初出航
シェイクダウン兼ねて、YBMから保田へ泊まりで出港してきました。
何時もの如くシングルハンド出港です。
往路
1420 風はアパレントで23ktほどの真正面。出港時間は夕方に近い14時20分。
1520 写真は無いですが何時もの観音崎近くまで到達。
噂どおり非常に柔らかい乗り心地。
Vハルの分、速力は低いか?と思うも、7.0kt@3000rpmと32ft艇としては十二分
陸上での写真ですが、、、これがフルエンクロージャーで囲まれたコックピットの中。
春とはいえ海上では身震いするような寒さですが、フリース一枚でも全く寒くない。
こんなんじゃセイルコントロールできない?かというと、
そんなこともなく、極普通にできる。
ヨットのフルエンクロ、「アリ」だと思いますね。一般的には邪道中の邪道ですが。
1520 きっかり3時間で保田入港。金色の海が眩しい。
シングルハンドクルーズでの密かの楽しみとして、もう一つの趣味の写真撮影。
この日は綺麗な日没でいろいろ楽しめました
<洛 陽>
<金色の時>
<別 れ>
季節外れの保田はガ~ラガラ。他に1艇ヨットがいるだけで桟橋全て独り占め。
ゆっくりとお風呂につかり、保田ばんやで夕食をとる。
1830 千葉クルーズでの味方、スーパーODAYAに買出しに。海はいい感じの日没に。
<港 町>
<静寂の時>
翌日
0200 夜中、バウバース・メインキャビン・クオーターバースで寝てみた。
クオーターバースが一番揺れずに寝心地よい。
今までの艇はクオーターバースがエンジンルームの横でクルーズ先だと
エンジンの臭いが若干立ち込めていたが、トレッカー325はエンジンルームが
完全独立してるので匂いが全く来ないのが判明。
今まではバウVバースが船長室だったが、
今後クオーターバースが船長の寝床に決定。
0700 起床。そのまま出港。
0730 浦賀水道の金谷沖まで来ると、見かけの風33ktでほぼ真向かい。
一面ウサギ飛ぶ海になって結構キツイ状況。
だが、ケンノスケデザインの本領発揮か、非常に乗り心地が良い。
車で言うとトヨタクラウン的な乗り心地。
バウに波を受けてもバシッとこないで上手く水を切り分ける感じ。
ただ、その分、スプレーが横に飛ばずにデッキに向かうところがあり
バウデッキは常時ウエット。これは仕方ないな。
0830 浦賀水道の一番波の悪い付近。北の風33kt。
ドジャーまでスプレーが降って来る。
だが、ハードドジャー&高透明フィルム「ベイクリア」のお陰で波を被っても
視界良好かつ一滴もコックピットには入ってこない。
33kt吹く気温12度ほどの中で、フリース一枚でコーヒー飲みながら
たまに当て舵打つ程度で直進してくれている。
悪く言えば鈍感・退屈。よく言えば非常に人に優しく疲れない。
どちらを選ぶかは船長次第。
尚、製作者のケンノスケ先生は
「よく羊を被った狼という形容がありますが、
この船はまさに羊の皮を被った「羊」です」
と仰ってるらしい。なるほど。羊だわ。ウール100%。
1030 無事マリーナ到着。
特に問題もなく初出航兼テストクルーズ終了となった。
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