は何を使用されてますか。自分としてはネツタフHKIV60sq(許容電流325A・仕上げ外径15.5mm)かワンサイズ落として(38sq・240A)でいくか迷っています。一応エンジンをかけた状態で電子レンジ使用します。バッテリーは105Ax2とエンジン始動専用に一個です 以上、宜しくお願いいたします。
投稿: OBRIGADO | 2019年2月 9日 (土) 23時23分
ご覧いただきまして有難うございました。
直メさせて頂きました
投稿: Adagio | 2019年2月11日 (月) 21時32分
初めまして、アダージョさん。クルージング憧れます。OBRIGADOさんに続いて同じような質問ですが。ご教授願います。只今、キャンピングカーにサブ105A×3で、いろいろとやっており、OBRIGADOさんみたいに、耐熱性もあり、許容電流も大きなネツタフHKIV60sqを検討してます。アダージョさんの画像を見ると、とても取り回しのよさそうな(硬いと狭い空間で大変)60sqですので、ケーブルはどのような物を使用されてるか、またはおすすめを教えて頂けないでしょうか?よろしくお願い致します。
投稿: ヨンジャ | 2019年7月 9日 (火) 11時25分
はじめまして、ヨンジャさん。書き込み有難う御座いました。
また、ブログ停止中状態でお恥ずかしい限りで御座います。
ケーブルですが、三ツ星製のKIVを使っていました。monotaroで確か100スケまで買えました。 どのサイズも柔軟性・作業性は好印象でした。
お勧め・・・というのはお力になれず申し訳ない限りなのですが・・・私自身も手探り状態で本当のところは判りませんでした。ただ、何艇か乗り換えましたが、その中で100スケを使い、インバーターで連続1500w運転をバッテリが切れるまで行い、発熱実測テストしたところ、ケーブル自体はほぼ発熱は無かったです。
蛇足になりますが、ケーブルよりもバッテリスイッチ(マリン用の大きい奴です)や300Aクラスのヒューズ端子(こちらもマリン用)の圧着リング端子とボルト接合部分が一番熱を持っていた印象です。といっても、生暖かい程度でしたので、まあ大丈夫かと思いそのまま使っておりました。
でも、少しでも端子が緩み接触抵抗が増えると、火災に直結するので、リスクがあるのを承知の上でトライして頂ければと感じました。ほんと、怖いので、緩み・錆などの管理は気にしすぎぐらいにされること、お勧め致します~~~(^^)/
投稿: Adagio | 2019年7月 9日 (火) 11時44分
アダージョさん、ありがとうございます!手探り状態で、慎重に慎重にあれこれ考えながらしており、貴重なご意見が聞け、とてもありがたいです。三ツ星製のKIVですね!ありがとうございます。ワンゲインというお店で扱っているKIVケーブルも60sqで電線許容電流:290Aもあり取り回しが良さそうなのですが、値段が高価でして、他に良いものないか探していました。そうですね、気にしすぎるくらいというお言葉を胸に、作業・管理していきたいと思います。本当に助かりました。
投稿: ヨンジャ | 2019年7月11日 (木) 15時11分