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2016年7月

2016年7月21日 (木)

ヒールしたら洪水・・・・・の巻

先日帆走中にバウバースに荷物を取りに行った時でした。

ヒールした船内を移動すると、足元に

「べちゃ」

という嫌な感触。

濡れてる!何処だ!!!

基本、普段からビルジは徹底排除しているので、床が濡れているというのは一大事です。

すぐに船底を見るも・・・・あれ?ドライだ。。。

よく見ると、バウバースの物入れの下が濡れている。

原因はエアコンのドレンパンから結露水がヒールで漏れ出したものでした。

P1080438
普段結露水ははドレンパンの横についてる排水口から流れ出るのですが、、、USA製のエアコンはどのメーカーもこのあたりが超適当。必ず数センチ水が溜まるんですよね。

お陰で、今まで乗った中古艇についてきたエアコンは悉く錆びだらけ。そりゃそうですよね。水の中に鉄のコンプレッサーが鎮座してるんですから・・・・・。メーカー問わず、この問題は必ずついて回ります。

今まで乗っていた艇ではそれが嫌で清水ポンプを使って吸い出す作戦に出ていたのですが、それでもどうしても底に溜まってしまいます。

今回の船、エアコンが残念ながらご臨終となっていたので今回新たにDIY設置したのですが・・・・・・やっぱりメーカー指定通りの設置をするとヒールすると洪水になるのが判明しました。って判っちゃいたんだけどね・・・・でも大丈夫かな?と思って施工したんだけど、やっぱ駄目でした。信じた自分がバカだった・・・・。

そこで改造。

P1080449
ドレンパンの底に穴をあけ、プラスルハルをつけました。
が・・・白い平らな部分の厚み分の水が残ってしまいます。
そこで、裏側から接着することにしました。

P1080440
こんな感じ。。。結論からいうとパーフェクトに水が抜けてくれました。

ただ、この取り付け方法はドレンパンの下にスペースが無ければ出来ません。

そこで、袴を作りました。

P1080445
こんな感じに・・・・・。というか、袴を作らずに下の方に置くと、ハルのカーブの為に設置面積が足りず、どうしても嵩上げが必要だったので一石二鳥でした。

尚、接着だけだと何時か剥がれると思います。そこで

P1080444
こんな感じに施工・・・。これならたぶん大丈夫。たぶん。。。。

接着は高粘着のブチルゴムテープを使用しました。

尚、結露水は船底ビルジには落とさず、エアコン冷却水に混ぜて捨てています。海水の流れを利用し負圧を作り、モーターなどを使わずに自然に吸引する装置です。同じマリーナのS船長に教えてもらいました。

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Marvair CR330 Condensation Removal Kit

(画像はホームページから拝借)

かなりいい感じだよ!とのことで、私も輸入して取り付けてみましたが、きちんと動作してくれてます。なかなかいい感じです。

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