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2014年7月

2014年7月 4日 (金)

船舶検査直前にマストトップ停泊灯故障

間もなく船舶検査で業者さんに代行お願いし、備品をチェックしていたら・・・マスト灯(停泊灯)が点かない!ノォ~~~!マストトップの故障箇所を探る時間が無いので、航海灯を丸々交換することに。。
後日、球切れでマストに何度も登るのが嫌なので、先日解禁になったLED航海灯を入れてみました。

P1050309
現在、Koitoと伊吹という2つのメーカーが検定品として出ているようですね。
個人的には伊吹の方がデザイン優れていると思います。

が、、値段につられKoitoの方を選択・・。
マストトップなので見えないのでね。

しかし~~~~、このデザイン~~~~~~・・・・・・・・
(これ以上はあえて言いません・・)

さて、このkoitoの停泊灯ですが、前作のツナ缶(に見えませんか?)と比べ進歩があったのか気になるところでした。
従来のはバラしてみると、とてもマリングレードと呼べた品じゃなく、潮まみれの中で故障しないほうがおかしい欠陥品だったと感じてました。
そのあたり、どうなったのか・・?

P1050310
まず、台座と航海灯本体が別体になりました。台座を船体に取り付け、その上に航海灯を置き、左の白いリングをねじ込めば固定できるようになってます。

なるほど、かなり進歩しましたね・・・。交換は容易だし(台座が壊れなければ・・)、ビス穴から水が入ることもないですね。
肝心の航海灯は密閉状態?なのかな?? 正直、説明書も読まずに取り付けちゃったからよくわからないですが、分解出来ないように見えました。電線もゴムのグロメットで一応防水してあるので、従来品よりも潮に強そうには見えます。少し進歩したような気がします。

が、、、フルプラスチック製のLED電灯。ドンキホーテ行くと980円で売ってそうだけど実売価格はその10倍越えてます。何時もながらに高いこと。 所謂大人の理由が一杯あるんでしょう・・・・・。なんだかなぁ。

さて、マストに登り、航海灯交換作業に入りました。

P1050325
古い航海灯を取り外し、新しいベースをとりつけ、配線を中に引き込みました。
尚、マスト内配線は去年新品に交換済み。

作業して思ったのは従来よりも圧倒的に取り付けと交換が楽になったこと。この点はですねぇ。

P1050333
無事、点灯し取り付け終了となりました。
もう壊れないでおくれ・・・・。

マスト下でサポートしてくれたKiさん、Hさん、お世話になりました。有難う御座いました。

2014年7月 2日 (水)

バッテリー増設 その3 ~最終章~

さて、バッテリ取り付けも最終段階になりました。

今回は写真撮影を忘れて文章のみです・・・。

陸電の配電盤にインバーター・陸電の切り替えスイッチを増設し、切り替えスイッチの上流にバッテリ充電器のブレーカーを噛ますプチ改造を行いました。

さて、緊張の一瞬。試運転です。

インバーターを駆動してエアコンを起動すると・・・・
無事に起動。
安物擬似サイン波インバーターなので、モーターから微妙に「ミー」という音が出ますが、陸電の100V50Hzと違い115V/60Hz駆動となるのでパワフルさが明らかに違います。
連続3000w、ピーク6000wのインバーターで12000BTU(突入電流46Aカタログ値)マリンエアコンは無事起動できて一安心です。

だが・・・・カタログには「消費電流9.6A」と書いてあったので、恐らく12V120Aぐらは流れるだろうと思っていたのですが、予想と全く違い160Aも流れています。
100v側の電流を測定すると15A弱流れています。一方、コンプレッサが止まると1Aちょっとに落ちます。どうやらカタログスペックは「平均して9.6A」って事なんですね。。。ちょっと予想外でした。(今一度確認してみると確かに「アベレージ」と書いてありました。。。)

さて、12vで160Aが常時流れるこの状況・・・・
やっぱ普通に考えて異常です。
バッテリが8個ありますので、一つのバッテリは20A程度なので、それ自体は問題は無いのですが、万が一、端子のボルトが緩むだけで火を吹く可能性が大です。
正直、これを毎度毎度実用にするには・・・・・うう~~んと悩んでしまいます。

1時間ほど連続でエアコンを駆動してみましたが、電圧の低下は予想通りで変な動きはありません。ケーブルの温度も測ってみましたが、一番電流の流れる主幹線でやや発熱がありました。そこ以外は無問題だったので、後日そこを手当てしました。60スケだったのをパラって60*2=120スケ相当にグレードアップすると全く発熱は無くなりました。
インバーターの方も常時1500w供給してましたが、こちらはほんのりと温かい程度。
定格3000wの半分なので、これは問題無い様子です。

ということで、当初の目標の

バッテリだけで12000BTUエアコンを2時間弱駆動する

ってのは成功しました。

ただ・・・・その後が大変でした。

放電したバッテリを充電し始めると、12V60Aチャージャーが延々とフル回転しています。
4時間近くフル出力なので、内蔵ブロアファンも唸りをあげ、筐体はかなり熱くなり、何時か壊れそうな雰囲気漂ってます。

諸々考えると、やはりバッテリーで12000BTUサイズを駆動するのは無理があるな。というのが感想でした。不可能では無いけど無理がある。という感じ。
常識外の大電流が数時間流れますので、トラブルあったときが恐ろしいというか・・・
ある意味、原発的な怖さを感じます。

なので、まともに考えると、ジェネレーターが無い環境の場合、

  5000BTU程度のエアコン 
  又は可能なら家庭用エアコン(省エネ性能が全く違います)
  突入電流に対応できるサイズのインバーター
  最低限一つのバッテリが20A程度になる程度のバッテリ数
  可能ならバルマー社の高性能オルタネータとレギュレター

が一つの解答かな?と感じました。
但し5000BTUですと熱容量が足りませんので、カーテンなどで人の居るところ区切って、そこだけを冷房するという工夫も必要になってくると思います。

尚、このブログをご覧頂いた皆様にお願いですが、余り真似されない方が良いと思います。「160A程度の電流管理なんか大したことない」と感じられる方にはお勧めですが・・・一発事故があったら洒落にならないパワー秘めているので、自信が無い場合は絶対に止められた方が賢明と思います。それとコスパがハッキリ言って悪いです。自分の場合、たまたま友人から激安でバッテリを大量に譲ってもらえたことと、古いインバーターが手元にあったからトライする気になっただけで、最初から買い揃えるのは考えちゃいます。

話が変わりますが、ネットでググると、某超有名な大型ヨットの先達の手記に「夏の暑さ対策」なるものが載っておりました。
「日中は暑いと思ったらラッシュガード着て海に飛び込む。ラッシュガードが濡れている間は日陰なら涼しいのでオーニングを張って涼む。決してキャビンには入らない。夕刻になると塩の塊が堆積するほどバサバサになるが、そういう物だと思い込む。
この話をゲストなどにしても真似する方は殆ど居ないが、船長が率先してそのように涼むと、最終的には皆真似し、涼しいと言ってくれる」

とのこと。なるほどね~~~。確かにその通りかもしれません。
自然の中で遊ぶんだから、健全な姿ですね。

ということで、クルーズ先では日中は海に飛び込み、日中は電気に頼らない方法を模索してみようと感じました。夕方にシャワー浴びる為にポリタン一つの清水を用意するほうが、余程簡単単純ですしね。

ただ、東京湾でそれをやると、夕方には塩の代わりに見たくない有害物質の堆積が出来そうなので・・・湾内では別の方法がいりそうです。

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