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カテゴリー「ヨット」の投稿

2016年11月18日 (金)

ニュージェネレーションアンカーとアンカーロープ&チェーンのテスト

アンカー・・・色んな方式ありますよね。

それぞれ色々な噂を耳にします。

例えばダンフォースは泥は良いが岩には弱い。
CQRはアンカーの王様だが、意外にかかりが悪い。などなどなど。

どれも本当なのか都市伝説なのか分からない事が多いです。

だが、最近はネット動画サイトを見るとそれをテストした画像が沢山出ています。

すると、いわゆる一般的に言われていたのは(動画を見る限り)本当だということが判りました。

幾つもの動画を参考にし、どれも共通して見て取れた挙動を纏めると次の通り

<ダンフォース>
泥に強い。すぐに効く。反転すると滑る傾向ある。

<ブルース>泥には非常に強い。変な落ち方してもすぐに刺さる。反転しても一発で効き直す。半面、海藻・砂利などがあると表面を滑ってまったく食わない

<CQR>CQRタイプと言われるコピー品の動画が沢山出ているが、それを見る限り、一発目の食いに距離が掛かる。(巷の噂通りだった) 反転時も暫く走錨してから食う感じ。だが、海外サイトや世界一周セイラーの情報見るとCQRのシェアは非常に高い。同時にCQRアンチ派の酷評も結構目立つ。コピー品がダメなのか?それともそのような欠点を持つのか??この辺りは判らない。本物は高価すぎて自分には手が出ません。

<デルタ>CQRのヘッドを固定させてCQRの欠点を改善させたもの。確かに動画見てるとそう感じます。ただ、反転時にはブルースほど一発では効かない感じ。

という感じです。

私は安全な水域でシングルハンドで一晩アンカリングで寝たいという希望があり、夜間風が反対に振れても比較的安全なブルースを選択しようかと思っていたのですが・・・動画を見ると砂利だと効かないんですよね。その点がひっかかってました。

しかし、そのような欠点を解消したアンカーとして「ニュージェネレーションアンカー」というのが海外ではシェア伸ばしているらしいです。動画見てても一発目の食い込みが素晴らしく、反転時も一瞬で効く感じ。有名どころではManson社・Rocna社・Mantus社あたりです。
その中でもMantusアンカーは海外有名ヨット雑誌のテストでも必ず首位争いに登場してます。
以前、Mansonアンカーを使ってたことがあり、非常に使い勝手が良かったです。

ウエストマリン見てると、どれも普通に買えるみたいなので今回はMantusアンカーを輸入してみました。

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このアンカーは組み立て式になっており、コンパクトな梱包でやってきました。よって送料も安かったです。(150ドルぐらい)

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ものの数分で組み立て終了。亜鉛メッキなどは大変しっかりしている印象でした。

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今回購入したのは、もともと付いてきたアンカーが船のサイズにしてかなり小さかったから。(ブルースの7.5kg)。
アンカーばかりは大きい方が安心できるので、40ftまで対応できる16kgを輸入してみましたが・・・・でかすぎたかな・・・。笑。

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船にセットしたところ。
アンカーローラーへの収まりもいい感じです。
使った感じとしても問題なく効きます。このロールバーがポイントで、どんな向きで海底に落ちても必ずフリュークが海底に刺さる方向へ向けて安定するように出来てるので一発目でガツンと利くようです。

とはいえ、自分が遊ぶ東京湾ですとアンカリングポイントは泥のところが多いのでダンフォースの方がよく利くし根がかりロストした際も安いので捨てがたいですが・・・。
でもまあ、自己満足ってことで。。。

続いて、

<アンカーチェーンは本当に必要?>

をテストしてみました。普段はフルチェーンもしくは必ず5mはチェーン入れてるので、ノーチェーンだとどうなるのか?を試してみたくなりました。

テスト環境

場所:八景島裏

底質:泥(ヘドロ混じり)のフラットな海底

水深:5m

風:微風

潮流と波:殆どなし

船:32ftヨット

アンカー:7.5kgブルースアンカー(純正本物)

まず、フルチェーンです。8mmショートリンクチェーン(いわゆるウインドラス用チェーン)を使い水深の3倍の15m出してみました。これは何時もの通り普通に効きます。フルチェーンだと特徴的なのは、ある程度の風があってもチェーンはほぼ真下に垂れ下がります。なので、アンカーの位置が推測しにくいです。逆にいうと、それだけアンカーが海底と平行に引っ張られてる証拠ですね。

次に14mmナイロンロープチェーンなし。こいつは驚きました。スコープを3倍じゃ全然利きません。どこまで出せば利くのやら?と思い4倍、5倍、6倍、、、最終的にロープ全部(50m)出してようやく船が止まりました。しかし、そこでアスターン入れると・・・ずるずると走錨します。ええ~~~~~、こんなに違っちゃうわけ???というぐらい違います。まったく違います。教科書では「できればチェーンを数メートル入れましょう」と書いてありますが、出来ればじゃなく絶対に。の間違いじゃないでしょうか?と思うほど効きません。それとフルチェーンと違って、ロープが海面に対して鋭角に入っていきます。これじゃあアンカーを海面より上の方へ向かって引っ張ってるのがミエミエです。こんなに違うのか。と改めて驚きました。普通同一場所・同一時刻に比較なんてしませんから知識としては判っていたつもりですが、実感として気が付きませんでした

結論としては、チェーンは絶対に入れたほうが良い。です。

そういえば免許取った頃、アンカリングに苦労してましたが・・・思えばチェーンを入れるなんて当時知りませんでした。多分そのために苦労してたんだな。と思い返した次第です。

時間がなくロープ&チェーンコンビのテストは出来ませんでしたが・・・そのうちテストしてみたいです。スタンアンカー用はこの方法使ってるので、その差を知っておいた方が良さそうです。

2016年4月25日 (月)

ヨット教室

ヨット教室・・・とは大袈裟な題名ですが・・・・
ここのところ子供にヨットを教えています。
なかなか前に進まずヤキモキです・・・

さて、今日の出港はそこそこ風が上がっており桟橋でも20kt吹いてました。
出港しようか悩みましたが・・何事も経験です。
船を変えてから強風の帆走は初めてなので自分自身の経験にもなりますし・・・・

さて、出港して子供にセイルアップを命じます。

が・・上がらないという。

原因を探ると・・・・ハリヤードがマスト途中のレイジージャックに
引っかかっています。

P1080369
この艇でここに引っかかったのは2回目。
こりゃなんとか対策しないとシビアな状況でドツボにハマりかねませんね。

ハリヤードがマストより前に出てレイジーの金具にひっかかるのが原因のようなので
一度登って水平方向へロープを張って前側にハリヤードが出ないようにしてみようと思います。 思えばジャノー31でも同じトラブルを起こしました。

なんとか引っかかりをボートフックを使って取り外し改めてセイルアップ。
ワンポンリーフを子供に教えつつ、、、手と口を出したいのを我慢しながら彼に操船その他を任せました。(自分で操船したほうがナンボも楽ですね・・・)

教えながら強く感じた事ですが

「ハリヤード引いて」

といっても、、、、何のことかピンと来ない様子。既に教えてあるけど、やっぱり専門用語はすぐにはね。ヨットは専門用語が多すぎだなと感じました。

でもプレゼンや説明においては「専門用語を使わずとも情報伝達できる事が大切」といいますよね。

とは言っても、「ハリヤード=そこの赤い色のロープ」などはまだしも、「ブーム」とか「タッキング」とか、、、日本語言い換えが難しい言葉の方が多くて大変でした。

最終的には覚えてもらうしかないのですけどね。

ま、、私と違って若い頭はその辺の吸収が凄くてちょっと羨ましかったです。2-3度言えば大体覚えちゃう・・・。中年になるとそうはいかない・・・。

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2~3時間走り回り、カップヌードルで昼食。

海の上のカップヌードルって何倍も美味しいデスね。


2016年4月 4日 (月)

ケンノスケデザイン・・なるほどねぇ

P1070746
今回の艇のエンジンルームの写真ですが・・・・・
こうしてみると極普通のエンジンルームに見えますよね。

ではこちらの写真

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エンジンの後ろ側ですが・・・この写真、エンジンルームの中に入って撮影しました。

ヨットのエンジンルームの中に入って??

超大型ヨットならともかく、サイズ的に普通入れないですが・・・
この艇、エンジンの後ろにもう一つエンジン載せられるほどのスペースがあります。

普通で考えればクオーターバース作るべ???
荷物室にするべ???
と思うんですが・・・・
ここはケンノスケ先生のこだわりとのことで、エンジンの後ろ側に人間が入り、エンジン整備を楽にできるように。とのこと。

はぁ~~。なるほどねぇ~~。コアなファンが多いの納得・・・と感じる部分でした。

ただ・・物凄いデッドスペースではありますが。んでも、そのせいで整備無視した艇も多いの事実。どちらをとるか・・・ですね。

初期整備

さて、ヨットを契約し、まずは初期整備。

ただし、今回はこの艇の製造元のディラーさんから購入しました。
また、前オーナーが新艇発注時から関わってるので、全て細かく把握されております。
ディーラーの方から提案があり、初期整備費用込みの価格で購入することになりました。
結果、作業内容もかゆいところに手が届くという感じで大変に助かりました。

さて、ハル自体は問題が無いのですが、一部オズモシスが出ていることを確認しているとのこと。船齢は約10年なので、もうこれ以上は発生することはまず有り得ないので、ここで完全に手を施しておけば遠い将来まで安心して乗れるので、ちゃんと手当てしましょう。(手当てします)とのことで、全部お任せしました。

どうやるのかな?と見ていると、喫水線の部分にポツポツオズモ君がありました。それいより深いところは正常でした。

オズモの場所を削り取り、中を開放して1ヶ月ほど乾燥させながらファイバーパテ~ゲルコートと作業をしていくことに。

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ハルのほうは比較的軽微でしたが、ラダーは結構出てました。
なので、ラダーは全面剥ぎ取ってFRP&ガラス&ゲルでほぼ全面手術になりました。

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お陰で、10年目のリニューアルも終わり、非常に綺麗な船底に生まれ変わりました。

あと、デッキもクリーニングしてくれるとのこと。

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フルチークデッキ仕上げなのですが・・・・「新艇みたいに綺麗にしますよ!」とディーラー談。ほう・・・どれぐらい綺麗になるのか?楽しみだな。と思いつつも、まあ、新艇みたいにってのは言いすぎだろ?と思ったのも事実。

それが・・・・ビフォーアフター

P1080349

あっらぁ~~。驚きました。新品のチークの色になってました。こんなこと出来ちゃうんだ~~。驚きです。

これら、今回は全部販売価格に含まれているので安心して見ていられました。
その間の仕事も手抜きせずちゃんとやってくださり、この場を借りて御礼申し上げます>ディーラーはベイサイドの「シーライフ」さま。

あと、今までの艇につけていたバウスラスターですが・・・・有ると無しでは大違い。シングルハンドにおいては、車感覚で気軽に出港できるか出来ないか?ぐらいの差が有りました。
なので今回もバウスラは予算に組み込みました。
今までの船は外部吊り下げ式を選択しましたが、今回はVハルで取り付け場所に難があるのと、Vハル故のトンネルスラスタが装着しやすい構造になってたので、一般型(トンネルタイプ)を選択。
何処のメーカーにしようか・・・と悩みましたが、国内正規代理店が非常にしっかりしてるSIDE-POWERをチョイスしてみました。

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この艇でレースはするつもりないですが、機走が遅くなるのは嫌なので、トンネル前に水流調整のフェアリング加工をするようにお願いしました。綺麗なスポイラーが出来上がったと思います。

ただ、レースするつもりは無いものの、、、この艇には3翼のフォールディングペラがついてました

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前オーナーがいうに、明らかに速度が変わったらしい。です。機走も速くなった。らしいです。(尚、実測、機走巡航で7kt出ています)

その他、ヨットにしては珍しい船底に大型ジンクつきでした。

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前オーナーは私は直接の面識が無いのですが、KAZI誌とかでもおなじみの超有名気象予報士の方です。
この方の艇なら大丈夫だろう。と安心して買えたのも事実。
実際、「ここまでやる??」というほど、色んな装備がテンコモリでした。
殆ど追加艤装は不要な程のうえ、細かな装備全てが気持ちよく実働していました。
前のオーナーの愛情に負けないようにキチンと整備してあげたいな・・・と感じたました。

約1ヶ月半の陸上整備を経て、この4月よりいよいよ実働に移ります。
さて、今シーズンはどうなるか??楽しみです。


突然ですが・・・・

突然ですが、船を変えました。

今回の乗り換え、紆余曲折がありました。

去年、マリーナのバースが大幅値上げがあったことも手伝い、どうせならば憧れだった40ftに一度乗ってみたくなりました。

だが、コストもかかるし・・・なんせ乗ってる船が売れなければ・・・・

そう思っていたのですが、業者に相談したら僅か数日でお客さん探してくれ、希望価格で売却できちゃうことになり、急遽売却をすることに。

でも、その後が大変でした。

中古艇が本当に少ないのです。新艇に近いような高額な40ftはあるのですが、とても予算に届かず。もしくは全く手入れのされていない格安艇もあるのですが、買ってから多額の費用が必要になりそう。値段が手頃かつ程度の良い中古艇は業者がいうに、「極端なるタマ不足で商品が無いんです」とのこと。
自分の艇が即売れたのも、整備済みの中古ヨットが非常に少なく、探してる客は多いのが理由だと言ってました。

さて、一度売却したが、希望の船が無い。様子を見るうちに1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と経ち・・・
それでも出てこない。

そんな中、ようやく欲しい艇が出てきたのですが、その矢先に実家の父が突然歩けなくなったとの連絡が・・・・船捜してる場合じゃなくなっちゃいました。
そんなことしてたら段々と40ft熱が冷めてきてしまいました。
父のほうは去年脳梗塞を患い、また再発?と焦ったのですが、今回は思ったよりも軽症で1ヶ月ぐらいでかなり良くなり一安心。

さて、どうするか・・・・。
いっそ船がなくなったから暫く他のことやってお休みするか???
そう思っていたところ、同じマリーナ内で以前からずっと気になっていた某有名艇が売りに出てるのを発見しました。ただしサイズは40ftどころかダウンサイジング。でも保管料やすくなるし・・・・・・・・・・・・・・

とりあえず見るだけ・・・と思い、業者に内覧の予約を取ったのが運の尽き。
めちゃくちゃ気に入ってしまい、最初の予定とは全く逆で、サイズダウン方向に走る事に。

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さて、そういう訳で新生Adagioですが・・・・・コアなファンが多い林ケンノスケ先生作の「トレッカー325クラシック」に突然の乗り換え決定しました。

決め手となったのは真冬に試乗した際、後ろのフルエンクロを閉じたままで帆走してフリース一枚でも暑いぐらいの環境で楽しめた事でした。
いろいろやってみて、自分はブルーウオーター派だと自覚したので、この暖かさは大変魅力に映りました。
普通で考えればフルエンクロージャー付ヨットは「異質感丸出し」という感じのヨットですが・・・・・ま、、クラシック艇ということで、今までのフランス系のJeannauなどと比べると対極のデザインで「何でもアリの唯我独尊デザイン」なのでこれでいいかと。。。ボートショーで最新デザイン艇を見ても「俺には関係ねぇ」とウソぶれるし。(←でもちょっとは羨ましい。笑)
あと、いわゆるケンノスケデザインを一度体験してみたかったこともありました。

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内装はいわゆるフルチークデザイン。職人が一つ一つ手作りしてあり、壁の裏側まで全て塗装され、ほぼ全ての家具が船底からFRPで巻かれて立ち上がっていました。
大量生産は絶対不可能で工業製品的には1世代前の作りですが、、、でも最近の組み立て式ヨットに慣れると非常に斬新に感じます。職人魂が垣間見れました。

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写真の通りキャビンの真ん中にハーフバルクヘッドが立ち上がってることもあり、波の中でもミシリともいわないのに少々驚きました。船底は最近じゃ少ないVハルで、噂どおり実にまろやかな乗り心地なのも気に入りました。
勿論良い事ばかりじゃなく、「Vハル=キャビン容積が小さくなる=居住性が犠牲=パワーも居るので速度が遅い」という欠点も当然あります。
こういうの我慢出来ないという方もいらっしゃるでしょうね~~~。

ということで、突然の乗り換え劇です。
新生Adagio、今後とも宜しくお願い致します。





2014年8月25日 (月)

初帆走

Adagio con brio(ヤマハ23)での初帆走出航しました。

各種装備品が正しく動くかも判らないので、本日はメインセイルのみでのテスト航行。

メインセイルは中古で3枚ついてきていて「練習用」とセイルバックに書かれたセイルをチョイスしてみました。
見たところ綺麗な(当社比。笑)ケブラーマイラーセイルで、ルーズフット・ボルトロープ仕様。

桟橋でブーム上に畳み乗せラッシングし、いざ海面へ。

本日はいい南風(7m程度か?)が入っており練習には最適な状況なのだが、8月の日曜日とあって海面が大混雑しプレジャーボートだらけ。時折、50ftぐらいの大型モーターボートが至近距離で突っ切っていきます。お陰で引き波でフネはグラングラン。。。
初めての艇なので結構大変でした。

さて、風に立ててセイルアップ。
久々のボルトロープ仕様で・・・むむむ、結構上げるのが大変です。シングルハンドだとちょっと苦労しそうな重さ。本日は私とTちゃんの2名で出航したので、若干時間が掛かったもの、無事にセイルアップ成功。

写真が無いのが残念ですが・・・普段使っているヨレヨレのダクロンに比べ、使い古した練習用とはいえ流石ケブラーマイラー。物凄くビシッとしている印象を受けます。

まずクローズホールドでのテストスタート。
そして、KAZI社発行の「セイルトリム虎の巻」に書かれているように「トップバテンをブームと平行に。トップリーチリボンは半分の時間ストール。ドラフトは40%ぐらいの位置」にトリムしてみると・・・・

驚愕

体感できる加速力持ってフネが進み始めました。

今まで乗っていたヨットでは経験したことの無い種類のものです。

正直、快感!

そしてアビーム~リーチングと試していくと、セイルトリムすればフネが反応してくれます。
いわゆるクルージング艇と呼ばれる種類の艇にずっと乗ってきたので、実に新鮮な驚きと感動を得ました。

これは一体何が原因なんでしょうか???

フネは各地レースでも使われているヤマハ23ですが、所謂バリバリのレース艇でも無いですし・・・・。設計なんて四半世紀前?のものです。特別にフネが優れているとは思えない。レース「向け」ではあるのだろうとは思いますが。

では乗り手?いやいやいや、これが一番足を引っ張っている。

ではフネの軽さ???現状では生活物資を一切載せていないので・・・これは有り得る。

セイル??? これは間違いなく大きな影響ある。

これら諸々の複合要因でフネの速さは決まるわけですが、やっぱセイルのウエイトは大きいのでしょうか??

普段乗っているAdagio(Jeanneau33サンオデッセイ)は純クルージング艇なので、多少吹かれてもそんなに怖くない反面、微風時は正直遅い。フネの性格からして仕方ないと思ってましたが、セイルだけでも良くすれば大分違うのでは無いだろうか?という気がした日曜日でした。

2014年8月21日 (木)

西へ向かって帆走 素晴らしき金色の海

本日は横浜界隈から真西に向けAdagio(Jeanneau33)で帆走出航。

目的地は千葉は木更津港。

今回は目的地ありきではなく、夏の南風に合わせ楽しく帆走出来そうな行程を重視しての出航です。

8月下旬のとある午前、ほぼベタ凪ぎ。
でも午後前より海風が入るのが東京湾の夏パターン。

予想通り11時頃から風が吹き始め出航。

目指すは木更津港。

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予想通り、ほぼアビームより風を受け、5ktぐらいで進んで行きます。途中、中の瀬の横浜側航路で本船をパスするのに手間取りましたが、中の瀬に入ると本船は一切居なく、快適なアビームの走りです。いいですね、中の瀬のフリー。

約2時間ほど帆走し木更津に到着。

去年来、何度も木更津に訪れるも、様々な事情により上陸出来ず悔しい思いをしているのですが、本日は3度目、、、いや、5度目の正直となります。
前回来た時に上陸可能ポイントを見つけたつもりで、今回は絶対上陸出来ると思っていたのですが・・・なんと予定岸壁が工事が入ってます。5度目も結局NGでした。悔しい~~~~。

さて、どうしたものか?アンカリングでもして休憩するか?と思ったのですが、8月の日差しは強く熱中症になりそうでギブアップ。海上で軽く昼食をすませトンボ帰りすることにしました。

午後3時、帰路につきます。

行きと違って風が上がってます。TWS19.9kt、左舷95度よりの風。時折AWS26ktをオーバーし、メイン1ポン、ジブはレギュラーサイズまでファーリング。ヒールも程ほどになり快適に6.5kt前後で西に向かって突き進みます。

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船首はHDG285度。時刻は午後4時に近づき水平線に太陽が近づきます。ほぼ夕日に向かって進む感じになってきました。

遠く水平線には神奈川県が見える筈ですが、強烈な西日により海面が輝き、目に入るのは「輝く黄金の海」という感じ。風も安定してアビームより吹き続け、波音の中で永遠に黄金の海に向かって突き進む感じ。
ブログ書いている今も金色の海が脳裏に広がるほどの素晴らしい帆走となりました。

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ヨットって優雅に見えますが、実際は「暑い・寒い・冷たい・怖い・ベタベタ」など不快なことが圧倒的に多いのが現実です。こういう条件の整った日というのは実際は余り存在ないので余計に感動出来るのでしょうね~。
自然の美しさに感動しながら走れた良い一日になりました。

2014年8月15日 (金)

初めて見た・・・

お盆休みを利用して・・・・いや、正確に言えば例年のことだけど夏休み取れた試しがないので、、、普通のオフ日だけど気分だけ夏休みになりたくて・・・・
Adagio(Jeanneau33の方)で某所から日帰り往復で保田に行ってきました。

その道中の出来事です。

前方にモウモウと白煙を上げて走るクジラを発見!

が、、クジラにしては速い。しかもずっと潮を吹いている。

ナンダアレハ???

双眼鏡を覘くと・・・

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センスイカン、、潜水艦でした。

その後、すぐ横を通過して行きました。じっくり観察すると船橋(というのかな?)には数名見張りが立ち、まるで戦闘態勢のような緊張感が伝わってきます。
船尾からはモウモウと白煙を上げてます。これはどうやらディーゼルエンジンの排気熱のようです。海中排気しているのか、その熱で物凄い湯気が出ていました。

潜水艦浮上航行は、遠目では「クジラが潮を吹いた」って感じに見えることを初めて知りました。

新展開

色々訳あって更新が延び延びになっておりました

さて、突然ですが、、、

フネがクルージング艇から真面目?に走る艇へ変化がありました

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ヤマハ23Ⅱ レース艤装艇

いきなり純クルージング艇からレース艇へ鞍替え???
っていう訳ではなく、今までのJeanneau33も平行してやっていきます。

この艇は3名で共同維持となりまして、皆で和気藹々と進めていくつもりです。
また、余計な物を搭載せず、基本は走りに向けた艤装を施しつつ、クルージング艇とレース艇の線引きって(自分の中で)どの辺りにあるのかを知りたかったので、その辺りを勉強していけたらな・・・と思っております。

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早速みんなで船底塗装したり、フネを磨いたり・・・頑張っております。

新たなヤマハ23Ⅱは
「Adagio con brio」(アダージョ コン ブリオ)と命名致しました。
従来のJeanneau33サンオデッセイ「Adagio」共々宜しくお願い致します。

コンブリオは湾マリにて活動し、Adagioは各地点々としようかと思っております。(日本一周という意味ではありません・・・。折角2艇使い分けが出来るようになったので、場所を決めず根無し草になるかも?という意味です)


2014年6月27日 (金)

はじめてのレース

先月、生まれて初めてのレースに参加しました。
船長としては勿論、クルーとしても出たことなく全くの未体験ゾーンです。

以前からレースそのものは興味あったものの、そういうジャンルに手を出すと性格上どっぷりと浸かりそうな怖さを感じることと、他の趣味で競争系のものをやっていた時、勝つ為の努力で精神的に疲れまくったこともあり、ヨットはクルージングオンリーで考えていたのですが・・・・・お誘いを受け、一度は体験してみたいこともあり、クラブレースに体験出場させてもらいました。

だがクルーが居るわけでもないので、私と同じく一度もレース経験が無いものの、一度は体験してみたい・・・というお隣の船長と共にダブルハンドで出場。

で・・・出場してみて・・・・

見事なまでの大差でドンケツ!

いやーー、ここまで大差が付くとは思わなかった。(ちょっとナメてましたね・・・)

普段やっているシングルハンドの場合、「安全確実が最優先」で、タッキング・ジャイビング・セイルの上げ下げ全て含めて「一つ一つ確実に」をモットーにこれまでやってきました。
ですが、それじゃ勝てませんので、可能な限り手早くやってみると、タッキング→マーク回航→ジャイブ・・・と場面ごとにトラブルつづき。書ききれないほどのトラブル続きでした。

そのような経験で少しばかり火がついてしまい

今度はもうちょっと人手集めて再挑戦しようじゃないか!

ということで

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友人呼び合わせて5名で再トライ!
事前にマーク回航・ジャイブ・タッキングの打ち合わせなども行い、いざスタート!

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ですが、1レグ上りから船団についていけません。
前回は上り優先させすぎて速度が落ち思い切り引き離された失敗から、今回はスピード優先でやってみるものの、15度近く上り角度が違います。皆さんと同じ角度で上ると一気に失速するし、かといって速度稼ぐと15度近く離れていくし・・・・・・。

トリムが悪いのか?はたまた伸びきったクルージングジブと修理重ねて継ぎはぎのファーリングメインの限界なのか??原因は全く判んないですが(と、感じるスキッパーの腕が一番の原因なんでしょう!自爆!!)どんどん差がついていきます。

後でGPSロガーを見ると(クラブ全艇がロガー装備)下りはまだ良いが上りが悲惨の一言で、ブログのタイトル通り正に迷走船長でした。

初めてのレースでは2レグの大差をつけられてゴールだったので、今回はせめてドンケツ争いを目の前で見れるぐらいにはなろうよ。との合言葉でスタートした筈だったのですが、、、見事1レグの差を付けられてドンケツでした。
最終レグはまさしく孤高の走りでした。

いやーーー、厳しいですね。



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レース終了後、表彰式では皆様に色々とお心遣い頂戴し誠に有難う御座いました。

それにしても皆様凄いです・・・・マーク回航でサッとセイルが交換され、てきぱきとデッキ上で飛び回る姿を見ていると、今まで相当練習されてきたんだな・・・と、クルージング中心の生活だと気が付かなかった新たな発見が沢山ありました。
クラブの皆様、どうも有難う御座いました。


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